美緒さんとの関係は、一気に変わってしまった。ただの家庭教師先のお母さん……それが、今では訪問する度に、キスしたり口でしてもらうようになってしまった。
旦那さんや悠真君に対して、罪悪感を感じる。やってはいけないことだったなという、反省もある。でも、一度経験してしまった事に対して、今さら止めることも出来ずにいる。
今日も、悠真君を教えている。でも、やっぱり出来が良いのでほとんど教えることはない。課題を与え、それを彼が解き、僕が採点して補足をする程度だ。
今も、悠真君は現国の長文を読み込んでいる。僕は、トイレに行くと言って彼の部屋を出た。そして、すぐにリビングに行くと、すでに美緒さんが待っていてくれた。
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