今まで誰にも話さなかった秘密を打ち明けたいと思います。
小学四年生の夏、僕は友達と二人で川遊びをしていました。
近所の山中にある小川で、水も綺麗で鮎釣りが楽しめるスポットです。
釣り人がいるのは主に上流で、そこには小さな茶屋もあり、ちょっとした観光所でした。
僕達は釣りの邪魔にならないよう、人の居ない下流の方でパシャパシャ遊んでました。
水着を持ってなかったので、最初は草履を脱いで裸足で川に入ってましたが、遊んで服が濡れていくうち、誰も居ないしいいよね、って感じでパンツ一枚になったのです。
もちろんパンツまでびしょ濡れでしたが、帰る前にしばらく水から上がっていれば乾いたでしょう。
自然の山水は綺麗で冷たくてとても気持ちよく、だから存分に遊んだのでした。
お昼過ぎ、そろそろお腹空いたし帰ろうかって事になり、僕達は川から離れ、しばらく大きな岩の上に寝そべってパンツが乾くのを待ちました。
他愛のないゲームの話なんかしながら。
おじさん・・・たぶん四十歳くらいだったと思います。
そのおじさんがそこへ来たのは、パンツが乾ききるのと同時くらいだったでしょうか。
「何や、水遊びしとるんか?」
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