ちなみにオッサンです。
田舎生まれで特定されると・・なのでフェイク多数。
まだ携帯もない時代。
高校生だった俺は音楽の魅力に取り憑かれ、ギターかぶれになっていた。
しかし、田舎の地元では楽器屋が無いため、月一で都内まで行き、楽器屋巡り。
タワレコなどのショップで輸入盤チェックなどをしていた。
ここまで前フリです。
いつも通り行きつけの楽器屋で買えもしないギターを眺め、次に買いたいギターを物色しつつ、お約束の都内まで来た記念に買うピックを探していた。
その時、さっきから店内をウロウロしていた女性がいきなり話し掛けてきたんだ。
「◯◯◯のコピーバンドやりたいんですが、ギターは何を買ったらいいですか」
ちょいビビりつつも冷静に・・・。
「俺は店員じゃないんで・・あのエプロンしている人に聞いて下さい」
そう言ったところ、慌てたようにその場から離れて行った。
(楽器屋店員は基本的に私服だけど、スタッフTシャツかエプロンをしている)
その後ピックを何個か買い、ギターの弦も購入。
これからどうしようかな?なんて思いながら店を出て少し歩くと、後ろから声を掛けられた。
「あの・・すみません・・・」
“は?”と思って見てみると、さっきの女性がいた。
俺「何でしょう?」
女「さっきはすみませんでした。
あの・・間違えちゃって・・・」
あの・・間違えちゃって・・・」
俺「別にいいですよ。
気にしないでください。
じゃあ」
気にしないでください。
じゃあ」
女「あの・・よくこのお店来るんですか?」
俺「まあ、月に一回ぐらいかな」
女「そうなんですか。
私、楽器屋に初めてきたので・・・」
私、楽器屋に初めてきたので・・・」
・・・などと店前で立ち話。