帰ろうと思ったけど、塾の関係で部室にいることにした。
この部室は、当時喫煙してた俺にとっては奇跡の楽園で、顧問から『煙草はここで吸え』と約束させられてた場所だった。
そこで、換気扇の音を聴きながらプカーっとしてたら、誰か来た。
ノックするので、俺はカギを開けた。
1個下のヤンキー女、由希子と香織が入ってきた。
この部室は部外者の不良グループもよく来ていて(俺が呼んだ)、そいつらはみんな小学校から付き合ってて仲が良かった。
由希子「あ?Jちゃんだけ?」
俺「インフルエンザでみんな休み。
Tとか(不良男子達)は?」
Tとか(不良男子達)は?」
由希子「パチ行くとかって(煙草に火をつける)」
香織「あたしも風邪引いてるかも、なんか鼻水すげーもん。
フー(煙)」
フー(煙)」
そうやって駄弁りながら、しばらく3人でまったり喫煙していた。
俺は、思い切ってある相談を持ちかけた。
「ねえ、俺まだ童貞なんだけど・・・」
由希子と香織は、うちの学校ではヤリマンとして有名だった。
さらには、何人喰ったかを争っていて、不良仲間はおそらく全員兄弟だった。
香織「何?やりたいの?」
俺「すぐやりたい。
でもゴムはない」
でもゴムはない」
由希子「あたし持ってるよ」
香織「どっちとやる?」
俺「両方」
女二人「WWWWW」
由希子「いきなり3Pかよ?香織、そっちの机くっつけて」
経験豊富というか、馬鹿と言うか、そういう相談に対して、由希子と香織は即決の上に実にテキパキ動いた。