古き良き時代のバーの女たち

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古き良き時代のバーの女たち
あれは大阪万博の翌年、俺が大学三年の頃だった。

夜間の道路工事のアルバイトをしていた俺は、雨で工事中止になったことを知らずに大学から直接現場に行った。

携帯電話はおろか、固定電話さえ一家に1台ではなかった時代、連絡のつかないことは多々あった。

俺は現場で親方に聞いて初めて中止を知ったが、親方は俺を飲みに誘ってくれた。

焼き鳥でホッピーを煽った後、親方に連れられて路地裏のバー『四馬路』に入った。

そこは、細長い2階建ての建物の一階中央をくり抜いたような構造で、そこが通路となって両側に店舗が並んでいた。

バーは、5人も座れば満員のカウンターの奥に6人掛けのソファーがあるだけの小さな店で、53歳の美弥子ママと30歳の美奈子さんが2人で切り盛りしていた。

工事中止になるほどの雨のせいか夜10時でも客はまばらで、11時になったら美弥子ママが・・・。

ママ「今日は早仕舞いして、2階に上がろうかしらね。親方、そちらのセイガクさんはどうするの?」

親方「ああ、一緒にお願いするよ。おい、儀一っつあん(俺)、行くぞ」

そう言うと、親方はママに何かを手渡した。

カウンターの裏のトイレの脇のカーテンを開けると、階段があった。

2階は、1階の通路部分の半分まであるのでかなり広く、隣室とは押入れで隔てられていた。

ママ達は、北側にある流しの瞬間湯沸かし器で股ぐらを洗っていた。

親方もそれに続き、俺も促されて洗った。

ママ「何隠しちゃってんだい。お見せよ。初めてってわけでもないんだろう?」

ママに手を払われて男根を露わにされた。

女は初めてではなかったが、複数の男女が下半身を晒す局面は初めてだった。

ママ「あらま、いい物持ってるじゃない。美奈ちゃん、今日はセイガクさん私がいただくわね」

俺の男根を手で撫で始めて、あっという間に脈打つまでにさせられた。

ママ「ママのオマンチョも弄ってくれるぅ?」

ママの股ぐらには、真ん中で切った干し椎茸のような女陰が開いていた。

我が母親より年上のママの女陰を弄ると、糸を引くほど濡れていた。

ツンと尖って飛び出した女核を指先で弄ると、ドロドロの液体を流して腰を揺らした。

隣では親方が、黒光りする男根を美奈子さんに舐められていた。

親方「ほーう、美弥子、なかなか上手くなったじゃないか」

美奈子「親方、私は美奈子よ。美弥子はママ」

親方「ワリイ、ワリイ、名前が似てるんだよなあ。どうだ、美弥子、セイガクのチンポは」

ママ「あ、あ~~~ん・・・親方より硬いわあ。こんな硬いの久し振りだわ」

親方「何だ、もう入れてんのか。おい儀一っつあん、ちゃんとサックしてるんだろうな?」

俺は、快楽だけを貪るセックスと言うものを初めてした。

この時付き合ってたお下げの女学生は高校2年生、純情で真面目な娘さんだった。

初めて肌を合わせる時も、かなり躊躇っていた。

この時代、結婚相手でもない男に抱かれることは貞操の無さを咎められた。

まして16歳の女学生では尚更だった。

『愛しているんだ。君が欲しい』

そんな台詞を小娘に大真面目に吐いていた。

ミルクのような甘い香りを漂わす女学生の、綺麗な桃色の舟形に開く女陰と比べて、ママの女陰は色も形もグロテスクだった。

でも、蠢く女穴と悶える女体は妖しい色気を放っていた。

ママ「くうぅぅぅぅーーーーっ」

決して上品な喘ぎではないママに、早々に精を吸い取られた俺は、スキンを処理しながら親方と美奈子さんの交わりを眺めていた。

筋肉隆々の親方は、美奈子さんを後ろから膝下に腕を入れて抱えて、中腰で腰を振っていた。

親方「どうだ儀一っつあん、抜き差しが丸見えだろう」

美奈子さんの女穴を黒光りする男根が出入りしていた。

美奈子さんは感じすぎてヨレヨレだった。

