妹
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| 元記事サイト:私たちのエッチな体験談
きっかけは実にありきたりで些細な事だったと思います。
僕が小学4年生で妹が小学3年生の3学期末のことです。
両親が念願の一戸建てを購入して僕達は住み慣れた街から少し離れた街の
新興住宅地に引越し別の学校へ転校しました。
新興住宅地というだけあって当時周りは建設予定の空き地と田園が混在し
僕達の家以外に新築の家がまばらに立ち並ぶ寂しい場所でした。
最初は転校に不安だった僕も真新しい自宅から通う毎日にも直ぐに慣れて
2年に一回のクラス替えのタイミングで5年生になれた僕は
クラスにも上手く溶け込んでいく事ができました。
毎日楽しい学校生活を送っていた僕でしたが一つ不満もありました。
当時新興住宅地に住んでいるのは同学年では殆どおらず
しかも住宅地がかなり離れた場所にあったせいで家に帰る時は殆ど妹と2人
友達や一緒に遊べそうな年代の子が近所に一人も居ませんでした。
当然休日も殆ど妹と遊ぶだけです。
友達は僕の住む地区の真反対に住んでる人が殆どで
遊びにいくにも当時の僕にはちょっと遠すぎました。
余りにも退屈した僕は部活を始める事にしたのです。
コレなら遅くまで友達と遊べますし休日は部活で皆と会えます。
両親も快く賛成してくれ僕は当時仲の良かった友達の誘いのままサッカー部に入部しました。
当時サッカー部は第一次Jリーグブームで三浦カズなどを筆頭に
子供達の間で大人気のスポーツでした。
休日は学校対抗の練習試合などもあり
両親は良く妹を連れて試合を見に来てくれました。
父も母も楽しそうに応援してくれましたが・・
一人・・妹だけはいつもどこかつまらなそうにしていました。
「お兄ちゃんだけずるい・・」
この頃の妹の口癖です。恨めしそうにしながら何かとそういうのです。
「お前も部活やればいいやんw」
大して気にもしないで僕は楽しそうに言ったと思います。
「ミカ・・・体育上手くないもん・・」
当時の妹のミカは、一言で表現するといつも
教室の隅に居るようなタイプの地味な子
人見知りが激しくて恥ずかしがり屋でいつも下を向いているタイプです。
妹の容姿自体は普通だと思います。
むしろ兄の欲目でいえば十分可愛い方です。
・・でもこの時期の子供ってニコニコ元気な子が
無条件に可愛く見えるものだと思います。
妹は僕と違いクラスにも上手く馴染めず
友達も余り居ないようです。
転校して仲の良かった友達と離れ離れになった妹は
僕とは対照的に益々人見知りと恥ずかしがり屋が度をましたようでした。
そんな妹は休日僕が部活で居ない時は
殆ど両親と一緒か自宅で一人本を読んだりTVを見たりしていました。
そんな妹の寂しさも知らず
僕は毎日部活に明け暮れサッカー部でレギュラーを貰ったりして
実に充実していました。
季節は夏休みになり僕は部活と友達との遊びに夢中になっていた時です。
いつものように遊びに出かけようとしてふと
庭で一人で遊んでいる妹の姿が目にとまりました。
最近の妹は口数も減って元々暗かったのが
余計にその暗さを増したようになっていました。
日当たりの悪い場所でシートを敷き一人で黙々と御人形相手に
おままごとのような事をしてる妹を見た僕は
急に妹が可愛そうに思えました。
僕が毎日友達とサッカーやゲームセンター
公園や校庭を駆け回りどろんこになって楽しんでいる時に
妹は寂しくこうして一人で遊んでいるのか・・・
そんな事に初めて気がついたのでした。
「ミカ」
僕は思わずミカを呼んでいました。
ミカは何かわからない顔で振り向きます。
「なに?お兄ちゃん」
「ミカもお兄ちゃんと一緒に遊びに行こう」
そういった時の妹の顔は今でも忘れません
まるで大きなひまわりがスロー再生で花咲くように
ミカは眩しい笑顔でわらいました。
「いいの!?」
ミカのこんなに嬉しそうな笑顔を見たのは初めてでした。
いつも嬉しい時もどこか控えめにはにかむだけだった妹が
とても素敵な笑顔で笑ったのでした。
僕はそんなミカの笑顔を見ただけで
本当に声をかけてよかったと思いました。
「うん、良いよでも男子ばっかりだからつまんないかもしれないけど・・」
「ううん、良いよミカお兄ちゃん達と遊ぶ!」
ニコニコと笑顔で飛び跳ねて喜ぶミカ
このとき僕は初めてミカってこんなに可愛かったけ?と思いました。
勿論この時の僕の気持ちは
妹としてみた時の可愛いというものでしたが
今でもこの経験から言えることは、どんな女の子も
良い笑顔で笑ってる子はそれだけで十分魅力的だという事です。
それから僕は出来るだけミカと遊んであげるようになりました。
家に帰るときも出来るだけ一緒に帰り
サッカーや友達との遊びも少しだけ減らして
週に何度かは妹と過ごすようになりました。
そんな僕達を両親はとても喜んでくれました。
そんな事があってから僕達兄妹の関係は前よりも断然よくなりました。
妹は何かというと僕の側に居るようになり
夜も毎日僕のベットに入り寝るまで一日の事を話すようになりました。
「最近はすっかり仲良くなったわね」
母がそんな僕達を見て嬉しそうに言います。
「うん!ミカお兄ちゃん大好き!沢山遊んでくれるもん」
「ミカ大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになる!」
ミカが行き成り言うので僕はなんだか恥ずかしくてビックリしました。
母はそんな僕達が面白かったらしく大笑いします。
「ばか!妹とは結婚できないんだぞ!!」
正直そんな妹の気持ちが嬉しくもありましたが恥ずかしくてぶっきらぼうに
言ってしまいます。
「えー?なんで?なんで?」
妹は良く解っていないらしく不満顔でした。
妹は僕と遊べるようになってから
随分明るく良く笑うようになり学校でも友達ができたみたいで
仲の良い友達の事を僕によく話して聞かせてくれました。
友達はできたようでしたが
妹とは相変わらず良く遊んでいました。
というのも相変わらず妹が何かと僕の所へ来る事もあるし
僕もそんな妹が可愛くてついつい構ってしまうからです。
時間は少しだけ前に進み僕が6年生妹が5年生に上がって直ぐの事です。
「お兄ちゃんキスってしたことある?」
妹がいつものようにベットの中で質問してきました。
「えっ?」
僕は恥ずかしくてとぼけてしまいました。
実は僕は5年生の時サッカー部の試合を見に来たクラスの女の子に告白されてちょっとの間つたないおつきあいをしたことがあったのです。
とはいってもキスは一回きりでその後つまらない事で喧嘩をして
ソレっきりになっていました。
「ある?」
妹が聞きます。
「え・・・・あるけど・・なんだよ」
「本当?」
妹がちょっと不機嫌になって聞きます。
「うん・・一回だけな」
「だれ?」
「ミカの知らない子だよ」
「ふーん・・」
妹がなんだか怒っているように見えました。
「なんだよ急に・・」
「サヨちゃんがねファーストキスは一番好きな人とすると幸せになれるんだって」
どうやらサヨちゃんというオマセな友達に何か吹き込まれたようです。
「ふ、ふーん・・・良くわかんないけど・・」
僕はなんだかドキドキして妹の話を聞いていました。
「お兄ちゃんもその子のこと一番好き?」
妹がまた聞いてきます。
「・・・わかんない・・・好きだったと思うけど・・・」
「わかんないの?」
妹はふに落ちないという顔で覗き込んできます。
実際僕はその子の事が本当に好きだったか解りませんでした。
告白されて舞い上がってつきあってみたけど
喧嘩してソレっきりになってからあの日々はなんだったんだろうと
むなしくなった覚えがあります。
「ミカちょっと顔近いよ」
僕は無意味にドキドキして焦ります。
「ミカね・・ファーストキスはお兄ちゃんとが良いなぁ・・」
焦る僕の隣で僕を見つめたままミカが言いました。
僕の鼓動は早鐘をうって変な汗が額からわいてくるようでした。
「ば、馬鹿!キスは兄妹同士ではしないんだぞ!」
「なんで?」
「何でって・・・なんででもだよ!」
「お兄ちゃんミカの事嫌い?」
「そういう事じゃないだろ!」
「だめ?」
「絶対だめだよ!」
「・・・・・」
「わかった・・もういい・・」
妹は断固として嫌がる僕をみて諦めたのか背中を向けてしまいました。
僕は妹が諦めてくれたことでホッとしたと同時に
少し残念というか勿体無い事をしたなというような気持ちがあることにも
自分で気がついていました。
(相手は妹だぞ・・ダメだよ・・でも・・ミカ可愛いからキスしたらどうなんだろう?)
