振り込め詐欺に騙されかけた婆さんの孫娘

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振り込め詐欺に騙されかけた婆さんの孫娘
お向かいの節子婆さん(75歳)の所に回覧板を届けに行くと、節子さんが血相を変えて飛び出そうとしているところだった。

いつもおしゃれに気を遣っている節子さん、靴下は左右バラバラで、髪も乱れている。

節子「た、大変なんですよ。一体どうしたら・・・」

節子さんの次男の純二さんが、交通事故で妊婦さんに怪我をさせてしまった。

とりあえず弁護士を付けたので、大至急手付け金を支払って欲しいとのこと。

(それって・・・)

俺「とりあえず、弁護士とか純二さんから電話が掛かってくるまで、ここにいますよ。私が代わりますから」

振り込め詐欺らしいという俺の話を信用していなかった節子さんも、ここで付き添うという俺の言葉で出掛けるのを取り止め、俺にお茶を勧めてくれた。

節子さんは、孫の真衣(高校3年生)さんと二人で暮らしている。

両親は海外赴任中だが、75歳の節子さんや、高校生の真衣さんを連れて行けず、1年間の赴任中は孫と二人で暮らしているという。

あと、隣の県に住む次男の純二さん夫妻が、月に一度様子を見に来たり、俺の両親も顔を出している。

その純二さんから電話が掛かってきたらしい。

ちなみに、俺(マナブ)は24歳の会社員。

両親と同居している。

彼女はいない(3年前に別れた)。

販売業で休みは平日。

家に一人で家にいたところに回覧板が来たので回したというわけ。

節子さんの所に電話が掛かってきたので、長男になりすました俺が代わる。

俺「おおっ純二、どうしたんだよ。ほら、兄貴の純一だよ。大丈夫か?」

ここで怪しんで切られるのならそれでも良かったのだが・・・。

男1「大変なんだよ。俺さあ・・・」

風邪を引いて声がおかしいことや、事故を起こして相手の家に軟禁されていることなどをしゃべると・・・弁護士に代わった。

男2「とにかく組合の決まりで、手付けを打ってもらわなくては・・・妊婦の場合、下手に関わると賠償金は1億なんだが、とりあえず300万の手付けを打ってください。余ったら返しますから」

俺「分かりました。私、純一が責任を持って今から振り込みます」

・・・と、口座番号と、携帯番号を聞き出す。

俺「節子さん、手付けに300万なんて弁護士、いませんよ。それに、本物の純二さんだったら、兄貴の純一さんが海外にいるの、知っているはずですよね」

節子「わははははははははははは」

節子さんは、さっきの不安を吹っ飛ばすように大笑いした。

一応、警察に電話しておくと、警官が来るという。

俺はおかわりのお茶を飲みながら警官を待つことにする。

俺が幼かった頃、節子さんは鍵っ子だった俺を家に引き入れ、真衣と一緒に遊ばせてくれたことも思い出した。

子どもの頃は楽しかったなあ。

交番のお巡りさんが来てくれた。

お巡りさんに事情を話していると、弁護士から電話が掛かってきた。

男2「あんた・・・責任もって振り込むって言っておいて・・・早く振り込んでくださいよ。純二さん、このままじゃ警察に逮捕されて、刑務所に入ることになるよ」

俺「ふーん、そうですか。私、純一って日本に居ないの聞かされてないんですか?弟から。それと、高い(値段で手に入れた)架空口座に架空名義の携帯、もう使えなくなりますよ。今、ここに本物の警官がいますから。代わりますか?」

