毎年冬が来ると、息子と2人で毎週のようにスキーに行く。
そして、温泉旅館にもよく泊まる。
小学4年生の息子は、今のところ私とそんな風にスキーに行くのを楽しみにしてくれている。
そのうち一緒に行ってくれなくなるんだろうなと思うと寂しいが、今はなるべく沢山一緒の時間を過ごしたいと思っている。
寒い所が苦手な妻と、まだ小さい娘はいつも留守番なので、男同士の気楽な旅だ。
今回泊まった宿は、かなり山深く、秘境の宿といった感じだ。
息子も、金田一耕助の映画に出てくるようなロケーションの宿に、妙にテンションが上がっていた。
古くて小ぶりな宿だったが、手入れの行き届いた清潔感溢れる宿だった。
そして何よりも私が良いなと思ったのが、若女将だった。
若女将と言っても、たぶん30歳半ばだと思うが、こういう宿の女将にしては群を抜いて若いと思った。
そして和服を着た彼女は、何とも言えない色気が溢れていた。
露出など皆無な和服なのに、どうしてこんなにエッチに見えるのか不思議だが、私はドキドキしっぱなしだった。
見た目は、安めぐみとか、そんな癒やし系と言われるルックスで、和服の上からでも結構なボリュームを感じる胸は、脱いだらとんでもない事になりそうだと思う。
「ようこそおいで下さいました。スキーでお疲れではないですか?すぐにお部屋にご案内しますね」
丁寧さと砕けた感じの混じった口調で挨拶をしてきた。
まるっとへりくだった口調で接客されるよりも、ある程度馴れ馴れしい方が私の好みだ。
「僕、スキーは上手に滑れるの?」
すっとしゃがみ、視線の高さを息子にあわせて会話をする彼女。
子供好きなのが伝わってくる。
これだけで私の中では好感触だ。
子供に優しくない女性は苦手だ。
息子は少し照れながら自分のスキーの上手さを自慢する。
幼稚園の時からスキーをしているので、天狗になっても仕方ないくらいスキーの上手い息子だ。
恐らく、今年あたりは私を抜く腕前になりそうだ。
「はい、おにいちゃん、リンゴジュースどうぞ」
優しい笑みでウェルカムドリンクを息子に与える彼女に、「おばちゃん、ありがとう!」とバカみたいに明るい笑顔でお礼を言う息子。
「バ、バカ!おばちゃんじゃないだろ、お姉さんって言えって!こんな綺麗な人にダメだろ!」
私が慌てて息子に言うが、「いいんですよ。もう、おばちゃんですよ」と、優しい笑みを浮かべたまま言う彼女。
本当に人の良さが出ている気がした。
ウェルカムドリンクを飲み、宿帳に記帳した後、彼女に部屋まで案内してもらった。
和服姿の女性のうなじは、どうしてこんなにも欲情を煽るのだろう?と思いながら、後ろからついて行く私。
我ながら良い宿を選んだなと思った。
そして部屋の説明とお風呂の説明を受けた。
小さな宿だからかもしれないが、内風呂は男と女に別れているが、外に出ると混浴露天風呂になるとのことだった。
息子は、「へんなの~」と笑っていたが、私は少しドキドキしていた。
今までの人生で混浴なんて経験したことがない。
平静を装いながら食事の説明を受けた。
「息子さんと2人でスキーして泊まるなんて、優しいパパさんですね」と、優しい笑みを浮かべて言う彼女。
そしてお茶を入れてくれる。
色々と話を聞いてみると、宿の駐車場の裏手に自宅があり、旦那さんもこの旅館の板前をしているとのことだった。
当然結婚はしているだろうなと思っていたが、旦那さんが同じ職場にいると聞き、何となくがっかりしてしまった。
お茶を入れてもらいながら、ふとテーブルの上を見ると、マッサージの事なんかが書いてあった。
こういうところでは、1時間1万とかが普通なのに、そこに書いてあった金額は驚くほど安かった。
私は、空きがあるか聞く。
すると、やはりこの料金のためか人気のようで、いっぱいだという事だった。
残念だなと思っていると、「一応、私も出来ますが、女性の力では物足りないかも知れないので・・・」と、それとなく提案された。
私は即答でお願いをして、夕食後に時間を設定した。
