結婚するまで処女だったそうです。
というよりセックスは不潔なものだと信じていたらしいのです。
今どきそんな女いるのか、という感じですが、本当ですから仕方ありません。
結婚前はかなりモテたようで(写真をみたことありますがアイドル並です)、言い寄る男はたくさんいたようですが、それがうるさいとも思い、さっさと見合いで結婚したのです。
そういうKも35歳を過ぎ、子供もあまり手がかからなくなると、月並みですが女として老いていく自分を振り返るようになりました。
どこにでも腰の軽い女はいるもので、義理の妹にネットナンパを教えられ、スリルを楽しむようになりました。
そこでおもしろそうな男・・・そうです、私にひっかかったのです。
メールのやり取りをしているうちに、どうやら勤めているところは近いことがわかってきました。
ある日、仕事と家庭の両方で落ち込むことがあり、思いがけず飲みに誘うことが出来たのでした。
私がKに会ったときの最初の印象は「暗い女だな」ということでした。
そこを明るく楽しい話題で時間をつぶし、そろそろ帰ろうかというところで道路を歩いていました。
なんとなく手を繋ぐと「暖かい手」と言います。
すかさず「抱いたらもっと暖かいよ」と言い、すかさず抱きしめました。
(まあ、私も気に入ってたわけですね)
道路の真中でしたが、彼女は抵抗せず、あっけにとられていたようです。
後になってしばしば聞かされるのですが、私ほど強引な男は今までいなかったと言います。
次の瞬間、私は彼女の唇を奪いました。
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