その時なんとなく付き合っていた女(フリーター・19歳・金髪)が、一週間ぶりに部屋に来ることになったのだが、コンドームが切れていたことに気づき、慌てていつもの近所の薬局に駆け込んだ。
店に入るといつもいるハゲオヤジではなく、なにやら気怠いお姉さんが白衣を着て座っている。
どことなく飯島直子に似ているような感じだ。
普段なら・・・。
「おっさん、いつものください」
「学生、もうなくなったのか?勉強しろよ。
このサイズは、あんたの為に仕入れてんだから、店変えんなよ。
ヒヒヒ」
このサイズは、あんたの為に仕入れてんだから、店変えんなよ。
ヒヒヒ」
・・・みたいなトークを楽しんでいたのだが、この女の人相手に買わなきゃいかんのか・・・。
「あの」
「いらっしゃいませ」
軽く笑ったら、結構美人だ。
全くお洒落してないし、いい加減なセーターだけど、服の上からも分かる巨乳もかなりいい感じ。
アップにした髪も、俺の彼女にはない色気がある。
ただ、どちらかというとギャル好きで、AVでも熟女モノも人妻モノも借りたことのない俺は、とにかくあと数十分でやってくるフリーターのことで頭が一杯。
恥ずかしがっているヒマはない。
「・・・スキン下さい・・」
女性は表情1つ変えず、「サイズやメーカーで、何か決めてらっしゃいます?」と聞いてきたので、恥ずかしのを我慢して・・・。
「いつも買ってるんですけど、その、メガビッグ◯―イ、って奴を・・・」
女性は全く動じることなく、「あ、聞いてますよ、△大学の◯◯さんでしょ」と言いながら、カウンターの下の棚からゾウの絵の書いた箱を取り出した。
(ハゲオヤジ・・・何話してんだよ・・・)
ともあれ、コンドームをゲットした安心感から、「あの、おじさんどっか行ってるんすか?」と聞くと、「夫婦でアフリカ旅行に行っちゃって。
久しぶりに店番頼まれたんだけど、こんな店、その間は閉めちゃえばいいのにねー」と言いながら、ゾウの絵の描いた箱を裏返して値段を確認していた。
久しぶりに店番頼まれたんだけど、こんな店、その間は閉めちゃえばいいのにねー」と言いながら、ゾウの絵の描いた箱を裏返して値段を確認していた。
「あ、でもこのサイズってなかなかないんすよ」と言いながら金を出すと、その女性は少し笑いながら、「このサイズ買う人、初めて見た」と言ってお釣りを渡してくれた。
フリーターは、2泊3日俺の部屋に泊まってった。
12個入りを使い果たしてしまったわけだが、帰るとき、「◯◯頑張りすぎー、歩くと痛いんだけど」と言いながら出て行った。
備えあれば憂いなしと思い、彼女が出て行った日の夕方、学校からの帰り道に薬局に寄った。