背を向けて寝るミカの頭を見ながらグルグルとそんなことを考えて
目がさえてきてしまいました。
するとしばらくしてからグス・・グスッと
すすり泣く声がします。
「・・・ミカ?」
なんとミカは声を殺して泣いているではありませんか
「ミカ?!」
僕はパニックになりました。
「お兄ちゃんミカのこと嫌いなんだ」
「馬鹿!!そんなことないよ!!」
「ミカは全然可愛くないもんね・・お兄ちゃんだって可愛い子が良いよね」
ミカはシクシク泣きながらそんなことを言います。
「なんだよミカは可愛いよ・・・そんな事ないって」
「じゃあキスしようよ・・」
妹の泣き顔に弱い僕はほとほと困ってしまいました。
随分長い事だまって悩んでいた僕でしたがとうとう決心します。
「わかった・・でも一回だけだぞ・・もうこういうの無しだからな」
「うん・・解った・・」
ミカはまだ納得してないようでしたが一応了解したようです。
「するよ・・」
「うん・・」
そういうとミカは目をつぶります。
僕はもうやけになってミカの唇に短くチュッとキスしました。
「はいもう終わり!もうしないからな!」
もう恥ずかしいやら何やらで僕はドキドキは納まりません
「うんw」
ミカはいつものような笑顔で嬉しそうに返事をします。
「ありがとうお兄ちゃん!やっぱりお兄ちゃん大好き!」
そんな嬉しそうなミカを見ながら僕の中で少しずつ許されない感情が
芽生えていくのを感じていました。
僕にとってはちょっとだけドキドキする事件だったのですが
妹にとってはコレは今でも大事な思い出らしく
ことあるごとに思い出しては良くこの話をされました。
妹とキスしてしまった事で僕はしばらくの間悩むことになり
逆に妹はこの事を境により自分に自信をつけて明るく可愛くそして大胆になっていきます。
初めてキスをした日を境にミカは少しずつ変わっていた。
女の子らしい魅力がグッと増して明るくハキハキと元気になった。
学校の廊下で出会うととても楽しそうで
前は何処か弱弱しく暗い感じがした表情は年頃の子らしい雰囲気になり
廊下を歩く姿も背筋が伸びてどこか自信をうかがわせた。
それにともない少なかった友達も沢山できて
今まで僕と一緒に遊ぶ事が多かったミカも友達とカラオケに遊びに行ったり
休日家に居ないことも増えていった。
両親はそんなミカをみてとても嬉しそうにしていて
正直僕はちょっと寂しい気持ちもあったのだけれど
ミカが段々と魅力的な女の子に変わって
毎日を楽しそうに過ごしている姿を見て純粋に良かったと思った。
今まで余り積極的でなかったお洒落にも気を使うようになったミカは
兄の僕から見ても随分可愛い女の子になってきた。
父や母はそんなミカが可愛くて仕方がないようで
色んな服を買い与えて着飾るのを楽しみにしているようで
ミカは新しい服を買ってもらうたびに僕に着て見せにきた。
「どうお兄ちゃんこのスカート可愛い?」
ミカが買ってもらったばかりの服を着て僕の部屋にやってきて
くるくると回ったりモデルみたいなポーズを取りながら聞いてくる
「うん、良いんじゃないかな・・・」
ミカは5年生になってから急に背が伸びて大人っぽくなった。
以前と比べて自信たっぷりな雰囲気で僕と話をしてる時も
なんだか挑発的な女の子独特の目線を感じる
僕はなんだか恥ずかしくてミカとまともに
視線を合わせられないようになっていた。
「似合う?」
「うん、似合ってるよ・・」
「ちゃんとみて!」
ミカは僕が恥ずかしがって目線をそらすのが気に入らないのか
ズイズイと迫るように見せ付けてくる
「わっミカ!見てるって!」
僕はドキッとしてしまった。
というのも僕は部屋の床に寝そべって本を読んでいたので
視線的にはミカを見上げるようにみていたのだ
だからミカが側にきたせいでスカートの中の白いパンツが
丸見えになってしまったのだ
「うそ!ちゃんと見て!」
「わーミカパンツ見えちゃうだろ!そんなに側にくるなよ!」
慌てた僕は立ち上がって思わず口走ってしまった。
「あっ!」
僕に指摘されたミカは急にほっぺを赤くしてスカートを抑えた。
「お兄ちゃんのスケベ!」
「ばか見せたのはお前だろ!スケベじゃねーよ!」
「もーしらない!」
ミカは顔を真っ赤にしたまま怒って部屋を出て行ってしまった。
「なんだよ全く・・・自分が見せたんだろ・・」
僕は独り言で悪態をつきながらも
さっき見たミカの白いパンツが頭から離れなくて
気がつけば下半身が大変な事になっていて
(妹のパンツ見て何やってんだ俺!!)と自分が情けなくなった。
6年生と5年生になった僕達は母親にやんわり注意された事もあって
なんだか意識してしまい一緒にベットで寝ることはなくなっていた。
ミカはなんだか残念そうだったけど僕も正直恥ずかしいし
最近のミカが側にいると変にドキドキするのでそれで良いと思っていた。
その日も普通に宿題を片付けてサッカーの朝練のために早く寝ようと
ベットに入ったときだった。
コンコンっと部屋をノックしてパジャマ姿のミカが部屋に入ってきた。
「お兄ちゃんもうねた?」
「ん?なんだミカ」
「・・・・」
「もう一緒には寝ちゃだめなんだぞお前もデカクなったからベット狭いんだからな」
「もー違うよ!」
「ん?何だよ早く言えよ俺明日朝早いんだから」
「・・・・」
ミカは少し言いにくそうにしながら話し始めた。
「お兄ちゃんもやっぱり女の子のパンツとか見たいの?」
顔を真っ赤にしながらそれでも真剣に聞いてくる
「なっ、何いきなりへんなこと言ってんだよ!!」
僕はビックリしてベットから飛び起きてしまった。
「ちょお兄ちゃん声おおきい!」
「馬鹿なこと言ってないでさっさと寝ろよ」
ミカに注意されて思わず声を殺す。
「・・・・・」
重苦しい沈黙のなかで僕の心臓だけがドキドキと五月蝿くなっているようだった。
「見たい?」
「だからなんなんだよ・・・」
今一妹の質問の意図がわからなくて困惑する僕
「私の・・パンツみたい?」
「馬鹿!見たいわけないだろ!妹のパンツみてどうすんだよ!」
本当に何を言い出すんだと仰天しました。
でもソレと同時に強く見たいという気持ちも湧き上がっている自分にも
腹が立ちました。
そんな風に慌てる僕の気持ちを見透かしたように妹は
決心した表情で言います。
「ミカ・・お兄ちゃんにならいいよ・・お兄ちゃんがパンツみたいなら」
「もう良いよ!俺は寝るぞ!ミカも馬鹿なこと言ってないでさっさと寝ろよ!じゃないと怒るぞ!」
僕はきわめて怒ったように振舞いながら布団をかぶって
寝たふりをする事にしました。
「・・・・」
ミカはそんな僕をしばらく見ていたようでしたが
やがてドアを開けて自分の部屋に戻っていきました。
(なんだよもう・・・)
僕はもう色んな事が頭の中をグルグルしてて
とても眠れそうにありませんでした。
結局そのせいで中々寝付けず
朝は母親に起こされて確り朝練に遅刻しそうになり
監督にどやされてしまいました。
その日は結局朝からズーッと眠くて
一日中アクビばかりしていたせいで何度も先生にしかられました。
放課後の部活が終わり家に戻ると
ミカと母が料理を作って待っていました。
ミカは結局部活には入らず母の家事の手伝いをして
料理や裁縫などを母に習っているようで
実際随分と熱心に勉強しているのかミカの手料理は
母と同じくらい美味しくてしかも僕の好きな物を良く作ってくれるので
