最後の夜です。
またしばらくお付き合いお願いします。
しばらくはメールだけのやり取りが続いた。
亜季さんは俺に、『私なんかのどこがいいの?』と聞く。
言葉に困る。
たぶん好き。
っていうか、時間を戻せるなら、一人だった頃に戻ってもう一度亜季さんと初めからやり直してみたい。
・・・なんてことは書かなかったけど、なんか言葉を濁した返事をした。
亜季さんははっきりと、「あなたの体も好き」と言ってくれた。
微妙な気持ちだ。
しばらくして共通の友人の記念日に一緒に飲むことになった。
俺はもちろんその気だ。
亜季さんより少し遅れて店に着く。
もう友人と話が弾んでいる。
その日はちょっと早めに切り上げた。
前に抱いてから3週間。
もう抱きたくてたまらない。
が・・・。
駅に着き、「帰らないで欲しい」と告げると彼女は言う。
「ダメ、もう帰る。もうおしまいね」と。
『えー冗談じゃないよ。いきなり?』とは言わなかったが、エロパワーが強く、またも彼女の説得に入ってしまった。
そうこうしているうちに俺の帰る方向の終電が行ってしまう。
亜季さんはタクシーで帰ると言って、乗り場に並んでしまった。
さすがにもう諦めた。
そこまで追いかけることは出来ない。
彼女にはこれからいい人と出会うこともあるのだし、俺にいつまでも付き合うわけにもいかないだろうと。
トボトボと歩きながら、今日はどこに泊まろうかと考えていた。
(・・・ん???電話?あ、亜季さんから?)
俺「今、どこにいるの?」
亜季「ん、タクシー乗り場からちょっと離れた辺り。コンビニで何か飲み物でも買おうと思って」
俺「亜季さんはタクシー待ち?」
亜季「ううん、後ろだよ」
俺「え?」
彼女が近づいてきて耳元で言った。
亜季「この先にホテル街があるの、行こう」
歩きながら亜季さんが言った。
「このままだと自分がだめになるの。それにあなたは一人じゃないでしょ?気を遣ってしまうのよ。だから、もう今夜で終わりにしようよ。ね?」と。
俺が、俺があの時もっと我慢できれば、亜季さんにこんな思いをさせずに済んだんだろう、と思うと苦しかった。
ホテルに入るとやはり彼女はちょっと暗い。
(ごめんね、でもね俺、亜季さんの体が忘れられないんだよ)
一緒にシャワーを浴びた。
元気がない。
俺の手に感じてくれているんだけど、「ん・・・」と声をほとんど出さず、やや顔を背けるように・・・。
そのままベッドへ行く。
亜季さんはやっぱり奇麗だ。
キスをすると、初めて抵抗される。
「気を遣うの?」と聞いた。
小さく頷く亜季さん。
俺「そうか・・・ごめんね。でも今夜だけ忘れて欲しい」
やっとキスを受け入れてくれた。
そのまま全身を愛撫する。
足の先まで。
亜季さんの準備はもう出来ていた。
彼女の体液と俺の唾液でいつでも受け入れ出来る状態になっていた。
亜季さんの足を割って俺の体を入れる。
亀頭を亜季さんに擦り付けると、「ん、んん」と小さな声で喘ぎ声が出始めた。
ゆっくり、ゆっくり、この体を忘れないように、先を入れる。
一度止める。
あったかい。
そして残りの部分をゆっくりと根元まで差し込んだ。
亜季さんの足を持ち上げ、お尻を少し上げ気味にし置くまで届くようにと。
ぎゅっと抱き締めながらゆっくりストロークをする。
「亜季さん」と囁きながら唇、目、耳にキスをする。
髪の毛も気持ちい。
感情が入ってしまい、もう限界が近い。
亜季さんももう全開で感じてくれている。
亜季「ああん、ああん」
俺「い、イクよ!」
そう言った瞬間にはもう亜季さんの中に大放出していた。
ビュルッ、ビュルッと勢いよく。
出ている瞬間、亜季さんはいつも、「あ、あ、あ」と言う。
出てくるのがわかるんだろうか?
