相手は同じ部活の1つ下の後輩、理恵子。
なんとか就職も決まり卒業を待つだけとなったが、情けないことに女だけは知らなかった。
理恵子はさばけているというか男っぽい性格で、男女問わず友達が多い。
一昨日、友人たちと飲んだ後で理恵子と二人で話していたら、『大学生活でやり残したことは何か?』という話になった。
下ネタOKの理恵子ならいいかと思い、「実はまだ童貞なんだ」と打ち明けた。
すると、意外なことに理恵子が「私でどうです?」と言ってきた。
「冗談だろ?」
「今、付き合っている人いないから本気ですよ」
俺は大したことしていないつもりだったのだが、理恵子が同学年の男と別れる際に、間に入って世話を焼いたことを、えらく恩義に感じてくれたいたらしい。
俺はすぐにでも理恵子としたかったが、理恵子は「準備が必要だから」と言って、次の日に会うことにした。
そして昨日、理恵子が俺の部屋に来た。
恥ずかしいことに女と二人だけになったのは初めてだった。
俺が先にシャワーを浴びて、理恵子がシャワーを浴びている間、時間がすごく長く感じられた。
髪を束ねてバスタオルを巻いた理恵子がベッドに腰掛けた。
「今日は私の言うとおりしてくださいね」
理恵子がキスをしてきた。
恥ずかしいことに俺はキスも初めてだった。
理恵子は慣れているらしく、俺の歯の間から舌を絡めてきた。
理恵子の髪やうなじからいい匂いがする。
理恵子「Kさん、上になって」
俺は理恵子をベッドに押し倒して、バスタオルを剥いだ。
きれいな体だった。