彼女が部屋を出ていくと、私はドキドキして仕方なかった。
マッサージがいっぱいということは、それなりにお客がいるということだ。
混浴露天風呂に入り、女性と一緒になるかもしれない。
そう思うと年甲斐もなく興奮してしまう。
「パパ、先にお風呂行こうよ!」
息子が元気いっぱいに言う。
一日滑りっぱなしだったので、さすがに疲れたのかも知れない。
そしてその提案は私にとって嬉しい提案だった。
あまり気乗りがしない振りをしながら、内心ウキウキで風呂に向かう。
男湯の方にはまだお客がいなかったが、入り口の土間にスリッパが2組あったので、女湯に2人いるのかも知れない・・・。
ドキドキがさらに強くなっていた。
はしゃぎながら身体を洗う息子。
飛び込むように内風呂に入る。
私も身体を洗うと、息子のいる内風呂に浸かる。
「疲れたな。どうする?外の風呂も入るか?」
本当はすぐにでも行きたい気持ちを抑えながら、息子に質問する。
「え?いいよ、だって女の人もいるんでしょ?」
照れたように言う息子。
「こんな時間にいるわけないって。夜だとそれこそ入れなくなるんじゃないか?」と、必死すぎる感じで言う私。
「そっか、じゃあ行く!」
そう言って外の露天風呂に向かう息子。
簡単な二重扉みたいになっていて、出るまで外がどうなっているのかわからない。
本当にドキドキだった。
扉を開けて外に出ると、湯煙の中に人影が見えた。
息子は、恥ずかしがって逃げてしまうかな?と思ったが、意外なほど大きな露天風呂にテンションも上がったようで、軽く飛び込むように風呂に入った。
「こら、飛び込んじゃダメだって!すみません・・・」
私は息子に注意しながら湯煙の中の人影に詫びた。
「大丈夫ですよ。元気なお子さんですね」
女性の声だった。
私はドキドキがMAXになりながら湯船に近づき、かけ湯をして湯船に入る。
近づくと、その声の主はまだ若い女性だった。
しかも2人並んでいた・・・。
混浴のマナーなのかわからないが、私が湯船に浸かるまでは2人とも違う方を見ていた。
そして私が肩まで浸かると、「こんばんは」「こんばんは~」と2人揃って挨拶をしてきた。
私はドギマギしながら挨拶をする。
混浴の場合、挨拶するのがデフォなんだろうか?
普通の温泉では、こんな風に挨拶したことなどない。
「すみません、騒々しくて」
私は、風呂の端っこでジャンプしたり、バチャバチャしている息子のことを詫びた。
「いえいえ、全然平気です。可愛いお子さんですね。スキーですか?」と、髪をアップにした女の子が言う。
肩まで浸かっているので、まったく体型はわからないが、透明度の高い湯なので、肌色の影が水面に揺れていてドキドキする。
たぶんお風呂なのですっぴんだと思うが、眉毛がないなと思う程度で、凄く整った綺麗な顔をしていた。
そこまで似てはいないが、系統としては北川景子っぽい感じだ。
私は、「自分はスキーで、息子はボードとスキーの両方です」と答える。
「両方出来るんだ!ぼく、凄いね!」と、彼女が息子に声を掛ける。
すると息子はバチャバチャ水を掻き分けながら近づいてくる。
性の芽生えがまだなのか、息子は可愛らしいおちんちんのまま近づいてくる。
「そうだよ!スキーは2級持ってるし、ボードもグラトリも出来るよ!」と自慢する息子。
「マジで!?半端ないね」
もう一人の方が驚いたように言う。
もう一人の方は、地黒なのかどうかわからないが、黒ギャルっぽい感じで、風呂の中なのにメイクをしている感じだった。
でも、どことなく南明奈っぽくて、こちらも可愛らしい子だった。
女の子が2人いて、どちらも可愛いというのは珍しいと思う。
息子は自分が出来るトリックの話をしたり、女の子達と盛り上がっている。
どうやら女の子2人はボードのようだ。
息子は天性の女たらしなのかもなと思いながら、2人を観察していた。
そして、何かが上手く出来ないという話をしている黒ギャル。
「どうしてだと思う?」
息子に質問する黒ギャル。
