世間的にはヤリマンと言われかねないレベル…。
俺は妹の3つ上で、控えめに見ても勉強もスポーツも平均よりは出来た。
普通に彼女もいたし、一般的な楽しい高◯生活だったと思う。
親も明らかに俺に期待していたし、それに応えようと努力もして、そこそこ有名な大学に進んで現在に至っている。
妹はそんな環境でもひねくれる事もなく(疑いを知らなさ過ぎな性格)、俺にも良く懐いていて可愛い妹だった。
中学まではね。
妹が高校に入り、俺は大学へ進んで生活サイクルが変わって、自宅なのにすれ違いが多くなった。
夕飯もバイト先で食べる事がほとんどで、朝にチラッと見かけるような毎日だった。
梅雨に入った頃、休講になったので昼間から家にいたら、妹が男友達と昼過ぎに帰ってきた。
俺の靴にも気づかずにデカい声で話しながら自分の部屋へ消える。
完全に自分たちだけと思ってるらしく、友達の話でバカみたいに笑ってる声が隣の俺にも筒抜けだ。
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