大学2年の時の話。
一人暮らしのアパートに帰って来ると、アパートの入り口のところで高校生くらいのすごく可愛い子が地面を見つめてうろうろ探し物をしている。
可愛いなぁと思いつつ、もう夜で辺りは真っ暗になっていて、見つかるんだろうか?と思った。
勇気を出して、「何か落としました?」と声をかけてみると、この辺りで携帯電話を落としたとのこと。
「携帯にかけてみれば?」と言ったが、お金を持ってなくて電話をかけられないと言う。
なので部屋に戻って懐中電灯を持ってきてあげた。
で、ついでに俺の携帯を差し出して、「こっからかけていいよ」と渡してあげた。
その子は「本当にありがとうございます!」と何度もお礼を言い、電話をかけたが、その子の携帯には繋がらなかった。
しかしその後、懐中電灯のおかげで、すぐに携帯を発見できた。
携帯は電池切れで電源が切れていて、その子はすごく困った顔をしていた。
「どうかした?」と事情を聞くと、彼女は素直に答えてくれた。
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