「おっぱいデカ過ぎるからだよ!それが邪魔して出来ないんだよ!」
息子が黒ギャルに断言する。
息子は黒ギャルのそばに立っているので、上からよく身体が見えているのだと思う。
羨ましいなと思う間もなく、黒ギャルが立ち上がる。
いきなり見えた全裸に、私は固まってしまった。
どうやら黒いのは日サロで焼いているみたいで、胸は日焼け痕がないが、下はビキニの形で日焼け痕がある。
確かに息子が言うように胸がデカかった。
たぶん、Fカップとか、それ以上ありそうだ。
大きめの乳輪は日焼けのせいか少し黒くて、そのくせ乳首は眩しいほどのピンク色だった。
乳首だけは隠して焼いているのかな?と、変な想像をしてしまった。
そして、クッキリと日焼けの痕がわかる下腹部は、剃っているのかへアが無かった。
「そんなに大きいかな?」
黒ギャルが息子におっぱいを見せながら言う。
「うわぁ、でっけ!お姉ちゃん、おっぱいでっけ!それじゃ、上手く回れないでしょw」
無邪気なテンションで言う息子。
「こ、こら、変な事言ってるんじゃない!ホント、ゴメンなさい」
私は黒ギャルの方を見るに見れず、明後日の方向を見ながら謝った。
「そんなに私のって大っきいですか?」
すると黒ギャルがまさかの質問をしてきた。
私は、恐る恐る彼女を見る。
すると彼女はどうだ!という感じで、まったく隠すことなく、胸すら張っている。
「い、いや、確かに大きいです・・・」
「そっかぁ・・・ダイエットした方が良いですかね?」
全裸丸出しのまま、さらに質問を重ねる黒ギャル。
今時の若い女性は羞恥心がないのかな?と思いながらも、予想を超えた幸運にテンションが上がった。
「した方が良いよ!明日、教えてあげるよ!」
息子は勝手に約束を始める。
黒ギャルも嬉しそうに、「マジで!?絶対だよ!景子、イケメンゲットしたw」と、楽しそうに笑いながら言う。
「明奈ばっかりズルい!じゃあ、私はパパさんに教えてもらおうかな?」と、私に向かって微笑む景子ちゃん。
私は慌てて明奈ちゃんから目を逸らし、景子ちゃんを見て、自分はスキーしかできないから無理だと、しどろもどろで説明する。
「私、スキーもやってみたいです。ダメですか?」
景子ちゃんが真っ直ぐに私を見ながら言う。
私は、たぶん顔を赤くしながら、「私でよければ」と答えた。
とは言いながらも、きっとからかわられているだけで、本気ではないと思っていた。
でも、2人とも明日が楽しみだとか、ずっとそんな事を息子と盛り上がりながら話していた。
私も密かにムスコが盛り上がりっぱなしだが、気取られないように気をつけた。
明奈ちゃんは、話をしながら結局風呂の縁に座ったので、その巨乳が見えっぱなしだった。
でも、あまりに明奈ちゃんが堂々としているので、それが普通に思えてきた。
「あっつ、パパ、もう出る!お姉ちゃん、また明日ね!!」
息子はそう言うが早いか飛び出るように風呂を出て、男湯に駈けて戻ろうとする。
私は慌てて、「こ、こら、待て、走っちゃダメだって!」と言いながら、慌てて風呂を飛び出した。
フル勃起してしまっているムスコが気になったが、頭の上のタオルを素早く股間に持って行き、見られないようにして息子を追った。
「また明日~」と、景子ちゃんの声がして、「え?デカくね?」と言う明奈ちゃんの驚いた声が背中を追いかけてきた。
(見られた・・・)
私は顔を真っ赤にしながら男湯の扉をくぐった。
私のモノは日本人の平均値を大きく上回る。
元々平均より大きかったのだが、学生時代に何となく好奇心で試した『アンドロペニス』という増大器で、よりカリ太の長マラになった。
ただ、大きくした後に女性とセックスしたのは嫁とだけなので、大きくして意味があったのかどうかは不明だ。
嫁は結構感じてくれている気がするが、大きいから感じてくれているのかどうかは比較しようがないのでわからない。
私には宝の持ち腐れだと思う。
そして部屋に戻り、ゆっくり過ごした。
息子はゲームを始め、私は窓際で雪景色を見ながらビールを飲み始めた。