男2「んんんんんっ、くそっ、覚えてろよ」

簡単に事情を聞かれ、調書を取ると警官は帰っていった。

後に続いて俺も家に帰ったのだが・・・。

振り込め詐欺のことを話題に親と夕食を食べていると、節子さんから電話がかかってきた。

来て欲しいという。

食事の後、訪れると・・・玄関で真衣が飛びついてきた。

真衣「マナブさん、ありがとう!!」

俺「真衣ちゃん・・・どしたの?」

居間に移動した俺に、真衣が話し始めた。

実は、おばあちゃんが騙し取られそうになった300万円というのは、真衣の留学資金。

真衣は、高校を出た後、アメリカの専門学校みたいな学校に1年間留学するという。

そこで自然の中で環境保護を学ぶという。

私塾のような学校への留学に両親は猛反対したが、留学から帰ったらきちんとした短大に入ることや、節子さんがお金を出す(貸す)という形で話を進めていた。

真衣の両親も娘を置いて海外赴任したということに負い目があり、最終的には折れたらしい。

そこに、今回の詐欺未遂。

節子さんの貯金を騙し取られたら、留学は断念せざるを得なかったという。

そこまで言うと、顔を真っ赤にして俯いてしまった。

節子「真衣ちゃん、私、そろそろ休むからいい?」

居間と隣接する寝室に節子さんが入るところ。

俺「では、私も帰ります」

真衣「もう少しいいですか?私の部屋で」

俺は、二階にある真衣の部屋についていった。

昔、子供の頃に入った時とそんなに変わっていないが、ところどころ女性の部屋らしくなっている。

座布団とベッドボトルのお茶を勧められて座ると、真衣は突然・・・。

真衣「お礼に、私を抱いてください」

俺「ち、ちょっと待ってよ」

俺はお茶を噴きそうになった。

俺「そんな。電話の応対をしただけで、お礼だなんて・・・」

真衣「私のこと、嫌いですか?・・・彼女でもいるとか・・・そうは見えないなあ」

俺「付き合っている女の人はいないけど・・・」

真衣「なら、お願い」

真衣が俺の隣に移動し、絡みついて唇を合わせてきた。

3年ぶりの女性の体の感触、俺は限界だった。

真衣のひんやりとした唇が俺の唇に押しつけられ、鼻で呼吸している音が響く。

唇を離した俺は、真衣を抱き締めた。

思ったより華奢な体だ。

抱擁をほどくと、真衣はベッドの上に仰向けに横たわった。

カーディガンにブラウス。

下はフレアスカートに生足。

ふくらはぎから見える脚が妙に色っぽい。

真衣「いいよ」

真衣の声は心なしか震えている。

俺「真衣ちゃん、無理しなくても」

真衣「いや。お願い。続けて」

俺は左手で真衣の手を握ると、右手でブラウスのボタンを外した。

1つ、1つ・・・ボタンを全部外し、ブラウスをそっと開くと、真っ白なお腹に、小ぶりのバスト。

コットンで出来た花柄のブラが目に飛び込んだ。

真衣は目を瞑りながらも、スカートのホックを外そうとしている。

俺は手を重ねると、一緒にホックを外しスカートを下ろした。

そんなに細くはないが、張りのある太もも。

その上にはブラとお揃いの花柄のコットンショーツ。

俺は、太ももを優しく撫でながら股間に指を進ませると、「んんっ」と真衣は顔をしかめて体を仰け反らせた。

これは拒否の仕草。

俺「真衣ちゃん・・・」

真衣「大丈夫。続けて・・・」

俺「もしかして、真衣ちゃん」

俺はひらめいた。

俺「真衣ちゃん、初めてなの?」

真衣「えっ、どうして?」

俺「どうしてって、すぐに分かるよ。それに、俺こそ聞きたいな『どうして?』」

確かに真衣はバージンだった。

実は、同じスクールに行った先輩からこんな話があったという。

『確かにいい学校だよ。先生はいい人だし、授業も楽しい。だけど、寮の周りには何もない所。ミネラルウォーターすら車で20分走ったドラッグストアまで行かないと売っていない。かといって日本人の女の子だけで車の運転は危険なので、ボーイフレンドを作ってドライバー代わりにしてしまうのがてっとり早いのだが・・・どうしても、体を与えないわけにはいかないのよ。大丈夫?』

真衣は先輩のその話を聞いて一瞬躊躇したが、やはり行きたい、学びたい。

でも、外国の人にバージンを捧げるのは嫌だ。

俺「同級生とかで好きな男の子はいなかったの?」

・・・特に好きな人はいないし、本気になってしまうのが怖い。

相手が本気になれば、行くのを反対されるに決まっている。

そう言いながら、真衣は俺にしがみついた。

真衣「実はね、マナブさんのこと、気になっていたんだよ。彼女を連れ込んでいたときは妬けていたんだ」

(それって、真衣が中学生のときじゃん)

