頂こうと思います。ここから先は、本当に勇気がいります。つい先ほどまでた
めらっていました。なぜ、こんなことを公に書くのか何度も自問自答しまし
た。それは、私に起きたことを人に向かって書けるようになればあの悪夢を克
服した気になれるからだと思います。前置きが長くなって申し訳ありません。
では書きます。
ベッドから逃げ出そうとするたびに、周囲の男子から突き返され、私は身も心
もぼろぼろでした。意識はしっかりありましたが、もう抵抗する体力も泣きわ
めく気力すら失せていました。私は、横向きでヒザを抱えるようにしてぐった
りしていました。
心の中では、死んだ振りをしたら見逃してくれるのではと思ったり、このま
ましばらくして目を開けたらそこは自分の部屋で、今までのことはすべて夢だ
った、になって欲しいと願いました。でも、そっと目を開けると、やはり現実
でした。
浴衣のようなものを着ていた周囲の男子達は、顔はプラスチックの外人をかた
どったお面をつけたまま服を脱ぎ始めました。
私の正面に立っているプロレスラーまがいの男は、私を仰向けにさせると私の
両脇をヒザで挟み動けないようにまたがってきました。
男は付きだした腰を私の顔に近づけてきました。股間部の異様な膨らみに嫌悪
感を抱きました。男は入り組んだ模様の小さなブリーフ水着なのかブリーフ
なのかは記憶は定かではありませんが、今思えばビキニタイプのブリーフだっ
た気もします。の中に自分の手を入れると布地をずらして自分の男性自身を
取り出しました。私は、その頃はまだ父親ともお風呂に入っていたので、男性
自身にはさほど抵抗はありませんでしたが、その男のものは別物の状態でし
た。詳しくは書けませんがおわかりだと思います。
私は当時、まだ初潮を迎えていませんでしたが保健体育の授業を受けるまでも
なく、男女の行為は知っていました。そしてレイプというものは本当に怖いと
感じていました。その恐怖が現実になるなんて地獄です。でも私はその物が自
分の体内に侵入してくるという現実はまったく想像が付きませんでした。変な
例えですが、どこをどうやっても牛乳瓶に腕が入らないことと同じです。
私は男の欲求を満たせない人間であることを教えなくては教えればば解放し
てもらえると考え、しきりに激しく首を左右に振りました。混乱して言葉は
出なかった記憶があります。でも、男はそんな私の気持ちなどお構いなしに、
私の頭の後ろを片手で掴むとぐいっと股間に引き寄せました。私の顔になすり
つけるように近づけられたグロテスクな男性自身、私はあまりの不快さに気を
失いそうでした。男は、私に口を開けろと言いました。声は思ったより怖く
なかったので、本当は悪い人ではない、もしかしたら許してくれるかもしれな
い・・・自分の力で逃げることも拒むこともできない私は彼にひたすらすがる
思いでした。
でも、口を開こうとしない私に男は明らかに苛立ちを見せ、大きな拳を私の口
に強く当ててきました。そして「口を開けなければ殴って歯をボロボロにする
ぞ」と脅してきました。その言葉に私はかすかな助かる望みをうち砕かれ絶
望に陥りました。
管理人様
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