憧れの友達の母

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憧れの友達の母

これは僕が小学五年のときの体験です。
春に僕の家の近くの豪邸に小学二年の男の子が引っ越してきました。
名前は裕君という男の子で、二年生の中でも小さく、おとなしい子でした。
そんな裕君と僕はある野球チームで知り合いました。当時僕の家は他の
みんなと違う方向で、いつも一人で寂しく帰っていましたが、裕君が入部
してからはふとしたことで一緒に帰ることになり、それからは野球のある週
末は一緒に帰ることになっていきました。裕君は当時でも今でも珍しいくらい
いい子で一人っ子である僕はなんとなく弟のように思っていました。逆に
裕君も僕を慕ってくれていました。
そんなある日、いつものように家に二人で帰っていると裕君の家に着きました。
いつも裕君は自分の持っている家の鍵でドアを開け、入っていくのですが
その日は裕君がドアに近づくとガチャッと先にドアが開いたのです。
「裕、おかえり」とにっこり笑って、若い女の人が出てきました。僕は
(裕君のお姉ちゃんかな?)と思ったくらい若い人でしたが、「あっ、お母さん」と裕君が言いました。
その人は僕に「ごめんね、いっつも。裕が迷惑かけてない?」と聞いてきた
のでびっくりして「そんなことないです」といって、裕君にバイバイと
だけ言って逃げるように家に帰りました。本当にびっくりしました。僕の
知っている母親というのは僕の母や友達の母親のように太っていて、口うるさそうでもっと歳をとっている人だという印象で
実際周りもそんな人ばっかりでした。。
しかし、祐君のお母さんは正反対ですらっと背が高く、モデルのような人だったのです。
ちょうど思春期だったぼくは一目見て完全に意識してしまいました。
それから毎週ではありませんが、時々裕君のお母さんを目にするようになりました。
裕君のお母さんはいつも長袖のシャツを着ていて、ぴったりとしたものなので
体のラインがはっきりするものを好んでいたと思います。


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