幸せなひとときだ。
でも、雪景色を見ながらも、考えるのは明奈ちゃんの裸体ばかりだ。
若い女性のフルヌードが見られただけで、この宿に来た甲斐があったと思う。
年甲斐もなく、それをオカズにオナニーをしたくなった。
でも息子がいるので当然だが無理だ。
そんな風に、少しモヤモヤしながらビールを飲んでいると、あっという間に夕食の時間になった。
夕食は部屋食ではなく食堂でのコース料理だ。
料理が自慢と言っていたので楽しみだった。
息子に声を掛け、一緒に部屋を出る。
息子は、廊下に飾ってある書画や、珍しい木細工などを見て目をキラキラさせている。
子供の好奇心溢れる表情は見ていて微笑ましい。
食堂に着くと十二畳くらいの和室にテーブルが2つ並んでいた。
和室は他にもいくつかあるようで、2組ぐらいずつに分けて夕食を提供する感じみたいだ。
これなら落ち着いて食事が出来る気がした。
息子と床の座椅子に座り、並んでいる先付けなどを見て、美味しそうだねとか話した。
確かに、手の込んだ料理が並んでいる。
川魚や山菜がウリのようで、どれも美味しそうだ。
すると、「アレ?パパさんだw」と、明奈ちゃんの声がした。
ビックリして入り口を見ると、浴衣姿の2人がいた。
浴衣に巨乳・・・それは破壊力がありすぎて、大量殺戮兵器のようだった。
帯で胸がより強調されて、本当に素晴らしいと思った。
そして、横にいる景子ちゃんも、「また御一緒ですね。縁がありますね」と、上品に挨拶をする。
浴衣姿のアップ髪も、これまた凄い破壊力だった。
私は再び訪れた幸運に、無宗教のくせに神に感謝した。
「おっぱいのおねーちゃんだ!こんばんは!」
息子は無邪気にそんな事を言う。
「ば、ばかっ!失礼だろ!?」
慌てて息子を叱る私。
でも明奈ちゃんは胸の前で両腕をクロスすると、昔流行った“だっちゅーの”みたいなポーズを取って胸を強調しながら、「おっぱいねーちゃんだよwまた一緒だねw」と、笑顔で息子に話しかけた。
明菜ちゃんは浴衣をルーズに着ているので、胸の谷間がはっきりと見えて、またドキドキしてしまった。
「へへ、じゃあ、一緒に食べよーよ!」
息子が屈託無く明菜ちゃんに言うと、明菜ちゃんも景子ちゃんも賛成してくれて、あっという間にテーブルをくっつけてしまった。
息子は2人の真ん中に座り、両手に華状態でジュースを飲み始める。
お前はイタリア人かと思いながら、ちょっと息子が羨ましいなと思った。
「パパさんもどうぞ」
景子ちゃんが私にビールを注いでくれる。
景子ちゃんは浴衣をルーズに着ていないので胸の谷間は見えないが、意外とボリュームがある感じだ。
景子ちゃんは黒い髪をアップにまとめ、湯上がりの美女という感じだ。
風呂の時とは違い、薄くメイクもしているせいか、より美人に見える。
たぶんファンデーションとかはしていない感じで、眉を少し書き、唇に薄くグロスを塗っている程度だと思う。
でも、明奈ちゃんとは違い、抜けるような白い肌の景子ちゃんは、ほのかに赤い唇がやたらとセクシーに見えた。
2人は、オセロみたいに裏表という感じだ。
黒ギャルと白ギャル、どちらも本当にいい女だと思う。
「隼太、ちゃんと明奈さんって呼ばないとダメだぞ」
明奈ちゃんを『おっぱいねーちゃん』と呼ぶ息子に注意をしたが、「別にヘーキですw実際、おっぱいが売りなんでw」と、明奈ちゃんはまだ胸を腕で挟んで強調しながら言う。
普段キャバクラすら行かない私には、この席は刺激的で楽しすぎた。
「隼太ちゃん、あーん」
そう言って明奈ちゃんが息子にスプーンで茶碗蒸しを食べさせる。
息子は少し照れながらも素直に食べさせてもらう。
「じゃあ、私はパパさんに」
景子ちゃんが私に茶碗蒸しをあーんとしてくれる。
私は目茶苦茶照れながらも素直に食べさせてもらった。
「美味しいですか?」
景子ちゃんが私の目を真っ直ぐに見つめながら、妙にセクシーに聞こえる声で聞いてきた。
私は緊張しながら「美味しいです」と答えた。
