16歳になってバイクの免許を取ったばかりの俺は、楽しくて父親のお古の125ccのバイクを乗り回していた。
ある日、駅前から姉ちゃんから電話があった。
暗いから迎えに来てくれないかとのこと。
今だったらめんどくさいって言うかもしれないが、その頃はバイクに乗ること自体が楽しかったから、快く引き受けた。
しかし、いく途中で自損事故を起こし、俺は足をひねり、右腕を骨折してしまった。
完全に俺の操作ミスでの事故だったんだけど、迎えをお願いした姉ちゃんは責任を感じてしまったらしい。
ご飯を部屋に運んでくれたり、まだうまく歩けなかった俺の世話をよくしてくれた。
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