どちらかといえばミカが作ってくれる方が楽しみなくらいでした。
「貴方今日は大丈夫だったの?」
ご飯をよそいながら目の下にくまを作ってる僕を見て母が言います。
「うん・・監督には怒られた・・あと先生にも・・」
「夜更かしなんか珍しいわね・・なんかあったの?」
僕が日ごろサッカーを熱心にやってるのを知ってるだけに母が心配して聞いてきました。
「うん、ちょっと宿題で解らないところがあったから頑張ってたら寝るのが遅くなっただけ・・」
妹がパンツ見せに来たから何て言えるわけもなく
僕は適当にごまかして置きます。
僕と母のやり取りをミカはちょっと罰が悪そうにして聞いていました。
「お兄ちゃんごめんね・・・」
お風呂上りに脱衣所で歯を磨いてると
ミカが着替えを持ってお風呂に入りにきたついでに謝ってきました。
「ミカのせいだよね・・ミカが変な事いったから・・」
シュンとしているミカを見ると僕はどうしても怒れません
正直ミカのせいで怒られたと一日中恨めしく思ってたのに
そんなミカをみてたら怒りは吹き飛んでいました。
「別に・・もう良いよ・・俺も怒鳴って悪かったし・・」
今思えば謝る筋合いはないのにミカが凹んでるのを見て
自分も悪い事をした気さえしました。
「うん、本当にごめんねお兄ちゃん」
「いいから気にすんなってミカが凹んでたら俺もテンションさがるからな」
「もう忘れようぜ・・なw」
ミカの頭をなでてやり笑いかけてあげます。
「うん、わかったw」
ミカは嬉しそうに笑うと服を脱ぎだしました。
「ちょ!お前俺が出てからにしろよ!!」
僕は慌てて脱衣所から飛び出します。
「へへ?んwwお兄ちゃんのエッチィ?w」
そんな僕に向かってミカが無邪気にすりガラスごしにそう言いました。
脱衣所を飛び出す時確り目に焼きついたミカのパンツ姿のせいで
僕は又ドキドキしてしまいました。
ミカは妹だそんな風な対象ではない、僕は必死にそう思っているのに
思えば思うほどに逆に気になってしまう
周りに女の子は沢山居るのにどうしてもミカだけが特別に見えてしまう
どんなに理屈や倫理でソレをねじ伏せようとしても上手くいかない
ミカ可愛い・・ミカの事好きだ・・
僕は悶々とした日々をおくっていました。
そして意識しだすと何気ない事もとても特別に感じるものだという事も
僕はこの頃痛いほどに感じていました。
部活のない日に一緒に並んで登下校する時も
お休みの日に2人でゲームして遊ぶ事も
一緒に勉強したりする事も
兄妹としてじゃれあう事もスキンシップも
ただの兄妹としては至極当たり前で
何のドキドキもしなかった様々ことがとても特別なイベントであると
かじられました。
こんなに可愛い子と2人っきりで遊んだり触れ合ったりしてるって
凄い事なんだ・・・そんな風に思いました。
でも相手は妹なのです。
小6の僕でもそれが世間的に許されない
間違った事である事は薄々わかっていました。
僕のチンチンに毛がはえた頃僕は妹とお風呂に入るのを避けるようになり
最初は不思議がって寂しがった妹も
今は何も言わなくても入ろうなんて絶対にいいません
それは妹も僕も同じように大人になっていくからです。
お互いが兄妹として超えてはいけない線をだれに言われるわけでもなく
感じているからです。
妹の事を妹として見れない自分は絶対におかしい
こんなことは間違っている
妹が可愛いのは当たり前で僕は兄として妹が好きで大事なんだ
そういう風に思ってるのを・・妹も僕も少し勘違いしてしまったんだ
そうやってこの頃の僕は必死に割り切ろうともがいていました。
そのうち彼女が出来ればきっとこんな風な気持ちも収まって
今までどおり普通の兄として妹と仲良くできるはずだ・・と
そんな僕の葛藤を知ってか知らずか
妹は相変わらず昔のまま接してきます。
僕がリビングでTVを見ていると突然後ろから抱き着いてきたり
部屋で寝そべっているとスカートのまま上に座ってきたり
妹が全部飲めなかったジュースを飲んでと僕に手渡してきたり
妹にとってはなんでもないスキンシップなのですが
この頃の僕はそのたびにグラグラと心が揺さぶられる思いでした。
「アニってミカちゃんと仲良いよな」
ある日のお昼休み友達の一人が不意に言いました。
「兄妹だから仲良いの当たり前だろ・・」
僕はなんだか違う意味でそういわれた気がして妙に意識してしまい
ぶっきらぼうに言いました。
「えー仲良いかぁ?俺も妹居るけどいつも五月蝿いしうぜぇし、仲悪いぜ?」
「俺は姉貴いるけどくちうるさいし鬼婆だぜ?」
「でも、ミカちゃんは可愛いしな俺もミカちゃんみたいな妹ならよかったな・・俺の妹ブサ過ぎ」
姉妹や兄妹のいる友達は口々に姉や妹達の不満を話していました。
「やっぱ兄妹で仲良すぎるのって変かな?」
僕は不安になって友達に聞いてみました。
「んー別変じゃねーけどめずらしいっちゃめずらしいかな・・」
「だなぁ」
僕はそんな友達の反応をみて少し不安になっていました。
俺とミカってそんなに変なのか・・と
そんなことがあってから僕は以前より少しだけミカから距離をおいて
接するようになりました。
別に急に無視したりとかそんな事は流石に出来ませんでしたが
出来るだけ用事を作ったりしながらミカと触れ合う機会を
減らせるだけ減らそうと努力してみました。
そんな折でした。
僕は別のクラスの女の子から告白されたのです。
仮にリサちゃんとしておきます。
リサちゃんは特別綺麗だったり可愛いわけでもないし
かといって可愛くないわけでもないごく普通の女の子でした。
今思えば酷い話ですが僕はなんとなくリサちゃんと付き合う事にしました。
しかし今思えばリサちゃんと付き合う事で
自分の中のミカへの不自然な気持ちを忘れようとしたのかもしれません
つきあってみるとリサちゃんは結構良い子でした。
最初から女の子に特別幻想も持っていない僕とリサちゃんは
結構馬が合いました。
なによりリサちゃんは上にお姉ちゃんがいる末っ子タイプで
何処となくミカに似た所がありました。
いわゆる最初の印象が今一から始まった恋は
加点式になるという奴です。
付き合ううちに「あっこんな良い所があるんだ」と思えるし
最初の印象が良すぎるとその後はずーっと「ココがダメ、アソコがダメ」と減点式になる恋と違い
思ったより長く関係が良好に続く場合があるという奴です。
顔や容姿は正直ミカには及ばないものの
リサちゃんはとっても性格がよくて女子に好かれていて
男子にも意外と人気がありました。
「アニくんってなんか大人っぽいよね・・優しいし」
リサちゃんはとにかく誉めるのが上手な女の子でした。
男の子を建てるというか応援するタイプで本当に気立てが良かったと思います。
その証拠に僕のサッカーの試合には必ずやってきて応援してくれるし
タオルやスポーツドリンクを造っては僕へ届けてくれました。
「今日の試合アニくんの?がよかったよ」と
試合後の感想も本当に細かく話してくれて
いかにも熱心に見てくれているという感じで
最初はなんとも思っていなかった僕も
そんなリサちゃんの真心が嬉しくて
だんだんと本当に好きになっていきました。
リサちゃんは毎回試合に来てくれるので
たまに応援に来てくれる母や父やミカとも顔見知りになっていました。
特に母は礼儀正しくて本当に熱心に応援しているリサちゃんを大変気に入ったらしく「あの子は本当に良い子よお母さん大好き」と僕に言っていました。