「景子、ロックオンしてんじゃないのw子持ちはダメだってw」と、明奈ちゃんが笑いながら言う。
「うるさいw」
景子ちゃんが可愛らし言い方で明奈ちゃんに言う。
2人は本当に仲が良い感じだ。
「おっぱいねーちゃんは大学生なの?」
息子が質問をする。
私も聞きたかったことなので、良い質問をしてくれたなと思った。
「え?そんなに若く見える?隼太ちゃん上手いねぇ~」と嬉しそうに言う明奈ちゃん。
「2人とも美容師だよ」と景子ちゃんが答える。
「じゃあ、僕の髪も切ってよ!」
「いいよ、お店来てよ!どこ住んでるの?」
勝手に話を進める息子と明奈ちゃん。
2人はなんか気が合うみたいだ。
そして2人のお店は私の住んでいる区の隣の区だった。
「近いじゃんwお店来たら、超イケメンにしてあげるよw」
明奈ちゃんはノリノリだ。
「ホスト風にしちゃうんでしょ?隼太ちゃん、私が切ってあげる。おっぱいねーちゃんに切らせたら髪の毛金色にされちゃうぞ~w」
景子ちゃんが茶化す。
「ダメダメ、隼太ちゃんは私がゲットしたんだからw景子はパパさんがお気に入りなんでしょwさっき言ってたじゃんw」
明奈ちゃんも、おどけて言い返す。
「ちょ、変な事言わないでよぉ!」
少し頬を赤くして明奈ちゃんに言う景子ちゃん。
私はドキッとした。
私がお気に入り?
本当だったら嬉しいが、私なんかは相手にされないと思う。
すると襖が開いて若女将が入ってきた。
よくある宿泊の感謝の言葉を言った後、「僕、綺麗なお姉さんと一緒で、よかったわね」と息子に微笑みながら言う。
そして私と女子2人にビールを注いでくれたりする。
女子2人は、料理の事をとにかく誉めていた。
若女将も旦那の料理を誉められて凄く嬉しそうだ。
それにしても若女将は色気が凄い。
藤あや子とか、あんな感じのむせ返るような色気が漂っている。
「女将さんって、歳、私達と同じくらい?私達2人とも27歳だけど」と、明奈ちゃんが聞く。
「いえいえ、もうおばちゃんですよ。今年38歳です」と答えた。
息子以外は全員驚いた。
私は、まさか年上だとは思ってもいなかったので、驚いて膝で机をガタンとさせてしまった。
「うっそ!若過ぎでしょ」
「やっぱり温泉がいいんですか?」
2人は興味津々という感じだ。
「そうですね。温泉のおかげで、肌だけはなんとか」
若女将は謙遜しながら温泉の効能を語る。
「じゃあ、通わないと」
明奈ちゃんが真面目に言う。
「是非。日帰り入浴もしてますから、お風呂だけでも入りに来て下さいね」と、若女将もアピールする。
「じゃあ、後ほど部屋にお伺いしますね」と言い、若女将は出ていった。
「パパさん、なになに、部屋に来るって意外にやり手なんだねw」
明奈ちゃんが勘違いしたのかそんな事を言う。
「い、いや、マッサージを頼んだだけだよ!普通のマッサージ!」
慌てて否定する私。
「へぇw普通のねw良かったね景子wじゃあ、普通じゃないマッサージは景子がしてあげたら?」
ド下ネタを言う明奈ちゃん。
「ばかっ!隼太ちゃんいるんだから変な事言わないの!」
顔を真っ赤にして言う景子ちゃん。
黙っているとクールに見えてしまうくらい美人なので、照れている姿はギャップがあって凄く可愛らしい。
でも息子はそんな会話が聞こえていないように、必死で魚をほぐしている。
すぐに夢中になり、周りの音が聞こえなくなる息子は集中力が凄いと思う。
そして楽しい食事が続き、本当に明日のスキーも一緒に滑ることになった。
「じゃあ明日ね。早く寝るんだよw」
明奈ちゃんが息子に言う。
見た目に反して本当に子供好きのようだ。
「じゃあ、明日はよろしくお願いします」
景子ちゃんが私に言った。
景子ちゃんは本当にスキーを始めるつもりみたいだ。
女の子にスキーを教えるなんて学生の時以来だ。
私は明日が楽しみで仕方なかった。
<続く>
若女将と黒ギャル白ギャルがいる混浴温泉[第1話]
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