美紀は俺より一つ年下の高3。
とても背が高く凛とした顔立ちの美少女だった。
当然、血気盛んな俺は鼻息を荒くしていた。
一目惚れだった。
その晩、みんなで酒を飲んでから解散という事になっていたのだが、俺はカッコつけて酒をガバガバ飲んで、ダウンしてしまった。
あまり記憶に残っていないが、なんとか電車に乗せてもらったらしく、途中まで路線が同じだった彼女が介抱してくれたのだそうだ。
その詫びをしたいという事もあって、後にメールアドレスを交換し、何度か会うようになって、初夏に俺たちは付き合う事になった。
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