小学生時代の体験談。
母の実家は東北地方の田舎町で、集落に10世帯くらいしか住んでいない。
母の実家は東北地方の田舎町で、集落に10世帯くらいしか住んでいない。
毎年夏と冬に帰省していたが、その集落に子供は少なく、みんな顔馴染だった。
帰省時にいつも遊んでくれる子供達の中に、2歳くらい上のお姉さんがいた。
確か小4の夏、お姉さんの家に遊びに行くと、お姉さんしか家にいなかった。
「あら、××君、久しぶりだね!」
お姉さんは喜んで部屋に入れてくれ、俺は床に地べた座りした。
お姉さんが俺にジュースやお菓子を運んできてくれた後、勉強机の椅子に座って、学校のことや家族のことなど色んな話をした。
しばらくして読書の話題になって、「××君、これ読んだことあるかな~?」と言いながら、俺の真横にある本棚の所に立った。
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