私は元は地方のテレビの局アナだったんだけど、結婚を機にフリーになっ
て、細々と司会業やラジオのなんかをしていたわけ。の仕事は一
旦始まっちゃえば一年とか続くし、それなりのギャラが貰えていいんだけ
ど、その仕事にありつくまでが大変なのよ。
昨年の暑い時分、旦那の上司でもある編成の偉い人から呑み会のお誘いが
あって、私は営業がてらいそいそ行ったのね。他にプロデューサーと若い
も来ていた。個室の会場で宴もたけなわとなったころ、編成のお偉い
さんが言うの、あからさまに。
「子ちゃん、どうだ、ここで一脱ぎ二クールで」
いわゆる「枕」せい、ってことね。おいおい、って感じで笑って誤魔化し
ていたけど、プロヂューサーまで近寄って来て、いきなり私の胸を揉んで
きたの。
「子ちゃん、四十路近いのに張りがあるねえ」
とか言って。私はさすがに頭にきたわ。
「やめてください」
って思いっきりビンタかました。そしたら奴は逆上しちゃって、私を畳に
押し倒したの。
「お前、舐めんなよさん編成のお偉いさんのこと、乗っちゃいま
しょう」
「やっちゃうか、うははは」
みたいノリで、大変なことになっちゃった。
「やめて警察にいいますよ」
私は抵抗したんだけど、口を塞がれて、スーツを脱がされて…。はそ
の様子を撮影してるし、私は諦めて、なすがままにされた。
旦那とはもうずーっとご無沙汰だったし、性への欲望も溜まってたみたい
だから、いろいろ弄ばれているうちに濡れてきちゃって、ショーツがびち
ょびちょになるのが分って恥かしかった。彼らもそれに気づいて笑ってる
し。悔しくって涙が出てきた。
結局、素っ裸にされて、後ろから前から横から、いろんな格好で挿入され
た。幸い膣内には出されなかったけど、口とか股とかに、何回も発射され
て、全身ドブネズミ…
感じたら負け、と思ったから必死に耐えてたけど、ダメだったみたい。自
然に身体が反応しちゃって身悶えするのが止められなかった。
「お前、どんだけ淫乱なんだ」
終わって、私が泣きながら着衣整えている時にお偉いさんが言った言葉が
これ。私、ぶっ殺したくなった。
でもまあ、その後、約束通り仕事は来たし、私は泣き寝入りすることにし
た。でも、かのが局に出回ったらしい…。旦那がそれを見た、とい
うの。さんざん詰られた。俺とは出来ないくせに、他人と、しかも複数
で、こんなにイキまくるなんて最低な女だ、とかね。私、言い訳はしなか
った。
で、離婚。でもよかったのかも。ズルズルとこのまま一生過ごすよりは。
次へ行こう。