零時過ぎにお迎えのコールがあり、三次会のシダックスの駐車場で待つこと暫し、ハイテンションでどこから見ても酔っ払いの嫁達が出てきました。
タクシーやお迎えでそれぞれ家路につくなか、嫁が4人のママ達とやってきました。
「パァパァ~、みんな送ってくれるぅ~?」
「お願いしまぁ~すぅ」
嫁が助手席に乗り、シートを3列使い搭乗が完了すると、酔っ払いに難儀しながら住所を聞きナビに経由地をインプットしました。
自宅より遠いママが一人いたので、かなり遠回りになりそうでした。
車内は奇声と笑い声、酒と化粧と女の香りで充満していて、検問されたら変な集団かと思われそうでした。
「今日の〇〇ママのお化粧、濃すぎでしょ~」
「ここだけの話△△ママ、彼がいるみたいよ~」
女性はこの手の話が好きみたいです。
3人目のママを降ろして自宅付近に来ると、嫁が気持ち悪いと言いだしました。
酔って車内であれだけ騒げば当然と思い、あと一人だから我慢しろと言いましたが、どうやら真剣みたいで青白い顔です。
酔って車内であれだけ騒げば当然と思い、あと一人だから我慢しろと言いましたが、どうやら真剣みたいで青白い顔です。
少し思案し、嫁を先に降ろすことにしました。
「●●ママごめんねぇ~、先に降りるねぇ~、うぷっおつかれ~、うぷっ」
ヘロヘロな嫁を他のママと二人で玄関に入れると、車に戻り残ったママを助手席に乗せ発車しました。
しばらく話をしながら運転していると、奥さんの返答がとぎれとぎれになっているのに気付きました。
奥さんを見ると頭がカクッとなって、必死に睡魔と戦っているみたいでした。
「疲れたでしょう、寝てしまってもいいですよ。
着いたら起こしますから。
」
着いたら起こしますから。
」
「いいえ、送って頂いているのに悪いですよ。
」
」