IT業界なので繁忙期は終電間際まで仕事ということも時々あるんだけど、俺の場合はビジネスパートナーという形で客先に常駐する機会が多かったので、最終退室者になることは出来ず、必ず社員が確認後、最終退出者として施錠してから帰宅という流れになる。
当時割と仕事の方が順調に片付いていたのだが、パートナーを組んだ客先の新人社員(2年目)の女の子が、ちょっとしたミスにより、急遽ヘルプを頼まれてしまった。
完全に無関係な仕事とも言えず、困っている様子の女の子を尻目に帰宅するのも忍びなかったので手伝い始めたのだが、蓋を開けてみたら完全にお尻に火が付いている状態で、終電間際までかかる仕事が連日続くというデスマーチに突入した。
その子は
「島田ゆり(仮名)」
というのだが、強いて例えるなら三浦春馬を女にして可愛くしたような雰囲気だ。
その仕事もようやく終了の目処が立ち、今夜頑張れば明日の土日出勤は無くなるという状況まで回復していた。
そもそも繁忙期とは外れた時期なのでフロアーにいる他の作業者は20時前後で全て退社していたので、それ以降の時間にフロアに残っているのは自分だけだ。
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