僕の同い年のいとこT子の話。
昔は自分の家に親戚一同が集まって年越しをしていました。
T子は目がクリっとしていて可愛いコで、当時とても好きでした。
年に一回だけ、その年越しをする日だけはT子が自分の家に泊まって行ったのです。
あれは自分が中学2年のお正月でした。
年があけて親同士は初詣に出かけました。
僕は寒くて出かけるのが面倒だったので、
自分の部屋で布団に入って本を読んでました。
T子も行かなかったようでした。
家にはT子と自分の二人だけになりました。
親達が出かけてしばらくたってから、
自分の部屋のドアをノックする音が聞こえました。
「は~い」
「入っていい?」
奥の部屋で寝ていたはずのT子の声でした。
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