ナルが僕のベッドの上で、つまらなそうに切り出した。
「カズが今度通う高校ってさぁ…」
「カズが今度通う高校ってさぁ…」
仄かなBabydollの香りが女のコを感じさせる。
僕は、この匂いをさせるナルが好きだった。
「なんだよ?」
「共学なんよね?」
「当たり前だよ。
俺最初っから男子校だけはパスって思ってたから」
俺最初っから男子校だけはパスって思ってたから」
「ズルイ~。
アタシ女子高なのに!」
アタシ女子高なのに!」
「いーじゃん、華の女子高生」
「これでアタシ達の愛も終わるんだね。
カズは学校で可愛い女の子を見つけて、アタシは捨てられる運命なんだわ」
カズは学校で可愛い女の子を見つけて、アタシは捨てられる運命なんだわ」
「おい、マテ!終わるどころか始まってもいないだろ」
「ひっどぉい!アタシの身体をもてあそんだの!?」
「声でかいって!その台詞おかん居る時に聞かれたら泣かれるから」
「なーんてね。
はぁ…新しい友達作るの面倒くさいよね」
はぁ…新しい友達作るの面倒くさいよね」
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