俺の思い出を話そう。
1年程前、長い出張から帰ると、新人の女の子が残業していた。
1年程前、長い出張から帰ると、新人の女の子が残業していた。
ちょっとタイプの娘だったんで、飲みに誘うとついて来た。
他愛もない話で盛り上がった後、その娘を車で送った。
家に着いたときに、冗談で「送ったお礼にほっぺにチューしてよ」と言ったら、照れながらも可愛くチュッてしてくれた。
車で家まで帰りながらほっぺたの余韻を楽しんでいた俺だったが、(もしかして俺が先輩だからイヤイヤしたのかも)とか思って自己嫌悪に陥った。
ところが次の日から、その娘から電話が掛かってくるようになった。
内容は他愛もないことだったけど、俺を気にしてくれているようで嬉しかった。
いつからか、俺も彼女から電話が掛かって来るのを待つようになっていた。
続きを読む