厳密に言えば飛ばされたと言うよりも、部署が無くなっての移動。
そしていきなり現場にも行けと言われて、本社と店舗を行ったり来たり。
辞めたくなるほど嫌だったが、慣れてくると割りとオイシイ事に気がついた。
まずバイトやパートで若い子から人妻までがワンサカいる事実。
バイトの子は数年で辞めるので、辞めてくれると手を出しやすくなる。
人妻はちょっと長くいる人が多いので滅多に手は出せませんが。
2年目にして10人以上の女性と肉体関係になり、常時2~4人はセフレとしてキープ。
女子高生が女子大生になってセフレに…とか美味しすぎる。
そんな毎日だったのでちょっと充実した生活を送ってた。
3年目の夏、夏美という人妻がパートで働き出してた。
初めて夏美に会った時、得体の知れない衝撃が脳内に走った。
俺の大好物な気の強そうな美人。
プライドも高そうでお高く止まってる。
こっそり観察してると「なんでアタシがこんな事を」という感情が見て取れた。
じゃ~ウチでバイトなんてすんなよ!ってな話ですが、夏美には事情がありました。
その事情を知ったのは、夏美が働き出して半年ほどした頃。
12月の忘年会の時に、外の人妻さん(パートのボス的存在)に教えてもらった。
どうやら大手勤務だった旦那がリストラにあい、生活苦のために働き出したらしい。
他のバイトも回ったが続かず、最終的にウチで落ち着いたって話。
最近では旦那とも仲が悪くなり、パートの仲間内に溶け込んで馴染んでるとか。
パートのボスと仲が良かった俺は、何気なく夏美がいる輪に入っていった。
そこで初めて普通に夏美と喋った。
相変わらず生意気なオーラが出てて、アンタなんてと見下してる感が出てる。
それを嫌がって他の社員は近寄らないから好都合。
夏美だけではなく周りのパートさん達に酒を勧め、グイグイ飲ませてやった。
やっぱり酔ってくると口も軽くなる。
小学生の子供がいるから離婚はできないが、高校卒業したら離婚する!と豪語。
さらには「触られるのも嫌」「同じ部屋で寝たくもない」とか言ってた。
男達は若い子がいる方に集まってたので、俺はその輪の中で探りながら飲んだ。
随分とストレスが溜まってるらしく、夏美を含めてパートの皆さん飲む飲む。
しかも酔えば酔うほどエグい話もし出す始末。
やれ『旦那の早漏にはもう限界』だとか『前戯してくれないからアタシもしない』とか『彼氏が欲しい』とか職場で見る皆さんからは想像できない話ばかり。
それは夏美も同じで、旦那とは随分長い期間セックスレスだと言ってた。
俺は自分を売り込むように気を使いながら喋った。
後になって言われたけど、この時から夏美は俺に興味を持ち始めたらしい。
話を聞いてくれない旦那、自分勝手な旦那、優しくしてくれない旦那、に相当嫌気が差してたようで、ふつ~の俺が超優しくて思いやりのある男に見えたんだとか。
忘年会から夏美とは職場でも喋るようになった。
春頃になると夏美の方から積極的に喋りかけてくる感じになり、その態度の変化には俺も内心ウキウキだった。
5月に入った頃、夏美から『相談がある』と言われた。
奥の部屋で話を聞くと、どうやらイジメみたいな事をされてるらしい。
ある男性社員に夏美がチョッカイを出してると勘違いしてるらしき人妻から。
その人妻はその社員の事が好きなようで、いわゆる嫉妬でしょうな。
夏美は別に何もしてないし、社員もそんな気はないって言ってた。
一応イジメとは違う感じで人妻さんには注意しておいたが、陰険なイジメは止まらず。
『何かあったらメールして』メアドを教えておいたから、夏美とはほぼ毎日メール。
そこであっという間に親密な関係になった気がする。
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