しかし、そんな風に楽しそうにしている母とリサちゃんの姿を
恨めしそうに見てるのがミカでした。
ミカは僕とリサちゃんが付き合いだしているのを知ってからというもの
何かと邪魔をするようになりました。
たとえばサッカーの試合もミカは最近はたまにしか
応援に来なかったのがリサちゃんが応援に来る時は
必ずやってくるようになりました。
リサちゃんは良い子なのでそんなミカを嫌な顔一つしないで
嬉しそうに一緒に応援していました。
ミカもリサちゃんに対して表向き普通に接してるようにみえましたが
なんというか僕だけにしかわからないものがあるのでしょうか
ミカのリサちゃんへの態度はどこか硬い感じがしたのです。
母もそれは少し感じていたのか
「あの子お兄ちゃんをリサちゃんにとられると思ってヤキモチやいてるのかもw」と言っていました。
見た目は全然違う感じですが
リサちゃんはミカと似てる部分が多く
普通に考えると二人はとっても仲良くなれそうなのですが
そこは本人達にしか解らないものなのでしょうか・・
似てるからこそ嫌なのかもしれません
とにかくリサちゃんへのミカの態度はどこか不自然なかんじでした。
実際アレだけ頻繁に顔をあわせて挨拶していても
特別友達になったとか一緒に遊ぶようになったという事はなく
サッカーの試合やたまに我が家にリサちゃんが遊びに来たときに
挨拶をする程度で特別長々と何かを話したりする事はないのです。
それどころか
家に遊びに来たときなどは何かと僕達の側からはなれず
成績が悪いわけでもないのに勉強を見てくれとかココが解らないとか
何かと理由をつけて邪魔しにくるのです。
僕はそのたびにリサちゃんに申し訳ないと思いながらも
ミカを邪険にする事も出来ずにするに任せていました。
リサちゃんもそんな僕達を仲の良い兄妹くらいにしか思っていないのか
僕達のやり取りを毎回ニコニコと楽しそうにみていました。
そんな訳だから僕もミカのしたいようにさせてしまったのです。
リサちゃんと付き合いだして半年以上が過ぎても
僕と2人だけのときのミカは相変わらずでした。
別にリサちゃんの事を悪く言うわけもなく
構ってくれなくて寂しいと文句を言うわけでもありません
普通に甘えてくるし抱きついたりじゃれてきたりと変わらない関係でした。
リサちゃんと付き合う前は一々ドキドキしていた僕も
最近ではそんなミカの態度に対して普通に接する事が出来るようになっていました。
(ほら、やっぱり妹だから)
妹への不自然な気持ちを僕は克服した。
この時僕はそう思っていました。
リサちゃんと付き合いだして翌年卒業も近い3学期末
僕とリサちゃんは初めて本格的なデートに行きました。
朝から母や父にからかわれながら仕度をします。
妹だけはそんなやり取りを聞こえていないのか興味ないのか
ずーっとつまらなそうにTVを眺めていました。
学校の近くで待ち合わせをして僕とリサちゃんは2人
地下鉄を二つ乗り継いで街の中心にある大きな映画館に映画を見に行きました。
たしか・・見たのはハリーポッターの最初の奴です。
リサちゃんが見たいというのでそれになりました。
僕は本当はSFバリバリのアクションを見たかったのだけど・・・
リサちゃんは終始楽しそうでニコニコしながら
コレから見る映画の原作の話や登場人物の事を熱心に話して聞かせてくれました。
僕は余り興味なかったのだけどリサちゃんが話す事は楽しく聞いていました。
そうこうしてると映画館に到着して
2人で座って楽しく映画を鑑賞しました。
途中ちょっとだけハラハラするシーンでリサちゃんが無意識に僕の手を握ってきてドキドキしたし
映画そのものは思ったより楽しめました。
「面白かったねw」
リサちゃんが帰りに立ち寄ったマクドナルドで興奮冷めやらぬという感じで
パンフレット片手にあのシーンがよかったとか
次が楽しみだとか今度原作の本貸してあげるとか話していました。
僕も意外と楽しめたのでそんな話は別段苦に感じることなく
何よりリサちゃんがとにかく楽しそうだったのでソレが一番嬉しかったです。
「今日アニくんと映画見れて凄い嬉しい・・・」
リサちゃんが顔を真っ赤にして言います。
「うん・・・僕も・・リサちゃんと映画見れて楽しい」
「本当?」
リサちゃんが聞いてきます。
「うん本当だよ!」
僕は心のソコから本心でそういいました。
「よかった・・・私そんなに可愛くないから・・ミカちゃんって凄い可愛いよね・・あんな子が兄妹にいるしアニくんもカッコいいから私いつも不安だったの・・・」
急にミカの名前を出されてドキッとします。
「別に俺は普通だよ、それにミカは妹だしそんなのは関係ないよ!」
僕は力いっぱいそういいます。
「うん、そうだね兄妹だしねw」
「アニくん」
「な、なに?」
「私アニくん大好きw」
「・・・・・俺も・・」
2人して真っ赤になってうつむいていたと思います。
そんな感じで楽しい時間を過ごし
僕はリサちゃんを自宅までおくっていきました。
玄関の前でバイバイをするとリサちゃんは恥ずかしそうに
「今日は本当にありがとう・・」
リサちゃんはそういうと僕のほっぺに可愛くキスをしてくれました。
「・・・・」
お互い恥ずかしくて真っ赤になっていました。
「アニくん・・今度はアニくんからしてほしい・・・」
「うん・・・」
僕はそういうと素早くリサちゃんのほっぺにキスしようとしました。
するとリサちゃんが僕の顔を両手で掴むと自分の正面にもってきて
なんと唇にキスしてきたのです。
「・・・・・・リサちゃん」
「私のファーストキス・・アニくんにあげちゃったw」
そう言うと可愛く無言でバイバイとして玄関にかけこんでいきました。
僕はそんなリサちゃんが消えた玄関のドアをしばらく
ボーっと見ていましたが何時までもそうしているわけにもいかないので
帰ろうと思いリサちゃんの家を離れようと振り返った僕は一瞬言葉を失いました。
「ミカ・・・何でお前・・」
僕は本当に心臓が飛び出るくらいドキッとしました。
なんと漫画やドラマであるみたいにミカが近所の家の影から
僕を見ていたのです。
涙を目にいっぱいにため、唇を悔しそうにかみ締めていました。
「お前なんでこんな所に居るんだよ!」
僕は慌ててミカの側に駆け寄ろうとしましたが
ミカはものすごい勢いで逃げていきます。
「おい!ミカ!!!」
僕も慌てて追いかけます。
確かに凄い猛ダッシュでしたが所詮女の子しかも運動音痴のミカが
サッカー部で鍛えた僕の走りこみに敵うわけは無く
あっという間に追いついて肩を掴みました。
「こら!何で逃げるんだよ!」
「しらない!!お兄ちゃんの馬鹿!!」
「何言ってんだよお前滅茶苦茶だぞ!」
意味が解りません普通に考えて謝るのは妹の方のはずです。
「だいたい何時からお前後付いてきてたんだよ!」
「五月蝿いほっといてよ!!もうお兄ちゃんなんか知らない!!」
何を聞いてもこんな調子です。取り付く島がありません
とりあえずらちがあかないし、時間も遅くなってきたので家に帰りながら
シクシク泣く妹をなだめます。
「なぁ・・お兄ちゃんなんか悪い事したのか?」
「そんなに泣いてばかりじゃ解らないだろう・・ミカ・・」
「・・・・」
ミカは何を言っても答えてくれず僕は途方にくれてしまいました。
結局ミカはこの日一言も口を聞いてくれませんでした。
ミカが口を聞かなくなって3日たちました。
母も父も気がついたらしく喧嘩したの?