パツンパツンと音を立てて親方が美奈子さんを突いていた。

親方「ふうんっ、うんっ、ううっ」

親方が射精した。

畳に下ろされた美奈子さんは、グッタリとしていた。

次に四馬路を訪れたのは3ヶ月後。

親方に連れられ、例のように雨の日だった。

この日は、美奈子さんと交わった。

年は近いが、女学生ほどの初々しさはなかった。

しかし、熟しすぎて腐る手前のママと違って、美奈子さんは瑞々しかった。

美奈子「あ、ああん、はあーん」

ママより可愛く上品な喘ぎの美奈子さんに、この日も俺は早々に精を搾り取られて、今度は親方とママの交わりを見ていた。

正常位で交わる親方の男根には、スキンが被っていなかった。

生の男根がママの女穴を貫き・・・。

親方「ふううぅーーーーーっ、ふうぅぅ、う、う、うう」

親方はママの女穴に精を放った。

ヌポッと女穴から抜けた親方の男根の後から、ドロドロドロッと精液が零れ落ちた。

俺「親方、中に出したんですか?」

親方「え?おうよ。どうせ今の美弥子にゃ子はできねえさ。俺と美弥子は同級生の幼馴染でな、戦争が無けりゃあ祝言をあげてた仲だったんだよ。今はお互い連れ合いを亡くしてよ、こうして現世では寄り添ってるわけよ。どっちかがくたばった時にゃあよ、元の連れ合いの墓に葬って貰おうって寸法よ。だからよ、生中出しは俺以外にはさせねえわけよ」

親方の違う一面を見た気がした。

年度末までかかって道路工事は一段落。

その間、更に二度、四馬路へ行った。

美弥子ママと美奈子さん、都合2回ずつさせてもらった。

バイトが終わり、親方とも四馬路ともお別れになった。

俺は4年生の1年間は普通の大学生、就職活動のため何度も帰省した。

俺は卒業を前にした雨の夜、四馬路を訪ねた。

雨の夜を選べば、親方がいるような気がしたからだ。

ママ「あら、セイガクさんじゃない。どうしたの?」

俺「今日、親方は来てないんですか?」

ママ「美奈ちゃん、ちょっと一人でお店お願いね。雨だからそんなに来やしないからさ。セイガクさんおいで。タダでいいからさ」

この日、美弥子ママと生で交わった。

女学生とも生ではした事がなかったし、この夜が俺の初生入れ初中出しだった。

この夜は、ママはとても切なく喘いだ。

何かを思い出すように、刹那なひと時を過ごしているようだった。

俺は、生まれて初めて女穴からこぼれる自分の精液を見た。

ママ「あたしゃしばらく休んでるから、アンタは早くお帰り」

そう促されて1階へ下りた。

客は誰もいなくて、美奈子さんが寂しそうに座っていた。

俺「あの、これ。親方が来たら渡してください」

親方が好きだったタバコを1カートン手渡した。

美奈子さんは少し目を曇らせて・・・。

美奈子「親方ね、亡くなったのよ。工事現場で土留の下敷きになったの。今は亡くなった奥さんと同じお墓に眠ってる。ママね、きっと親方を思い出してセイガクさんに抱かれてたのよ。ね、もう、お里に帰るんでしょ。後は気にしないで頑張ってね」

俺は、雨の中を歩いて親方のご冥福を祈った。

就職して5年、俺は東京に出張があった。

生憎の雨の夜、ふと思い立って『四馬路』を訪ねた。

結婚した事を報告に行こうと店の前に立った。

でも、そこには『四馬路』は無かった。

入居者募集の貼紙もかなり古く、何年も前に店が閉じられた事が感じられた。

今、平成の世。

世話になった頃の親方達の年齢をとうに超えて、俺には孫がいる。

俺も連れ合いを亡くし、同じく連れ合いを亡くした6歳年下の女と付き合っている。

親方のように、どちらかがくたばったら連れ合いの墓に入る約束をして、再婚はしないで現世で性愛に耽る。

お互い、連れ合いを独りにさせたくないのだ。

それにしても、親方・・・、美弥子ママ・・・、美奈子さん・・・。

もう一度会いたかった・・・。

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