…また、会えませんか?今度地元のお祭りがあるんです。
小さな祭りですが、花火も上がり結構盛り上がりますよ。
是非、彩さんと一緒に…
妻に聞いてみると、2つ返事でOKだった。
「祭りに行くんだから浴衣よね」
「まぁそうだけど、荷物多くなるよ」
「こんな浴衣来た私見たくない?」
涼しげな黄色い浴衣。
生地も薄く透けそうな感じだが、夜に着れば分からないか?
8月4日、祭り当日に温泉宿に予約を入れ、現地に向け車を走らせた。
宿に到着したのは、午後3時を回っていただろうか?
妻と私は部屋に入ると直ぐに温泉に入り、そして、祭りに行く準備をした。
妻は、真新しい浴衣に袖を通そうとしていたので、
「下着の跡かっこ悪いから付けない方がいいじゃない?と言って見た。
」
」
「そうかしら?」ちょっと考えながらも「そうね!」そう言って下着を外した。
帯を巻き、浴衣姿の妻はいっそう美しく見えた。
まだ明るい日差しに薄らだが透けている様に見える。
「透けてない?」心配する妻に
「大丈夫だよ。
日が沈めば尚透けたりしないから・・・」
日が沈めば尚透けたりしないから・・・」
そんな言葉に安心したのか妻は、念入りに化粧を始めていた。
ストレートの長い髪を上げると、これまた色っぽい!!!
日も沈み始じめ6時を過ぎていた。
妻と私は彼らに連絡を取り、近くの公園で待ち合わせをした。
公園に行くと多くの人で混み合っていたが、私達を見つけた彼ら(中学生)が手を振って近寄って来た。
「来てくれて嬉しいです」
彼らは妻の姿に見入っている感じだった。
「いや~こっちこそ誘ってくれて…」
「こっちに良い場所あるんで、行きましょう」
彼らの後を追う様に人を掻き分け進んだ。
そこは公園の一角で、遊具だろうか?
階段の様になっていて椅子代わりに丁度いい所だった。
向かい側に川が流れその中央部辺りから花火が打ち上げられると言うのです。