意外なことに、優理子は本当に拓也君と最後まではしなかった。シックスナインが終わると、二人はキスをしたりしながらイチャイチャと甘い時間を過ごす。
俺が隣にいる優理子を見つめると、
『なんか、ガッカリしてるね。最後までした方が良かった?』
と、感情が読みづらい顔で言ってきた。俺は、本当に拓也君と交際を始めるつもりなのかと聞いた。
『もう、始まってるよ。それが望みだったんでしょ? フフ、安心して。ちゃんとビデオは撮るから』
イタズラっぽく微笑む優理子。俺は、優理子の目が笑っていないような気がしてドキッとした……。
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