夜行バスでの体験談。
着替えやお土産の入った重いバッグを手に自動ドアをくぐった。
着替えやお土産の入った重いバッグを手に自動ドアをくぐった。
室内は暖房が効いていて、寒さに強ばっていた体がホッと緩む。
夜行バスのターミナル。
色々な方面にバスが出ていて、ひっきりなしに乗り場にバスが入ってきている。
年の瀬だからなのか、人もとても多かった。
飲み物を買って、待合室のイスに座る。
携帯を開いてみると、彼氏の蒼太からメールが届いていた。
『もうすぐバスの時間かな?会えるの楽しみにしてる』
私と蒼太は高校の時の同級生。
卒業して蒼太は地元、私は遠方の大学に進学して遠距離になった。
今はこうしてたまにしか会えないけど、それでも仲良くやっている。
続きを読む