同じ学科の好きなコがデリヘル嬢だと聞いて[前編]

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同じ学科の好きなコがデリヘル嬢だと聞いて[前編]
とりあえずスペック

俺:大学3年、ブサメン、オタク、童貞(彼女いない歴=年齢)

好きな女の子:同じ大学、同じ学科、同じ学年、可愛い、黒髪だけど巻いてるいわゆる黒髪ビッチ、背はあんまり高くない、おっぱいは普通、足が細い、AV女優の有村千佳に似てる(以下、仮名で『千佳』とします)。

大学入学した時に、調子に乗って大学デビュー(笑)を目指していた。

メガネからコンタクトにしたり、髪を染めたりした。

そして彼女が欲しい一心で、同じ学科の女の子に話しかけまくった。

たぶんウザがられてただろうけど、話しかけまくった。

ギャル系の女の子は無駄にノリが良いので、リアクションをくれた。

同じ講義の前後、リア充グループに無理やり割り込んで話をしていた。

その中に千佳がいた。

戸田恵梨香ファンの俺は千佳に一発で惚れた。

他にも目星をつけていた女の子はいたが、千佳が一番のお気に入りだった。

千佳はちょっとSっぽい性格で、俺はオドオドしてる童貞だったので、千佳の属するギャルグループの荷物持ちみたいなポジションになった。

と言ってもイジメとかではなく、そういうキャラとしてわざと命令されたりしてた。

向こうからすれば便利な男くらいだったろうが、俺にはご褒美だった。

ギャル達とちょっとでも接点が出来て、俺もリア充になれた・・・とか思ってた。

千佳がTSUTAYAでバイトしてると知ってからは、偶然を装ってTSUTAYAによく出没した。

自転車で片道30分のTSUTAYAに、通い詰めた。

TSUTAYAでは千佳と毎回ちょっとだけ話した。

今考えればかなり恥ずかしいのだが、わざとAVを借りたりして『女慣れしてるリア充アピール』とかしてた。

「最近溜まってるんだよねww」とか、馬鹿な事をレジでドヤ顔で話していた。

千佳もビッチっぽかったので、「AV借りすぎww」とか普通に返してくれた。

内心ウザいと思われてたかもしれないけど。

この辺りが1年の年末近く。

俺はもう完全に千佳に惚れていた。

学科内でもバレバレだったし、同性のオタ友にもしょっちゅう弄られてた。

とは言え学科内では、「童貞がギャルのストーカーしてる(笑)」みたいな、可哀想なキャラとして認識されていたように思う。

そして1年も終わりの3月、学科の懇親会があった。

大学の食堂を学科で貸し切っての、『1年間お疲れ様でした会』的なもの。

オードブルとかジュースが振舞われ、俺はそれをドカ食いしながら、いつもの“ウザがられコミュ力”を発揮して千佳の近くの席を陣取った。

年明けから冬休みが長かったこともあり、話題はちょっと遡ってクリスマスや年末年始の過ごし方が中心だった。

クリスマスでお分かりだろう、俺は千佳を寝取られた。

千佳は、クリスマスに彼氏と過ごした思い出を嬉しそうに語っていた。

どうやら彼氏は社会人らしい。

クリスマスには、「サンタコスをして彼氏とセックスした」とか言ってた。

オードブルを食べながら、吐きそうだったのを覚えている。

千佳はギャルでビッチっぽかったので処女じゃないとは薄々思っていたが、こうハッキリと本人から非処女発言をされると流石に凹んだ。

一方クリスマスの話題をふられた俺は、「1人で寂しくオナニーしたしwww」とか笑顔で自虐ネタを披露して、壮大に滑った。

俺は家に帰ってから泣いた。

とりあえず落ち着くために、隠し撮りした千佳の写真と講義室で拾った千佳の髪の毛を使って抜いた。

ちなみに髪の毛は、講義が終わった後に偶然見つけて拾ったもの。

以来家宝にしていて、何度もチンコに巻きつけてオナニーした。

そしてそれでも悲しみが収まらなかったので、オタ友を呼んでゲームをしながら、この悲しみを打ち明けた。

俺の失恋を話した。

オタ友(ブリーチの十刀のヤミーに似ているので、以後『ヤミー』とする)は優しいので、ちゃんと聞いてくれた。

ヤミー「それは残念だったな」

俺「もう死にたいわ」

ヤミー「待て、死ぬ前に、今だからこその朗報をやろう」

俺「?」

ヤミーによると、なんと千佳がデリヘルで働いているという噂があるというのだ。

学科の男共の間では、密かな噂になっているようだ。

ヤミーは女友達は皆無だったが、学科の男とは幅広く仲が良かった。

ただ、あくまで根拠のない噂である、と。

そしてここから俺の探偵生活が始まった。

本当に千佳が風俗で働いているのなら、是非指名したい。

裸の彼女と抱き合いたい。

ただそれだけを願った。

もはや正攻法(告白して付き合う)はこの時点で諦めていた。

ちなみにヤミーは以前から千佳の風俗噂を耳にしていたが、俺に配慮して黙っていたらしい。

さすがヤミー、出来るオタク。

