「なに中に出してるんだよ。常識で考えろよな」
涼子は、そんな事を言いながら研二の身体を押しのける。研二は、まさかという顔で涼子を見つめている。
「ご、ごめんなさい。でも、脚が絡んで……」
「うるさいよ。言い訳するなって。人妻に中出しなんて、あり得ないだろ? ちゃんと考えろよな!」
涼子は、ぶち切れトーンのまま立ち上がり、リビングから出て行った。動揺した顔で私を見つめる研二。
「やり過ぎでしたか?」
すごく申し訳なさそうだ。私は、気にするなと告げた。でも、私もめちゃくちゃに気にしている。妊娠は平気だろうか? そんな危機感で胸がドキドキする。
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