53歳、年輪を重ねたシワはあるが、可愛い顔をした小柄な陽子さんは抱きしめたら折れそうな体だった。
「トモ君、奥さんいるんでしょ。ダメよ。」
15年ぶりの再会だった。
新人の俺が配属になった部署でアルバイトをしていた陽子さんは14歳年上の37歳、150cmあるかないかの小柄で華奢な、とっても可愛い女性だった。独身と知って、日増しに募る思いを伝えたが受け入れてはもらえなかった。
就職して間もなく1年になろうとしていた春先、職場の飲み会のあと、帰る方向が同じだったので並んで歩きながら必死で口説いた。
「しょうがないなあ。一回だけよ。いい、みんなには内緒よ。」
ラブホテルに入った。学生時代の彼女でも、一番年上は26歳だった。陽子さんも見た目はそんな感じだった。いや、裸体は中学生のように未熟で、可愛い顔と相まって37歳とは思えぬほどイタイケだった。
女陰は茶色の三日月が対照的に開き、ポッカリと女穴が濡れていた。
「私、離婚歴があるの。ソコも元人妻だから綺麗じゃないでしょ。」
37歳の元人妻の女陰に舌を這わせて、メス汁をジュルジュル舐めた。元のご主人もレロッたであろう女核も味わいつくすと、陽子さんはイタイケな体を硬直させて感じていた。
陽子さんは、元人妻らしく上等なフェラテクを披露し、そのまま口でコンドームを被せてニコッと微笑んだ。
1年近く夢に見ていた陽子さんの女穴に、ゴム越しとはいえ侵入することができた。陽子さんが俺の男根で感じている事が嬉しかった。緩急をつけて洋子さんの女穴を抉った。色っぽい喘ぎ声がホテルの部屋に響いた。陽子さんを揺さぶるように激しく突くと、喘ぎ声が途切れ途切れに刻まれた。
首を横に向けて半開きの口で仰け反る洋子さんを抱きしめながら、ドクドクと射精した。
「気持ちよかった?いっぱい出たね。私もエッチしたの久し振りで気持ちよかったわよ。」
コンドームを縛って後始末をしながら陽子さんが微笑んだ。
数日後、
「皆さん、この3月いっぱいで、陽子さんは退社されます。」
え?俺のせい?俺がしつこく迫って男女の仲になったから?陽子さんに確かめた。
「違うわよ。元々3年っていう契約なのよ。私、ちょっと遠くに引っ越すから。こんな若い男の子に抱かれたなんて、いい思い出になったわ。」
15年前、憧れの陽子さんは俺の前から消えた。
「奥さん…いるけど、俺、もう一度陽子さんを抱きたいよ。」
「私53歳よ、こんなおばちゃんと浮気しちゃダメ。ン、ンン、ンハア…」
後ろから抱きつきスカートの下から手を忍ばせ、股間に指を這わせて女陰をなぞった。膝をガクガクさせて腰砕けになった陽子さんに、耳元で、
「ホテルに行きませんか。早く、乗ってください。」
パンツを湿らせた陽子さんは、素直に車に乗った。ラブホに入って15年ぶりにイタイケな裸体を抱きしめた。おお股を開かせて覗いた女陰は、対照的な三日月が半月くらいに育ち、茶色からどす黒く変色してしていた。
「あの後、ある方の愛人をしながら水商売をしてたの。淫具で体を玩ばれて…真っ黒でしょ。トモ君には見られたくなかったな。あ、もう、妊娠することもないから、中に出してもいいわよ。」
陽子さんは、ひたすらに快楽を貪った。今が気持ちよければそれでいいような、刹那的な官能に浸っているように見えて、もの悲しかった。陽子さんの生女穴に、今度は直接ドクドク精液を流し込んだ。
「もう、私なんか忘れて、奥さん、大事にするのよ。今度は本籍地も変えるから、もう、戻ってくることはないと思うわ。さようなら、元気でね。」
車を降りた陽子さんは、駅に向かって歩いていった。ただの一度も振り返らず、構内に消えた。
「俺の嫁さん、陽子さんみたいに小柄で可愛いんだ。」
迷った挙句に飲み込んだ言葉が頭を巡った。