珍しいと驚いていました。
僕達も兄妹ですので喧嘩は今までにも何度かありましたが
大抵は悪い方が素直に謝って仲直りしてきたので
今回のようなケースは今までにありません
それにどう考えても今回の原因はミカに有るし
僕の方からはなんとも取っ掛かりがつかめません
ミカは一体どういうつもりなのでしょうか・・・
とにかくこのままではよくないと思った僕は
ミカともう一度話をしないといけないと思い
夜寝る前にミカの部屋に行きました。
コンコンとドアをノックします。
「なに・・」ミカがドア越しに答えます。
「お兄ちゃんだけどさ入って良い?」
そう言うとドアの鍵が開いてミカが顔を出します。
そういえば久しぶりにミカの部屋に入った気がします。
ちょっと前までは小さい女の子と言う感じの部屋だったのが
いつの間にか随分大人っぽい感じになっていました。
「なに?」
随分冷たい感じにミカが言います。
「なあ、なんでそんなに怒ってるんだ?」
「別に・・怒ってないよ」
そうは言ってても明らかに怒っています。
「ミカ!」
僕はイライラして大声を出してしまいました。
ミカはビクッとして表情が崩れます。
ソレを見てシマッたと思った僕は何とか声の調子を落とします。
「いい加減にしろよ・・・何か気に入らない事があったら言わないと解らないだろう・・俺達は兄妹なんだから仲良くしないと」
「・・・・だから」
ミカが俯いてボソッと言います。
「え?」
聞こえなくて聞き返します。
「兄妹だからいやなの!!!!」
ミカがはき捨てるように言いました。
「何であんな子とキスするの?!」
「私のほうが可愛いし私のほうがアニの事沢山沢山大好きだもん!!」
「なんでアニは私のお兄ちゃんなの?!」
そういうとミカはその場に崩れて号泣しだし
騒ぎを聞きつけた両親が何事だと部屋にやってきました。
「どうしたんだ2人とも大声出して」
「何があったの?」
心配して聞かれましたが僕はなんと言って良いやら困り
結局上手く何もいえませんでした。
何を聞いてもミカも僕も何も言わないので
両親は諦めて「とにかく仲直りしなさい」とだけ言って戻っていきました。
「・・・・・ミカ」
僕はうずくまって動かないミカの頭を優しくなでながら
出来るだけ優しく声をかけます。
いつも泣くミカを慰める時にしてきたように
「ミカ・・・もう泣かないでくれよ・・・」
ミカの言ったことよりも何よりも今はミカが純粋に可愛そうに思えてなりませんでした。
「・・・ないで・・」
「?」
「嫌いならないで・・」
ミカが抱きついてきます。
寝る前なので薄手のパジャマからミカの胸が体に押し付けられるのを感じます。
いつもは服を確り着てたりして解りませんでしたがミカはとても発育が良いのかすっかり胸も大きくなってきていました。
「ちょ・・ミカ・・」
僕は慌てて立ち上がります。
「ミカを嫌いにならないで・・・」
そんな僕にミカがなおもすがり付いてくるので
ミカは立っている僕の腰に両腕を回して顔を股間の辺りにこすり付けるようになってしまいました。
(まずい!!)
ミカの胸の感触を感じた事と今の体制に気がついたせいで
僕のアソコは急激に大きくなっています。
しかも僕も寝巻きに着替えてたので服の上からもソレとわかるくらいになっています。
「嫌いになんかならないよ!!ミカ、だから離れろ、な?」
「いやだ!」
ミカはすっかり駄々っ子のようになってしまいがっしりと腰に手を回して
抱きついています。
「あっ・・」
どうして離そうかと思ってたら急にミカが声を上げます。
まずい!と思ったときには遅く
ミカの視線は僕の股間に釘付けになっていました。
「馬鹿・・だから離れろって・・」
僕はこんな場面でしかも妹相手にとても恥ずかしくてばつが悪い気持ちでいっぱいでした。
「私・・・嫌じゃないもん・・」
ミカは恥ずかしがる僕の気持ちを察するかのように
そういうと手で僕の膨らみを触ってきました。
「こら!!ミカなにすんだよ!!」
「ミカは平気だもん・・」
「ミカ!!」
「きゃっ!」
僕は何とかミカの体を強引に振りほどいて離れます。
「俺達は兄妹なんだぞ・・・ダメだよミカ・・」
「嘘だ!お兄ちゃん私とキスしたもん!」
ドキリとしました。
「それはお前がスネたからだろ!!」
それはある意味では事実です・・しかしあの時スネるミカを口実に
コレ幸いとミカにキスしたという罪悪感は確かに僕の内にありました。
「それにそんな風になるのはミカの事すきだからだもん!」
「馬鹿これは男は仕方ないんだよ!」
「うそだ!」
「うそじゃねーよ!」
確かに生理現象ではあります・・しかし僕の内にある封印したミカへの気持ちが少しずつ蘇ってきて自分で言ってて説得力がない気がしてきます。
「どうしてよ・・こんなに大好きなのに・・」
「リサちゃんより私のほうが可愛いのに・・」
「そういう問題じゃないだろ・・」
「私達が兄妹だから?」
「私が妹だからダメなの?」
「当たり前だろ・・兄妹でこんなの変だろ」
「・・・・」
ミカはまた蹲ってしまいました。
重苦しい沈黙の中どれだけ時間が過ぎたでしょうか
いつもならとっくに寝てるはずの時間を過ぎて僕は疲れ果ててきました。
「なぁ・・ミカ・・今はわからないかもしれないけど」
「一生解らない!」
僕の言葉を牽制するようにミカが言います。
「まあ聞けよ・・・俺はミカの大切にしてるよ・・だって世界で一番大事な妹だもん、ある意味ではリサちゃんよりも大事に思ってるんだよ?」
「じゃあミカの事1番好きになってよ」
「ミカそれは出来ないよ・・上手く言えないけどミカの事大事だから出来ないよ・・」
「ミカ・・機嫌直して仲直りしよう・・今はわからないかもしれないけどいつかミカがもっと大人になったら僕よりも好きな人がきっと出来るよ」
「今までずっと友達が出来なかったから解らなかったかもしれないけど」
「今のミカならきっと男子にももてるよ・・」
「もういい・・」
ミカは僕の必死の説得も納得してくれず
そういうとふて腐れたままベットに入ってしまいました。
「もうお兄ちゃんも今日は出ていって・・一人にして」
「でも・・ミカ・・」
「もう困らせる事言わないから今日はもう一人にして」
「・・・・」
なにか腑に落ちませんでしたがそう言われては引き下がるしかなく
どっと疲れが出てきた僕も今日はココまでにすることにしました。
「仲直りしたってことで良いんだよな?」
「・・・・・・うん」
「解った・・じゃあ・・お休み・・ミカ」
「お休み・・」
ミカが布団の中から冷たく言います。
僕は部屋に戻りベットに入ってからもしばらく
グルグルと考えていました。
ミカの事は好きです・・でもコレは絶対に兄妹としてのラインを
超えてはいけない好きです。
総量や重さがあるなら僕のリサちゃんへの気持ちよりもはるかに
大きくて重い好きです。
量や質で勝っているのになぜこの好きはリサちゃんへの好きと違って
そのラインを超えてはいけないのでしょうか・・
道徳感?倫理?常識?ルールや規制概念そういう硬くて杓子定規な
理由はいくらでも思いつきます。
でもそのどれもミカを説得できるとは思えませんでした。
何より僕自身がそんな理屈で納得できていないのです。
「ミカへの好きって気持ちはリサちゃんへの好きって気持ちと
何が違うんだ?兄妹だからって本当に好きあっちゃいけないのか?」
忘れかけていたミカへの異性としての気持ちが
ミカのはっきりとした告白によって蘇ってきて
何度も何度も僕の中でそんな風に囁くのです。
僕はソレを振り払うようにして硬く目をつぶり
布団の中で丸くなっているうちに何時しか眠りに落ちてしまいました。
夢の中でミカと僕は2人でどこかを手をつないで歩いていました。
今よりちょっと大人のミカがなぜか今までどおり子供のままの僕と手をつないでとても幸せそうに笑っています。
夢の中では何の不安も無くて僕が笑うとミカも微笑んで
手を握ると強く握り返してきて・・・まるで恋人のような雰囲気でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あくる日からのミカはガラッと打って変って
