病院にお見舞いで来ていた時に起こったエロ体験談
夫が交通事故で入院しました。
トラックに後ろから追突されるという事故でしたが、幸い軽い鞭打ちと右足の骨折で済み、一ヶ月の入院で完治できるとのことで、私はとても安心していました。
結婚してから一年目のことなので、事故のことを聞いたときは最悪のことばかりが頭を占め、大丈夫だと友人に言われても号泣してしまいました。
慌てて病院にかけつけ、夫が「初めて救急車に乗ったんだぞ」と子供みたいにはしゃぎながらベッドでけらけら笑う姿を見たときは、安心を通り越して怒ってしまったくらいです。
本人の意識もこの通りで、心配することは何もないからということで、割と大きな事故でしたが、すぐに6人ほどで使う共同の病室に移りました。
夫のベッドは西に三つ置かれているうちの丁度真ん中にあり、左隣は空きベッド、右隣には四十台後半くらいの男性が入院していました。
仮に『田中さん』とします。
田中さんは自宅の階段から落ちてしまい、夫と同じく足の骨折で入院されているそうですが、ほぼ完治しており、もうそろそろ退院できるとのことでした。
向かいのベッドにはお年寄りが三人入院しており、ほとんど寝たきりの状態で、まともにお話が出来る相手は田中さんだけで、夫は私がいない間は田中さんと話をしたり、田中さんの奥さんの差し入れの将棋を打ったりして余暇を過ごしているそうです。
私は専業主婦なので、家事が終わると必ず夫を見舞うようにしてました。