かといって、きっかけがあるわけでもなく、そわそわしていたところに今回の事件・・・。

真衣「お願い。最初は日本の人にしてもらいたい。もう抵抗しないから、続けて」

俺「・・・」

真衣「私だけじゃ恥ずかしいよぉ。脱いで」

そう言って俺のシャツのボタンに手を掛ける真衣。

俺は慌ててシャツとパンツ姿になった。

俺「真衣・・・実は俺も真衣のこと、気になっていた」

そう言いながら俺は真衣を抱き締めて、再びキス。

キスをしながら、真衣の背中や腰を撫でていくと、呼吸が荒くなっていく。

唇を離し・・・。

俺「真衣。俺は男だ。真衣と触れあっている内に、君のことが欲しくなった。もう、ここから進むと後戻りはできない。いいよね。後悔しないよね」

事実、18歳の体に触れ、俺の逸物は限界に近かった。

真衣「うん。後悔しないから」

真衣は俺を見つめて言った。

俺は再び真衣を横たえると、首筋から脇腹、お腹、太ももにキスをしていった。

風呂上がりなのか、心地よい香りがする。

そして、真衣の背中に手を回すと、ブラのホックを外した。

「ああっ」

真衣は胸を隠そうとするが、俺の手が早かった。

真衣の手を優しく握り、胸から遠ざけると、固く膨らんだバストと、恥ずかしそうに立っているピンク色の乳首。

胸を横から揉み上げ、乳首を弾くと「んんんっ」と切ない声で鼻を鳴らした。

しばらく優しく揉み、乳首を捏ねていると、段々息が荒くなっていく。

そこで、乳首に吸い付くと「ああんっ」と体を仰け反らせた。

俺「どしたの?」

真衣「くすぐったいけど、気持ちいい」

俺はバストを揉みながら乳首を交互に吸うと、「ああんっ、あんっ、ああっ」と気持ちよさそうにしていた。

胸の方は唇に任せ、手を下半身に滑らせていく。

お腹を軽く撫でたあとは、股間へ。

太ももの内側に手を当て、少し開いてもらう。

そのままショーツの上から割れ目に沿って撫でると「ああっ」と腰が動いた。

乳首への責めを中断し、股間を優しく撫でると腰をもぞもぞさせている。

俺「すごい・・・何か湿っているよ」

真衣「ウソ!!」

クロッチの隙間から指を差し入れると、糸を引いてきた。

俺「オナったことは、あるの?」

真衣「う、うん」

外国に行ってバージンを奪われる時に備え、練習のつもりでオナニーを始めていたとか。

俺はショーツの上から割れ目を擦ったり揉みほぐしていたが・・・。

真衣「パンツ濡れちゃうから・・・脱がして」

真衣を後ろ向きにしてお尻からショーツを剥こうとしたが、真衣は仰向けになったまま目を瞑っている。

俺はショーツの両脇に手を掛けると、そのままそっとずり下げた。

薄目のヘアに、むっちりと合わせられた太もも。

だが、太ももは固く張りつめている。

真衣が目を瞑っている間に、俺も服を脱ぎ、全裸になって真衣を抱き締める。

真衣「マナブさんも脱いだの?」

俺「うん。真衣、そっとでいいから、触ってみて」

真衣は、俺の逸物にそっと手を伸ばすと、おずおずと掴んだ。

真衣「硬くて熱い。ねえ、本当に入るの」

俺「もちろんだよ」

俺は、真衣を不安がらせないように言った。

真衣が全裸になったところで、再び全身にキスの雨を降らせた。

もし仮に、真衣を次に抱くことが出来る機会があったとしても、その時の真衣はバージンではないのだ。

舌が股間に辿り着き、舐めようとしたが「汚いからやめて」と。

俺は軽くキスして、やめておく。

真衣「ねえ、体が熱いよ。何か我慢できなくなってきた」

呼吸も荒い真衣。

俺「真衣、もう一度触ってみて。コレが真衣の中に入るんだよ」

真衣に少し逸物を触らせ、臨戦体勢。

真衣のバスタオルをベッドに敷き、真衣は再び上を向いて横たわる。

真衣の脚を開くと、ピンク色の割れ目がつやつやと輝いている。

俺「真衣、入れるよ」