まず、千佳が本当に風俗で働いているのかを確かめなければならない。

そのためにはどうすれば良いのか。

俺はヤミーとスマブラをしながら作戦会議を重ねた。

そして出た結論を俺は行動に移した。

女子大生というのは、手帳が好きである。

よく講義室の休み時間に大きな手帳を広げて、旅行に行く日程などをワイワイ話している。

俺はその手帳に目を付けた。

仮に千佳がデリヘルをしていたら、千佳ほどの女なら指名や予約が入るだろう。

その日時を手帳に書いているかもしれないと踏んだのだ。

休み時間にそれとなく中身の無い話をして千佳に近寄る。

千佳がもし手帳を広げたら、チラチラと盗み見する。

・・・という作戦を実行した。

手帳に書いてあるバイトらしい日時の走り書きを記憶。

→該当日の該当時刻全て、TSUTAYAに通う。

→千佳がいるかいないかを記録する。

これを複数回行った。

完全にストーカーである。

数を重ねると、「また学科で懇親会したいねwwいつが空いてる?」とか言って半ば無理やり手帳を開かせる技術まで身につけた。

何回かこれを繰り返し、“千佳はTSUTAYA以外にもバイト的な何かをしている!”という結論に至ったの時には、もう秋だった。

2年の10月頃である。

更にはこれと並行してバイトを始めた。

仮に千佳がデリヘルをしていたら、それを指名するのに資金が必要である。

千佳のいるTSUTAYAは残念ながら募集をしていなかったので、近所のスーパーでバイトを始め、バイト代のほとんどを貯金した。

千佳がデリヘルをしているかもしれない!

そう考えた俺は、次の段階に歩を進めた。

ここまできたら意を決してやるしかない。

俺は千佳の大学がある県全ての風俗店の嬢在籍情報を、しらみ潰しに見ていくのだ。

これはかなりリスキーな賭けだった。

全ての風俗店のHPと簡単に言っても、数は半端ではない。

ネットサーフィンと風俗情報誌を駆使し、まず住んでいる県の風俗店一覧をエクセルにまとめた。

この作業には2ヶ月が掛かった。

クリスマスに変なテンションになって寝ずに完成させたのを覚えている。

いくつもの媒体を参考にしたので、この一覧表で9割の風俗店をカバーしている自信があった。

お次は、それを一つずつ見ていって、千佳らしい女の子を見つける作業である。

これを開始したのが2年の年明けである。

この作業にはヤミーも協力してくれた。

2人で二重チェックをかけながら、千佳らしい女の子を探した。

風俗店の女の子の写真は、ボカしやフォトショを多用しているため、困難を極めた。

どれも千佳に見えるし、どれも違って見えた。

これまで視姦してきたあらゆる記憶を頼りに、ヤミーと一緒に一覧表を潰していった。

俺はヤミーに給料を払おうとしたが、ヤミーは断った。

友達だからいらないと言った。

そして更に、『本当に千佳が風俗で働いているなら俺も指名したいから』という動機を明かした。

すぐさま俺のキレそうな顔を見て撤回していた。

そうすること数日、限りなく千佳っぽい女の子を俺たちは見つけた。

髪型、ボディライン、俺の記憶の千佳に近かった。

俺は勇気を出してその風俗店に電話した。

指名し、ラブホテルで待ち合わせる事になった。

当日、上下ユニクロのいかしたファッションで決めた俺は、千佳であろうその女の子を待った。

黒い車がラブホテル前に停まった。

中から、チャラ男が出てきた。

男「俺さんっすか?」

俺「はい」

男「女の子連れてきましたww」

続いて車から、指名した女の子が降りてきた。

残念な事に千佳ではなかった。

だが流されるがままに、一緒にラブホテルに入った。

悲しいかな、チンコは痛いほど勃起していた。

ホテルに入って女の子と話した。

だが、俺はショックでその会話のほとんどを聞いていなかった。

やがて女の子が立ち上がった。

女の子「お風呂、入ろう?」

チンコがギンギンだった俺は、心の中では泣きながら意を決した。

俺「いや、それはやめよう」

女の子「え?」

俺は女の子の誘いを幾度となく断った。

「金は払う、プレイしたと適当に報告してくれ、俺は今日君とは出来ない」

張り裂けそうなチンコをよそに、苦渋の決断を下した。

理由を聞かれたので、正直に話した。

俺はその千佳と肌を重ねたい。

それだけのために努力している。

今、君とするわけにはいかない、と。

あまりに熱弁しすぎて、女の子はドン引きしていた。

残りの時間、女の子は携帯を無言で弄っていた。

俺はベッドで膨らむ股間を抑えながら、ふて寝するふりをしていた。

時間になり、女の子は帰っていった。

これが俺の初風俗である。

ちゃんとお金は払った。

俺は家に帰って、その指名した女の子のボカしの入った写真を見ながら、涙目でオナニーをした。

<続く>

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