私の仕掛けたビデオカメラの前で、二人がめくるめく官能の炎に包まれる。
そんな私の期待を二人が裏切るはずもありませんでした。
二人が私の恩人と私の妻を演じていられるのは、ほんのわずかな時間でしかなかったのです。
私の前では「奥さん」と呼んでいたGが「ゆきちゃん」と呼び方を変えました。
Gと妻との幾たびかの逢瀬の中で、自然に身についたものなのでしょう。
妻もすっかり女の眼差しでGを見つめています。
辛抱しきれないといった面持ちでGが妻の横に席を移しました。
さっきまで私が座っていた席です。
二人の距離が縮まり、艶やかにルージュのひかれた唇にくちづけしようとGが妻の顔に手をかけました。
妻は遠慮がちにGの手を払いのけようとしています。
夫に見られたら、、そんな妻の思いが、Gの欲望をさらに燃え上がらせたのかもしれません。
Gの強引なくちづけに妻はすっかり参ってしまいました。
唇を吸いながら、妻の胸の膨らみをGは柔らかく撫でています。
二人の唇が離れた瞬間、妻は「あっ」と短い喘ぎ声を放ちました。
Gが固くしこった妻の乳首を指でこねているのです。
Gは唇をのけぞった妻の白い喉元に這わせていきます。