私の実家は街外れの小さな集落で、22歳の時に結婚しました。
妻は19歳、結婚後、実家に入り息子を授かった。
子供は小学1年生になり、部落の子供会に参加するようになっていた。
私は当時28歳、妻は25歳で、子供会の中では一番若い夫婦だったと思います。
子供の数も少なかったが、30人位は在籍しており、家族数も20家族位だった。
そんな中、6年生になるA君が居た。
A君は、とても優しそうで、小さい子供の面倒もよく見てくれる“お兄ちゃん”みたいな存在だった。
大人にも凄く愛想が良く、車で道を走っていても必ず頭を下げて来る・・・そうだ?
これは妻の言葉で、実際私は頭を下げられた事も無く、下げている彼を見た事も無かったのだ。
でも、妻は大きくなったA君にも、相変わらず頭を下げて来たり、挨拶されるらしい。
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