通学電車で痴漢されている私を助けてくれた彼との体験談
立の女子校に通う香織は、通学電車でいつも同じ車両に乗っている大学生の雄一に思いを寄せていた。
しかし2人は同じ電車に乗っているだけ。
雄一は香織の存在すら気づいていないかもしれない。
もともと内気な性格の香織には雄一に声をかけたり、手紙を渡す勇気が無かった。
香織はいつも自分の勇気の無さを歯がゆく感じていた。
「今日も手紙、渡せそうにないなぁ・・・」
その日、香織は電車の扉のすぐ近くに立っていた。
扉のガラスに反射して映る雄一がいつまでも遠い存在に思えた。
キィィィーーー!!
「うわっ・・・」
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