今のところ学生、今年の春入社(予定)。
見た目中の上って言われるからそれなりだと信じたい。
Aの妹:18歳。
今年就職。
見た目はガッキーをちょっと丸顔にして目もちょっと釣り目にした感じ。
ここでは新垣結衣から借り名だが結衣にしておく。
A:22歳。
俺の友人、いい奴。
整備士で嫁・子供あり。
見た目ゴリラ。
正月間近、大学の卒論も終え、後はゆっくり正月を実家で過ごすつもりだった俺は、卒論提出後の翌日の13時に6時間かけてバスに揺られ、実家に帰ろうとしていた。
その道中、見知らぬ携帯番号から電話が掛かってきたが、卒論のおかげで睡眠不足なのと、6時間のバス移動のせいか全くその着信に気付くこともなく、すっかり夢の中にいた。
着信に気付いたのはバスが目的地に到着して迎えの車を弟に出してもらう為、電話をかけようと携帯を出した時。
身に覚えのない番号からの着歴、間違い電話かもしれないし、本当に用事があればまた掛かかってくるし、来た時に出ようと思った。
その日は結局何もなく、久しぶりにかあちゃんの飯ウマウマーとか、実家の風呂やっぱ広ってなって寝た。
次の日また俺の携帯が鳴った。
今度は知っている番号。
友人のAだった。
Aとは小学生からの付き合の数少ない友人の一人だ。
A「うっす俺久しぶり~wもうこっちに帰ってきた?」
俺「久しぶり、ちょうど昨日帰ってきたところ」
A「ちょうどよかった。
明日か明後日、暇か?」
明日か明後日、暇か?」
俺「どっちも暇だけど、嫁さんと子供いるのに飲みに行っても大丈夫なのか?」
A「飲みに行くんじゃなくて、今回は俺の家だよ」
俺「余計迷惑だろ」
A「大丈夫嫁さんも、ぜひ来てって」
・・・ということで翌日Aの家にお邪魔することに。
Aの家に行く当日、あの身に覚えのない携帯からの着歴が。
二度目の着信なので、さすがに間違い電話ではないと思い掛け直す。
俺「・・・もしもし?」
?「俺くん?やっと繋がったよー」
(女の人?誰だろう?けど、どっかで聞き覚えのある・・・)
?「結衣だよ!!」
俺「結衣ちゃん!?」
結衣「ごめんね。
いきなりびっくりしたよね」
いきなりびっくりしたよね」
この結衣ちゃんはAと兄妹でありながらも、Aとは似ても似つかない美少女。
だが、ちょっとマセ過ぎていて、当時小学生だった俺がAの家に遊びに行っていたときに、えらく好かれてしまい、幼稚園児の幼女からは想像もつかない激しいスキンシップを繰り出してきていた。
それからAの家に遊びに行くたび、おもちゃにされていた。
そんなわけで俺はなんとなく彼女が苦手だった。
俺「いや、大丈夫だよ。
どうしたのいきなり?この前は電話に出れなくてごめんね」
どうしたのいきなり?この前は電話に出れなくてごめんね」
結衣「気にしないで!それよりも今日のことなんだけど、早めに来てもらえる?」
俺「えっ?」
結衣「もしかしてAに聞いてないの?」
俺「・・・何も」
結衣「きっとAのことだから連絡忘れたんだね。
私も一緒に行きたいから俺くんの車に乗せてって欲しいんだよね。
で、2時くらいに迎えに来てくれない?」
私も一緒に行きたいから俺くんの車に乗せてって欲しいんだよね。
で、2時くらいに迎えに来てくれない?」
(Aは7時に来てくれと言ってたはずなのに、なんでこんなに早いんだろう・・買い出しか?)
そう思いながらも承諾。