今まで通りの態度に戻っていました。
明るく元気で両親はホッとしたようでした。
ソレは僕も同じで
「お早うお兄ちゃん」と
いつもの調子でベットで寝ている僕を起こしに来たミカにホッとしました。
まるで昨日までの事がなった事のようになっていて
むしろ何だったんだ?と思ってしまうくらいでしたが
喧嘩して口を聞かないよりずっと良いだろうと
僕自身も相当楽天的なのかミカのその態度に直ぐに安心していました。
しかしその日の夜勉強するために机に向かう僕の所に
ミカがパジャマ姿でやってきました。
「お兄ちゃんw」
「ミカなに?」
無邪気すぎる笑顔に拍子抜けになります。
コッチは何時何を言い出すかと気が気ではないし
最近のミカはすっかり良く知った女の子から彼方の人に変わっています。
それが大人の女の人になるという事なのでしょうか・・
「仲直り記念に一緒に寝よw」
ミカがニコニコしながら言います。
「仲直り記念って何だよ・・」
ドキドキしながら僕は聞き返します。
「えー解らないの?」
ミカがホッペを膨らませるようにして言います。
「わ、わかるわけねーだろ」
「だから、お兄ちゃんと私の仲直りの記念だよ」
「つまり仲直りしてやるから一緒に寝てくれってこと?」
僕は眉間にシワを寄せて言います。
「うん、そういうことw」
ミカが楽しそうに言います。
「馬鹿もう子供じゃないんだから一緒になんて寝れるかよ!」
「えー良いじゃないねーたまにはねー最近寒いし」
ミカが両手で椅子を持ち僕をガクガクと揺さぶります。
「もー五月蝿いなお前・・・わかったよ!一回だけだぞ」
30分ほど勉強してる後ろでしつこく言い続けるミカに根負けした僕は
一回だけの約束で久しぶりにミカと同じベットで寝ることになりました。
「やたー!記念だからね!」
「なんなんだよお前・・・」
「じゃあさ私の部屋でねよ!」
「はぁ?」
「私のベットの方が新しいからちょっと大きいしね」
確かにミカのベットは僕より後に買ったやつなので
昔に買った僕のベットより若干大きめです。
「わかったわかった・・」
もう一緒に寝るのは決まった事なので何処で寝ようがおなじでした。
電気を消して2人でベットに入ります。
「お兄ちゃんもっとくっ付いてw」
ミカがニコニコしながら言います。
「はいはい・・」
ぶっきらぼうな態度をとりつつも僕は内心ドキドキがとまりません
ベットに横になって布団を開けて僕を呼ぶパジャマ姿ミカは
なんだかすっかり女性の体型で大人っぽく見えるのです。
あれだけあった身長差も最近のミカの急成長で殆ど違いがありません
ベットに入りミカの言うままにくっついて横になると
もちっとしたミカの柔らかい体の感触が伝わってきます。
僕はそれだけでなんともいえない気持ちよさを感じてしまいます。
「お兄ちゃんの体暖かいねw」
ミカが無邪気に抱きついてきます。
「・・確かに寒い時は良いかもな・・」
恥ずかしい気持ちなどをごまかしつつなんでもないようにそんな台詞が
口を突きます。
ミカのベットはミカの女の子の匂いでいっぱいでした。
シーツや掛け布団からはほのかにミカの髪と同じシャンプーの香りがします。
まるで体中をミカに包まれているような錯覚に陥りそうになって
頭がくらくらします。
「ごめんね・・・」
ミカがボソッと言います。
「ん?」
「我侭ばっかりいってごめんね・・」
ミカが寂しげに話し出します。
「本当は駄目だと解ってたの・・でもどうしても我慢できなかったの・・」
「リサちゃんとドンドン仲がよくなるお兄ちゃんをみてリサちゃんにとられちゃって思ったら私もう我慢できなくて・・・」
「頭がグラグラして・・・気がついたらお兄ちゃん達を一日中つけてたの・・」
「マクドナルドで楽しそうに話したりしてるのみて自分が凄く悲しかった・・」
「最後にリサちゃんにお兄ちゃんの方からキスしようとして・・私凄く凄く頭にきたの・・・悔しかった・・・私こんなにお兄ちゃんの事大好きなのに・・・」
「悲しいよう・・お兄ちゃんが大好きなのに・・・」
「辛いよう・・・私が妹なんて・・・」
ミカは体を震わせて力いっぱい抱きついてきます。
「ミカ・・」
(僕も大好きだよミカ・・ミカが何処か別の家の子だったら・・絶対大好きになったのに・・)
言いたい言葉を必死で我慢します。
喉元まで出かけました。
何度も口を動かしては飲み込みます。
シクシクと泣く妹を胸に抱いて何時までも頭をなでて慰めることしか
僕には出来ません・・・・
「泣くなよミカ・・・そんな風に悲しそうなミカ見てると俺も凄い辛いよ・・」
ミカは赤い目で僕を見つめてきます。
「ミカ・・・」
ミカは何も言わず僕の顔に自分の顔を近づけてきます。
「ミカ・・駄目だよ・・ミっ」
ミカは僕の言葉を無視してキスしてきました。
払いのけようと思えば出来たと思います。
でも僕の手は力を失い
切なげに震えながら抱きしめてくるミカの細い腕・・唇の柔らかさ
体の暖かさから逃れられません
何度も何度もミカは夢中で僕の唇にキスを繰り返し
まだ足りないよう言うように頬っぺたやクビすじから鼻先まで
ミカの暖かい息がかかりキスの雨を降らせてきます。
「好き・・アニの事好きなの・・・」
「ミカ・・駄目だって・・・」
「お願い・・もう困らせないから・・今日だけミカの彼氏になって・・」
ミカにそう言われて僕は何も出来ずに
ミカが満足して眠りにつくまでミカのキスを受け続けていました。
正直に言って全然嫌じゃありません・・むしろミカの柔らかい唇が
体に触れるたびに痺れるような暖かさがその部分から広がります。
お互いの事を異性として大好きだという気持ちはもう
ごまかす事は出来ない状況になっていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あくる日から僕達の関係は少し変化しました。
まず妙にじゃれあう事はなくなり、少しだけ会話が減りました。
両親は少し不思議に思ったようでしたが
僕達は別に喧嘩したり仲が悪くなったりしたわけではありません
なんというか・・親密になったもの同士が持つような
無意味にお互いの好意を確認しあう期間を通り過ぎたような
そんな安定期にはいった感じ落ち着いていました。
仲が良い兄妹がじゃれあうのは普通です。
僕達も今までは兄弟としてお互いの好意をスキンシップで
ぶつけ合ってきました。
でもあの日久しぶりに2人で布団に入って抱き合い
僕達の間に今までとは違う空気が流れ出したのを感じていました。
表向きにも会話の内容も相変わらず兄妹です。
でもなんというか同じ兄妹の会話なのに
お互いの目と目が語り合うものは何処か別のもののような気がするのです。
抽象的な表現ばかりですが
最も端的に解りやすい変化はあるにはありました。
そう、あの日一回きりだといったベットでの添い寝が
再度常習化したことでした。
別にどちらかがそう言い出したわけじゃないと思います。
ただあの日の翌日
又寝る時間になった時妹が部屋にやってきて
TVを見る僕に何も言わずベットに座っているのを見てなんとなく
妹がそうしたい・・僕もそうしたい
そういう空気になって僕はそのまま自分の狭いベットの布団に入り
態々妹が入れるスペースを空けるように墨によったのです。
妹は何も言わずにソレを見るとゴソゴソと入ってきて
あとは黙って抱き合って眠りました。
それからしばらくは妹が僕の部屋にやってきて寝るを繰り返し
最近は狭くて寝にくいと感じた僕の方が妹の部屋にいって
その後を妹がついてきて一緒に布団に入るようになりました。
一緒に寝るようになって再確認した事は
こうするとても安心するという事です。
別々に寝るようになってから分かった事ですが
僕は割りとグルグルとつまらない事を寝る前に悩んだりする性分なので
寝つきが悪くその為に随分早めにベットに入るのですが
妹と抱き合って寝るととても不思議なくらい良く眠れるのです。
別に何か変な事をするわけでもないし