真衣「はい、マナブさん」

俺は逸物を真衣の割れ目にあてがい、腰を進める。

輪ゴムで締め付けられるような感触と、先が包まれる感触がした瞬間。

「ああああああっ」

真衣は小さな悲鳴を上げた。

俺「真衣、大丈夫?」

真衣「思ったより痛い。でも、大丈夫」

俺「奥まで入れるよ」

真衣「うん」

逸物を奥まで進めると、真衣は歯を食いしばっていた。

俺「入ったよ」

真衣「マナブ、ありがとう。大好き」

俺は逸物を挿したまま、しばらく真衣を抱き締めていた。

俺「動くよ」

真衣「ええ」

そろそろとピストンすると・・・。

真衣「マナブのおちんちん、中でごにょごにょ動いている。何か変な感じ」

俺「痛くないの?」

真衣「段々痛くなくなってきた・・・あんっ」

俺「真衣?」

真衣「手前の方が気持ちよくなってきた。いいよ」

浅くピストンすると、真衣は気持ちよさそうな顔をしていた。

逸物は赤いまだら模様に染まっていたが・・・。

少しの間、そっと抜き差ししていたが、俺は段々気持ちよくなってきた。

小ぶりの胸が揺れ、18歳の女の子が喘ぎ、引き締まった太ももが俺の腰にまとわりついている。

俺「真衣、イキそうだ」

真衣「イクって?」

俺「射精したくなったんだ」

真衣「うん」

俺「ちょっとだけ激しくするよ」

真衣「うん」

俺は真衣の腰を抱えると、さっきよりは幾分激しくピストンした。

真衣も「あっ、あっ」と切なく喘いでいる。

俺「イクよ」

真衣「はい」

俺は逸物を抜き、少し擦り立てると、真衣のお腹にふりかけた。

ティッシュでお腹と俺の逸物を拭き、真衣の股間に当てる。

最初は多少出た出血も治まりつつあるようだ。

股間にティッシュを当てた真衣を俺は抱き締めて腕枕してあげると、真衣は俺の胸に顔を埋めた・・・。

夜もかなり遅くなった。

そろそろ帰らないと、両親が不審がるだろう。

パンツを穿こうとすると、股間がベタベタしている。

真衣「パンツに血が付いちゃうよ」

俺「でも・・・」

真衣「お風呂入ろう」

俺「いいのか?」

真衣が階下の節子さんの様子を気にしながら、俺を風呂に引き入れる。

お互い、先に風呂に入っていたので、股間を軽く洗う程度で済ませる・・・と、俺の逸物が立ってきた。

真衣「すごーい、また大きくなっている」

真衣が触り出すので、更に硬くなってきた。

俺「真衣、これじゃジーパン穿けないよ」

真衣「どうすればいいの?」

真衣はいたずらっぽく聞いてきたので・・・。

俺「出したい・・・」

真衣「でも、アソコは何となくヒリヒリするから・・・」

俺「手でしごいてくれる?」

真衣「うん」

手つきはぎこちないが、俺が教えた通りに強く握って動かしてくれるし、さっきまでバージンだった綺麗な体を見せつけられ、触ったりしているうちに・・・。

俺「真衣っ、出るよ」

真衣「えっ、うそっ、すごい・・・」

どくっ、どくっ。

シャワーで白濁液を流し、風呂から出てくると・・・。

節子「真衣ちゃん、こんな遅くまで何やっているの?・・あれぇ、マナブ君も一緒なの?」

あわわわわわっ、節子さんに見つかった。

真衣「ほら、例の件のお礼として、背中を流してあげていたところなのよ」

節子「そうなの・・マナブさん。真衣ってまだまだ子どもみたいでしょ。そんなんでよくアメリカなんて行くのよねぇ、すごいよねぇ」

節子さんは独り言を言いながら部屋に戻っていった。

その後、出発までの間、二回ほど真衣とエッチした。

さすがに自宅では落ち着かないので、ラブホテルを利用。

真衣に挿しても痛みはすっかり感じないとのこと。

真衣の要望でバックや騎乗位、おしゃぶりなども教えてあげた。

1回目のラブホでは、真衣のおしゃぶりに逸物が爆発。

口の中にたっぷり出したのを顔をしかめて飲み干していた。

