兄貴は30越えてるのに、B系ファッションで仕事もせずに毎日朝まで遊び歩いているような奴だった。
そんな兄貴がナンパして一晩共に過ごしたミサキという女が、ある日突然家にやってきた。
兄貴はミサキとの間に子供ができたので責任とって結婚すると、俺、母、父の前で宣言した。
一ヵ月後、ミサキさんは家に住み始めた。
一ヵ月後、ミサキさんは家に住み始めた。
兄貴が働いていないこともあって、しばらくは家で同居させてくれとの要望を、父が難なく受け入れた。
これで兄貴も少しはまともに働くだろうと思った。
でも、兄貴は今まで通り遊び歩いていた。
兄貴の代わりに働いていたのはミサキさんだった。
でも、妊娠六ヶ月が過ぎ、無理できない体だったミサキさんは、不本意ながらも仕事を断念した。
子供が生まれるまでは専業主婦として、家事を請け負っていた。
俺は農作業用のトラクターを製造する工場に務めている。
仕事の都合で休みのほとんどが平日なので、休みの日はミサキさんと二人きりで過ごすことが多かった。
定年退職した父は、朝から晩まで趣味の釣りに没頭していて家にはいない。
母もヨガや水泳、社交ダンスなどの習い事に熱心で、あまり家にはいなかった。
ミサキさんは兄貴には勿体無い女性だった。
ヤンキーかぶれの兄貴に似合わないほどの生真面目な容貌。
髪は天然の黒で肩まで伸びていて、前髪は横一直線に揃えられている。
化粧は控えめながら、目鼻立ちははっきりしていて装飾の必要性が微塵もない。
言葉遣いも丁寧で、年下の俺にすら、しっかりとした敬語で話す。
言葉遣いも丁寧で、年下の俺にすら、しっかりとした敬語で話す。
真面目そうな見た目とは裏腹に、胸は服をきていてもはっきりとわかるほどの膨らみを持っており、いつもはいているローライズのデニムの尻元は、肉々しい曲線美を備えていて、性欲を駆り立てる魅惑を発散している。
俺が遅く起床してリビングに行くと、ミサキさんはいつも洗濯物を干している。
その姿を後ろからみていると、ミサキがさんがかがむたびに、ローライズのデニムの腰元から、尻の付け根が見える。
朝立ちしてそそり立った陰茎は、即座に目の前の光景をネタに性欲を発散せよと申し立ててくる。
自室にこもって朝から自慰。
自室にこもって朝から自慰。
むなしかったが、幸せでもあった。
ミサキさんが俺に相談をもちかけるようになったのは、同居後二年が過ぎた頃だった。
子供が生まれれば、いくら兄貴でも働き出すだろうと思っていたんだが、兄貴はやっぱり働かず遊び歩いていた。
子供が生まれれば、いくら兄貴でも働き出すだろうと思っていたんだが、兄貴はやっぱり働かず遊び歩いていた。
そんな兄貴に、何度かミサキさんは注意したらしい。
最初のうちはわかったわかったと返事をしていた兄貴だったが、何度も言われるうちに、うるさいだまれと怒鳴るようになり、ついにはミサキさんに暴力を振るうようになった。
兄貴に殴られたミサキさんは、俺に話しを聞いてくれないかと言った。
話を聞いた俺は、兄貴に怒り狂った。
殴りあう覚悟で怒鳴り散らすと、意外にもあっさりと兄貴は謝罪した。
俺が普段、滅多な事では怒らない性分だからだろう。
兄貴は俺の態度に驚いていた。