コレはコレで良いかもなと思っていました。
実際キスはあの日以来一度もしていませんし
ミカもとくべつ求めてはきません
なんとなくリサちゃんの事は許すから
寝るときくらいは私と一緒に寝てくれ
と、そんな風にミカが言ってる気さえしていました。
ミカと仲直りしたあとも
僕はリサちゃんとも相変わらず仲良くしていました。
リサちゃんと僕はキスの事で更に親密になり
最近は隠れて色んなところでキスばかりしていました。
リサちゃんはキスがとても気に入ったようで
僕も嫌いじゃないのでとても楽しい毎日でした。
しかも今まで散々邪魔しにきていたミカが
サッカーの試合はもちろん、家に居る時ですらリサちゃんと僕に気を使って
邪魔しに来なくなったのです。
リサちゃんが家に来ると母と一緒に
「リサちゃんいらっしゃい!」
と愛想よく挨拶するし
クッキーやお菓子を作ると僕とリサちゃんが部屋で勉強してるところへ
持ってきてくれたりと気まで使ってくれているようなのです。
「なんだか最近ミカちゃん大人っぽくなったね」
とリサちゃんが言います。
「そう?」
「そうだよ?ミカちゃん凄いもてるんだよw内のクラスの男子が噂してたもん」
「へ、へぇ?知らなかった・・」
僕は精一杯興味がないふりをします。
「ミカちゃん最近凄く背が伸びたでしょ腰とか高いし私なんかと比べるとすごい細くてスタイル良いからうらやましいなぁ・・」
リサちゃんが僕を試すように言うのでとっさに
「俺はリサちゃんの方が好きだな」
「あーwそれってスタイル悪い方が好きみたいな感じでやだなぁ?w」
「えっそ、そんなつもりじゃないよ!!」
リサちゃんはミカと比べると身長は普通位で
胸もミカに比べるとまだまだ大きくなる途中
体型もまだ子供らしい丸さを残しています。
「ふふw冗談だよw」
「でも私も直ぐ大きくなるからね・・w」
リサちゃんが嬉しそうにはにかんで側にきます。
「えっ何?」
「もーアニの鈍感wチューしよw」
「うん・・・」
リサちゃんとは最近少しHなキスもし始めていました。
リサちゃんが興味があるらしく試しにやってみようと言いだし
つたない感じでただ舌をくっ付ける程度のものでしたが
とても気持ちよくてお互い気に入ってしまい
最近2人っきりのキスといえばHなキスになっていました。
「ん・・チュ・・ん」
「ね・・友達が言ってたんだけどおっぱいて好きな人に触って貰うと大きくなるんだって・・・」
リサちゃんが顔を真っ赤にしていいます。
「えっ・・」
「アニくんはおっぱい大きいの好き?」
そういわれてとっさにミカの胸が浮かびそうになります。
「俺は別に・・」
恥ずかしくて答えられません
「ちょっとッ触ってみる?」
こういう確実に信頼できて安心な関係の時の女の子の新しい事への好奇心は
絶対男子より上です。
「・・・・うん」
唾を飲み込んで答えます。
そう答えるとリサちゃんは恥ずかしそうに笑いながら
僕の手をとるとふわっと服の上から自分の胸に僕の手を押し当てました。
まだ小さいけれど確かな弾力がソコにありました。
僕達男子にはない柔らかさの象徴というべきでしょうか
女の子だなぁという感触というべきでしょうか
いつ誰のを触ってもシミジミとした感動があります。
「どう?」
リサちゃんが顔を真っ赤にして聞いてきます。
「凄い柔らかい・・・ずっと触っていたいかも・・」
「アニくんなら良いよ・・」
そんな感じでその日はそのまま
母親が遅いからもうリサちゃん送っていきなさいと1階から声をかけてくるまでそうしていました。
リサちゃんを家までおくった帰り道自転車をこぎながら
リサちゃんとのちょっとした進展に心を躍らせつつも
ミカのはもっと大きかったなぁ・・触ったらどんなだろう
と思わず考えてる自分を見つけて自分で馬鹿だと思いました。
リサちゃんと楽しく過ごし
夜はミカと一緒の布団にはいって眠る毎日を送っていた僕でしたが
ある日の部活の帰り道で民家のガレージから
突然飛び出してきた車に引かれて
右足を骨折する事故にあってしまいました。
医者からは全治3ヶ月以上だといわれて
そのためサッカーは一切出来ないといわれてしまいました。
幸い後遺症の心配はなさそうだといわれていましたが
それでもサッカーの試合は勿論の事
部活の練習にも出られなくなってしまって
少なからずショックを受けてしまいました。
当然しばらくは松葉杖を突いて登下校です。
体を動かす事が大好きな自分としては走り回れないのは当然
歩く事すらままならず本当に退屈でした。
ミカは最初事故のときはソレはもう取り乱して心配して
完全に歩けるようになる3ヶ月間の間
誰よりも一生懸命僕の世話をしようと頑張っていました。
登下校の時は僕を支えるようにしてくれたり
靴を履くときも手伝ってくれました。
休みの日も一日中家に居ないといけないので
リサちゃんともデートは出来ず
しかも家におくっていけないのでリサちゃんも余り長居できません
反面ミカと過ごす時間はまた増えていきます。
ある日の金曜日妹に支えられながら家に帰り着くと
母と父が喪服を着て私達を待っていました。
どうやら遠くの親戚に不幸があったようで
大急ぎでお葬式に行かなければならないといわれました。
「火葬にも立ち会う事になるから悪いけど土曜日日曜日は2人で留守番しておいてくれ」
「ミカ悪いけどご飯とか家事お願いね・・お兄ちゃん怪我してるし頼むわよ」
そういうと二日分の生活費などを僕に手渡すと車で出かけていきました。
とは言え両親が1日?2日家を空けることは今までにも無かったわけでは
ないので僕は別段なんという事はありませんでした。
しかし、ミカの張り切りようは凄くて
早速スーパーに買いものに行って来ると言いだします。
「別に良いよピザでも頼もうよ」
僕は初日からそんなにする事ないと言いましたが
「駄目!お兄ちゃん怪我してるし栄養バランスよくとらないと早く直らないよ!私がチャントした物作るからちょっと行って来る!」
「俺もいこうか?」
「お兄ちゃん怪我してるんだからお家で大人しくしてて」
とお財布を持って出かけていきました。
「何張り切ってんだあいつ・・」
やたらと楽しそうな妹を見送って僕はTVをつけます。
しばらくTVを見ていると妹が両手いっぱいに買い物袋をもって
帰ってきました。
「ただいまー」
「お帰り・・ってなんだよそんなに沢山買ってきたのか?」
「え?普通だよこの位・・色々安かったからついでに来週の分も買い置きしてきちゃったww」
妹は母親の買い物に良くついていくし料理も習っているので
家事の半分に関しては母と同じくらい家の事を理解しています。
「今日はハンバーグ作るね!お兄ちゃん好きでしょ?w」
「ハンバーグ?! おう!ハンバーグ好き!好き!」
ハンバーグと聞いて僕のテンションがあがります。
ハンバーグは大好きです。特に妹のはソースがお手製で美味しいのです。
未だにレストランなんかでコレより美味しいのを食べた事がありません
「直ぐ出来るからまっててね!」
妹は嬉しそうにマイエプロンをつけると台所へ走っていきました。
程なくトントントンとまな板の音が後ろから聞こえ出し
玉ねぎやひき肉をいためるような香ばしい臭いがしてきます。
そういう音に混じって妹の鼻歌のようなものがかすかに聞こえてきます。
(なんかやたら機嫌良いなあいつ)
そう思いながらぼんやりTVを見て過ごしているといつの間にか寝てしまいました。
「お兄ちゃん起きて」
妹に肩をゆすられて目を覚まします。
「お?」
「疲れてるの?」
妹が心配そうに聞きます。
「ん、ああなんか怪我してて変な姿勢だからかな体痛くってさ」
「そっか・・ご飯できたよ食べれる?」
「おう、食うよ腹減った俺w」
そういうと2人で食卓に座ります。
テーブルにはすでに盛り付けられたハンバーグやサラダが並んでいます。
妹がご飯をよそって渡してくれます。
「うまそーwいただきまーすw」
ご飯を受け取ると僕は一気にハンバーグにかぶりつきました。
「うめぇー」
「やっぱミカのハンバーグは美味いな」
「よかったw」
「本当俺は毎日ハンバーグで良いよw」
