俺達3人は元々同じ会社だったんで、(課は違ってたけど)顔見知りだったし、たま~に飲みにも行く仲だった。
ある時、最初は俺達3人も含め他大勢で飲んでて、別グループに分かれ2次会に行ったら、祐美が俺と同じグループの2次会に来ており、祐次は別グループで飲んでいるとの事。
いい時間にもなってきたので、2次会はお開きに。
ところが、祐美がなかなか帰ろうとしない。
俺と祐次夫婦の家は同じ方向だったので一緒に帰ってたんだが、話をしているうちにどうやら喧嘩している最中との事。
通りで別行動するわけだ。
“もう1軒行きたい”なんて言われたけど、時間も遅いし明日も仕事だったから、「仲直りして寝ろ、仲直りできなかったら次回愚痴聞いてやる」って約束して、その日は帰らせた。
数日後、祐美から「この前の約束果たして欲しい、一緒に飲みに行こう」とメールが来た。
どうやら、まだ仲直りしていないようだった。
祐次が職場の連中と飲みに行く日がヒマだから、同じ日に行く事に。
この時はぜ~んぜんスケベな事考えていなかったんですけど。
ところが2人で飲んでいると、普段はダンナの目もあってハジケタ飲みをしないような祐美が、みょ~に慣れ慣れしい口調で、ボディタッチまでしてくる。
そんな状態で飲みながら話しているうち、話題は夜の生活の方に。
俺は先に結婚してたんで、「こんな風に飲んでばっかだから、ほとんどレスだ」なんて喋ったら、祐美も「付き合ってる時は、たま~にあったけど、結婚してからほとんどレス!いつヤったか憶えてないし」と。
まぁこれが喧嘩の原因ではないとの事だが。
店を出た帰り道、祐美が「岡部(俺)さんてさぁ、浮気した事ある?奥さん怖くてできないでしょう」なんて言うんで、「お前こそ、できねぇくせして」なんて言いながらジャレ合ってたら、道端に祐美が座り込んでしまった。
「おい、帰るぞ~」などと言ってもシカト。
顔覗き込んでたら「怖くないよぉ、試してもいいよ」って言うんで、そのままキスしてしまった俺達。