出発の2日前の夕方。

ラブホの部屋を出る直前、最後のエッチをした。

俺の上に跨った真衣の胸を揉み、喘ぎまくる真衣の姿を見て、俺は叫びたかった。

『真衣、好きだ。一緒に俺も行くよ!』

でも、そんなことできるわけないよね。

俺が思いをこらえていると・・・。

真衣「マナブっ、気持ちいいよぉ、大好きだよ。離れたくない」

気持ちよさそうに顔を歪めている真衣の瞳からは涙が垂れていた。

俺「真衣っ、俺も真衣の事好きだ・・・おおっ」

真衣「マナブっっっ、大好きぃぃぃぃっ。あああっ、イクうっ」

真衣が俺の上に崩れ落ちるのと同時に、俺は真衣の中に出してしまった。

でも、どちらから声を掛けるでもなく無言で抱き合い、キスをして、別々にシャワーを浴びて服を着た。

今、どちらかが何か言えば、この微妙なバランスは弾けてしまいそうだ。

翌々日、俺は節子さんの付き添いという名目で、真衣を見送りに空港までついていった。

友人たちと別れを惜しむ隙を縫い、真衣は俺の首にぶら下がるとキスをした。

その後・・・。

当初は真衣と頻繁にメールのやりとりをしていたが、次第に回数が減ってきた。

そんなある日、真衣が『学校のブログが開設されたから見て欲しい』という。

ブログを見ると、学校生活を紹介する内容で、真衣も写っていたのだが・・・。

真衣の隣には、いつも金髪の男の子がいた。

森の中でのグループワークでは真衣の肩に手を回したり、海浜での研修ではビキニ水着姿の真衣をお姫様抱っこしたり・・・。

俺は、打ちのめされた。

分かっていたことなのに、こんなにブルーになってしまった自分が嫌だった。

やっぱり真衣のこと好きになってしまっていたのだった。

俺は、げっそり痩せた。

勤務先の店が県外に新ショップをオープンさせるというので、俺は進んで転勤を志願して、実家や真衣の家とは遠く離れた町に移り住むことにした。

知らない土地に知らない仕事仲間。

一人で心の傷を癒しながら会社と自宅を往復していると、彼氏に振られたばかりという同い年の女の子が寄り添ってきた。

お互い寂しさを紛らわせるためだけにカラダを重ねていたが、流されるまま家庭を持つと、程なく女児の親になった。

今では、平凡な家庭生活に一応満足している。

子どもが幼稚園に入って、有名テーマパークに家族旅行に行ったときのこと。

妻と娘が長蛇の女子トイレに並んでいるのを待つためにベンチへ腰掛けると、隣のベンチに真衣が座っていた。

ベビーカーの中には1歳ぐらいの小さな子どもが眠っている。

真衣「あれぇぇっっ、マナブさん、ご無沙汰」

俺「おや?真衣ちゃんも結婚したの?」

真衣「うん・・・あの後、やっぱり私・・ダメだった」

留学して、歓迎パーティーで早速、金髪の少年に捕まってガールフレンドになった。

付き合って1ヶ月ほどして、ドライブに行った山の中で体を求められたという。

オーディコロン臭い体を押しつけられ、大きな手で小ぶりの胸を掴むように揉まれ、脚を広げられて白くて太い肉棒を挿されたとき、“もう私は終わった”と思ったそうだ。

(メールのやりとりが激減したのはこのためか・・・)

それで吹っ切れた真衣は、黒いのから白いのまで、10本以上咥え込んだという。

中でも、手コキの評判が良く、「ハンドジョブ・ゲイシャガール」と呼ばれていたらしい。

その後短大に入り直し、バイト先で今の旦那と知り合ってデキ婚。

マタニティドレス姿で卒業式に出て、今に至っている。

さて、俺は・・・。

と、話そうとすると、赤ちゃんにそっくりの男性がポップコーンとジュースを抱えてこちらのベンチに向かってきた。

『近所にいたマナブです』と声を掛けようか、知らんぷりしようか・・・。

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