喜んで食べる僕をミカは嬉しそうに見ていました。
「沢山食べて早く良くなってねw」
「おう!いつもありがとうなミカ!」
「・・・うんw」
ミカの作ったハンバーグのおかげで沢山ご飯を食べ大満足した僕は
洗物をするミカを背にソファーに横になってくつろいでいましたが
段々と本格的に眠くなってきました。
「ミカお兄ちゃんもうなんかだるくて眠いから先に寝るわ」
「あっお兄ちゃんお風呂は?」
「うん今日は良いよ・・どうせ一人だと入りにくいし」
足を怪我してから母に手伝って貰って足を庇いながら入ったりしていたのですが今日はその母も居ないのでさっさと寝てしまおうと思っていたのです。
「駄目だよお風呂入って汚れ落とさないと汚いよ」
妹が引きとめます。
「でもお母さんいないだろ」
「私が洗ってあげるよ」
「ええっ良いよ・・」
「良いからw良いからw」
そういうと僕を後ろから押して脱衣所に押し込めてきます。
「お湯はもうはってあるからw」
「・・・・・解ったよ入るよ・・でも自分で何とかするから別に手伝わなくて良いからな」
僕は渋々服を脱いでお風呂場に行きます。
なんとか足を庇いながら体を流そうとした時です。
妹が服の袖をたくし上げて入ってきました。
「わっ馬鹿!なんで入って来るんだよ!」
「良いからw良いからw」
「よくねーよ!」
僕は恥ずかしくてとっさにタオルで股間を隠します。
「背中流してあげるよ、それに足を庇いながらお風呂につかるの難しいでしょ?」
「別に良いよ適当に洗って今日はもう上がるし」
「駄目だよちゃんと温まらないと!」
そんな感じのやり取りをしていましたがいかんせん
足が動かないので大した抵抗も出来ず
妹に大人しく背中と頭を洗って貰う事になりました。
「かゆい所ある?」
「ん、別に・・」
「お兄ちゃん背中広いね・・」
「・・そうか?・・・ふ、普通だろ?」
「ん、なんかお父さんみたい」
「わかんねーよ・・」
「・・・・・・」
「背中もういいよ後は自分で洗うし!」
「あっ」
そういうと妹からスポンジを強引に取り上げて言います。
「なんだよもう良いからお前は外でてろよ」
「・・・・・」
妹はなにか不満げな顔をしましたがプイッとして
出て行きました。
(何だよあいつ今日変だな・・)
僕はそう思いつつ安心して前やアソコをスポンジで洗い始めました。
洗い終わって足にお湯が掛からないようにして泡を流すと
なんとか立ち上がって湯船に一度つかろうとしていたら
行き成りガラッと引き戸が開いて妹が又入ってきました。
「なんだよ又なんか・・よ・・」
僕は息を呑みました。
引き戸を開いて入ってきたミカはなんと服を脱いで真っ裸で
バスタオル1枚を体に巻いているだけだったのです。
「なっ!何だよお前!!」
「どうせなら一緒に入っちゃおうと思って・・・」
「ば、ばかだろおまえ!」
「いいじゃない兄妹なんだし」
「ばか兄妹でも駄目だろ!」
「クラスの清美ちゃんは弟と入ってるって言ってたよ?」
「お前の同級生の弟と俺は違うだろうが!」
「もう良いじゃないもう脱いだし寒いから入るよ」
「おま!!あっわっ!!」
僕は丁度立ち上がろうと風呂場の壁に手をついてた状態だったのですが
入ってこようとした妹に動揺してそのままひっくり返りそうになります。
「わっとっと・・ああっ!」
「お兄ちゃん!!」
転倒しそうになった僕を妹がとっさに駆け寄って支えるようにな体制で
抱きついてきます。
「あぶねー・・死ぬかと思った・・」
変な体制で転びそうだったので本当にそう思いました。
「もう!お兄ちゃんが急に暴れるからだよビックリしたよ」
妹が怒ります。
「馬鹿お前が変な事するからだ・・ろ・・」
我に返ると妹のタオルはさっきの動きで完全に床に落ちて
僕とミカは素っ裸で抱き合っている形でした。
「何?」
妹が僕の反応を見て首を傾げます。
僕はしまったと思いとっさに顔をあさっての方向へ向けます。
「あっ!」
妹は僕の反応に気がついたらしく声を上げましたが
なにせ僕は支えてないと不安定なのでタオルを拾い上げて巻き直すこともできず
お互い動けなくなってしまいました。
「・・・・・・」
心臓がドキドキとしています。
一瞬見た妹の胸は白くて艶々でとても綺麗でした。
アソコに血が集まるのを感じます。
僕はとっさに持ってきたタオルで股間を隠します。
「と、とにかくお兄ちゃんお風呂入って!」
妹は慌てて僕を抱き起こすとお風呂に押し込みます。
「わっおまっ・・」
僕の怪我した右足がお湯につからないように気をつけならが
何とか僕をお風呂に入れると慌ててタオルを拾い上げて巻き始めました。
その一瞬に僕は妹の体を又見てしまいました。
妹はもうすっかり大人の女の人のように立派な体型になっていました。
ずっと前に一緒に入ったときはまだ子供っぽい感じで
僕も全然意識なんかしなかったのに
今はこうして裸で側にいると思うだけでドキドキがとまりません
それに一瞬だけ見たアンダーヘアには薄く毛も生えていたように見えました。
「・・・・見てたら洗えないよ・・お兄ちゃんあっち向いてて」
妹は顔を真っ赤にしながらそう言います。
「あっと・・・ご、ごめん!!」
自分で裸で入ってきておいてどんな言い草だってきもしますが
僕もなんか悪い気がして謝ってしまい
言われるまま首を捻り妹が体を洗う間反対の壁をずーっと睨んでいました。
「もう・・・良いよ」
「お、おう・・」
しばらくして髪と体を洗った妹が声をかけます。
「じゃ、じゃあ俺は先に上がるからさ・・お前一人でゆっくり入れよ・・」
僕は上がるのに手を貸してもらおうと申し出たのですが
「・・・・・」
妹は意を決したのかバスタオルを巻いたまま
僕の入る湯船に入ってきました。
「・・・・・・・」
「ひ、ひさしぶりだね・・一緒にお風呂はいるの・・」
「・・・・・・・」
「タオルとるね・・」
「・・・・・・・」
そういうと妹は自分で巻いていたタオルを外して浴槽の淵に起きます。
僕はもう頭がボーっとするくらいにドキドキしていました。
濡れた髪と上気した妹の肌が目に焼きついてチカチカします。
とても昔一緒にお風呂に入り裸も見せ合った妹とは思えない位に
堪らなく色っぽくエッチな姿になっていると思いました。
僕と妹は狭いお風呂の中で密着し
しかも僕は右足を浴槽から突き出しているので
変な体制です。妹の体に僕のアレが当たっています。
その感触といったらもう・・・恐ろしく滑滑で柔らかい肌が
アソコに当たっているのです。
気持ちよすぎて腰が浮きそうでした。
妹もその感触で多分わかっているはずです。
チラチラを湯の中が気になるようにしています。
「や、やっぱり2人では狭いな!」
僕は空気を変えようとあえてとぼけて普通に会話する作戦にでました。
このまま真面目な空気だと僕自身が持たないと思ったからです。
「そ、そうだね・・昔は広かったのにね・・・」
妹も勢いでやってみたが後はどうするかノープランだったようで
話に乗ってきてどうでもいい昔の思い出話をしだしました。
しかし不自然な会話なので長続きしません
お互い水面の下の状態が気になって仕方が無いのです。
「・・・・男の人ってそのままじゃ納まらないんだよね・・」
妹が言い出します。
「・・・・・別にそんなことねーよ」
「でも辛そうだよお兄ちゃん・・・」
「風呂から出て着替えれば収まるよ・・だから手かしてくれ・・あがるから・・」
「・・・・・」
また少し長い沈黙になります。
「してあげようか・・」
妹がまた突然言い出します。
「馬鹿!!」
その妹の言葉で僕は恥ずかしがってる場合じゃないと決心して
無理に立ち上がろうとしました。
「あっ!!危ないよ!」
妹も僕を支えようとしてすっぱだかのまま立ち上がります。
「・・・・・・」
僕はココでまじまじと妹の裸
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元の記事を読む
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