もう二人とも全開である。
少しの休憩後、亜季さんが咥えてくれる。
ジュルジュル、っという音を立てながら根元近くから亀頭まで吸い上げるように。
たちまち回復してしまう。
最高だ。
俺も亜季さんにお返しをする。
もちろん俺の精液が少しは残っているのだが、亜季さんにキスすることを考えるとソレぐらいはなんでもないんだ。
今度は後ろ向きにし、上半身を仰け反るようにしたまま挿入する。
ヌルリと奥まで入る。
「ああん」と聞こえるが、仰け反った上体で右側からキスをして口を塞ぐ。
そのままちょっとつらい体勢だけど亜季さんのお尻に擦るように突上げた。
小さな胸を掴みながらゆっくり上半身を下ろす。
長めのストロークで突きながら、右手の指はもう一つの穴を擦るように愛撫。
左手は前からまわしてクリトリスをバイブレーションするようにする。
正直つらい体勢だけど、亜季さんも感じているのか入リ口がキュッと締まる。
鼓動のように入り口が締まったり弛んだりするので、両手でお尻を掴み、亀頭が露出する所までストロークしてみる。
カリに強烈な快感が来る。
たちまち発射しそうになるので体位を正常位に入れ替える。
(気持ちよすぎる・・・)
程なく射精感が襲ってくる・・・。
押し付けるように、タップり注ぎ込めるように奥に奥に注入した。
明け方、ふと目が覚めた。
亜季さん、起きてる。
「いびきかいてたよ」って言われる。
結構飲んだからなあ、恥ずかしい。
なんて思ったら突然咥えられた。
即、巨大化。
正常位で亜季さんに挿入する。
やけにいつもの段差が当たる。
不覚にも3分ももたずに中に発射してしまった。
亜季さん、喘ぎながら腰を上下にグラインドしていたな。
抜いた後、亜季さんに話した。
「中に段差みたいなものがあるんだよね。ソレがね、当たるんだよ。すごく気持ちいいんだよなあ」って。
すでに3発。
しかし亜季さんどうしたんだろう?
すごく積極的だ。
また咥えてくる。
で、また立たされる。
俺も立たされたならやるしかない!
ズブッっと差し込む。
もう中はぐちゃぐちゃだ。
段差のある辺りを教えるのに・・・。
俺「ここ、ここにあるんだよ」
亜季「う、うん」
そこで亜季さん、「こ、こう?」と言いながら腰を使ってくる。
するとその段差の部分が大きくなるように膨らむ・・・。
もうね、コリっと亀頭の裏に当たるんだよ。
その後1分ぐらいで瞬殺されたのは言うまでもない。
4発目。
ここで俺は一旦シャワーを浴びた。
亜季さんはベッドで待っている。
シャワーに一緒に来ないかな、と思っていたんだけど、来てはくれなかった。
が、ベッドに戻ったら即尺!!
(うおお、また、またそのストロークで吸われると俺は!!)
また立ってしまった。
反撃するかのように押し倒し、挿入する。
するとまた腰振り攻撃が来る。
コリコリッと当たる。
4発出しているのに、なんだこれは、この早さは、と思うぐらいに射精感が押し寄せる。
そこで出してはならないので一旦抜き、バックから攻め立てる。
亜季「あー、あ、あ、あ」
反撃できた。
亜季さんはうつ伏せで伸びている。
そこに俺のモノが後ろから刺さる。
亜季さんのお尻を跨ぐようにして差し込んでいるので締りがいい。
亜季さんの腰を掴むようにしてストロークすると、亜季さんはベッドに顔を埋めながら、「う、うん、うん」という感じの呻き声を出してくれる。
しばらく突き続けると奥の方から出そうになる。
すかさず正常位に戻し、段差の快感に酔いしれながら高速ピストン・・・5発目。
さすがにキツくなってきたが、亜季さんはまだ俺を咥える。
多少時間がかかってしまったが回復する。
亜季さんは小さい俺を口の中で転がすように、コリコリと弄ぶようにしゃぶってくれた。
口のテクニックだけは前に鍛えられたのだろうな。
6発目も正常位。
亜季さんと体と体を合わせ、お互いを感じるように抱き合った。
最後のセックスになるのが分かっていたかのように。
亜季さんの体の中はもう俺の精液にいっぱいになっているはずだ。
でも亜季さんの段差は相変わらず気持ちいい。
ゆっくり、ゆっくりとし深いストロークを繰り返し、体位を横、後ろ、苦手な騎乗位まで一生懸命やってくれた。
最後は抱き合いながら正常位で亜季さんの中に出した。
こんなになってもまだ出るのが分かるくらいの射精だ。
最後はホテルを出るまで何度もキスをした。
部屋の中、廊下、出口まで。
そして俺は電車に乗って休日の仕事に向かった。
それから亜季さんとは数回のメールのやり取りがあったが、もう会っていない。
最後にクリスマス近い時に、『もう一回会おうか?』と約束をしたが、亜季さんから、『もうやめよう。私がダメになる』と・・・。
1年程して彼女が結婚したと聞いた。
クラブにも出てこないから心配はしていたのだけど。
子供もできて幸せそうだ。
よかった。
本当によかった。
正直言うとあなたのことが忘れられません。
体も、気持ちも。
でも俺も不妊治療の成果が出て子供もできたよ。
元気でやってる。
バイクも乗ってる。
またどこかで会うことがあったら、俺の好きなその目で、にっこり笑いかけて欲しい。
俺もあの時みたいに笑うから。
ライダーズクラブで知り合った亜紀さん[後編]
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| 元記事サイト:萌えるエッチ体験談 〜非日常的なエッチな体験談をお届けします〜
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