(あの夜の俺ってどうかしてたよなー)
自分にそう言い聞かせてたら、次の週、美奈さんからメールで、『ご飯でも食べない?』とお誘い。
うーん・・・と頭で悩みながら、手は勝手に『OK』の返事を送ってたわけですな。
ちょっと高そうな飯屋で普通に夕食。
それからやっぱり高そうなバーで一杯。
連続で奢られるのもアレなんで、俺の分は払おうとしたんだが、「安月給のくせに無理しなくていいわよ」と笑われた。
腹立ったけどゴチっす。
経営コンサルってそんなに稼げるのかー、とか思った俺って無邪気。
で、なぜかホテルが取ってあった。
ラブホじゃなくお洒落なシティーホテル。
まあ、やる事は同じだけどな。
この日はそれほどアルコールが入ってなかったせいか、というか飲んでた前回もそうだったが、美奈さんが下着になっただけでフル勃起。
やっぱり「うおぉー!」となっちまいましたとさ。
高級そうなパンティーに手を突っ込んだら、彼女もベチョベチョだった。
ガンガンとマシンガン君の速射砲・・・と言っても、早漏じゃなくて高速ピストン。
美奈さんがアンアン喘いで腰を振る。
エロすぎる体がタマラン!
柔らかなオッパイがタマラン!
気持ち良すぎるマンコの具合がタマラン!!
外泊は無理だと言うんで3回戦・・・。
正確にはシャワーを入れて4回戦だったが、その間ずっと勃ちっぱなしだった。
(俺、こんなスタミナあったっけ?)
最中もした後も、恍惚の表情で俺から視線を離さない美奈さんがちと怖かった。
帰り際、またまた超濃厚なキスをして「あなた最高だわ」と微笑んだ美奈さん。
もちろんズボンの中じゃギンギンになってた。
俺ってアニマル。
美奈さんと会うのは月2~3回。
不定期だがいつも前日くらいにメールが来た。
飯食って軽く飲んでホテルへGO。
あとは2人、単なるケダモノになる。
食事しながら色んな話もしたが、家族の事はあまり触れなかったな。
話したくなさそうなオーラを出すんで、こっちも敢えて聞かなんだ。
ただ、たまに「旦那」という単語が出てくるって事は結婚してるわけで、俺はいわゆる不倫相手になるんだよなー。
人妻と不倫なんて人生初体験だ。
体の相性が良いのは確かだと思う。
それほどヤリチンな人生でもないけど、あんな気持ち良いエッチは初めて。
美奈さんも同じ事を言ってた。
アレとナニがピッタリするし、どんな体位でも抱いた感じがしっくり来る。
それ以上に、あの体を見ただけで襲ってくる“果てしなき勃起の大波”。
ナイスバディーの黒ギャル相手でもそんな事なかった。
理由は今も分からん。
オナ猿からセックス猿に進化した中学時代も、あんな連発で欲情した事ない。
しまいには食事の前、化粧と香水とほのかな体臭の混ざった臭いを嗅ぐだけで股間は臨戦体勢。
あの臭いには催淫効果があるのか、と思いたくなるくらいだ。
美奈さんも、「あなたの近くにいるだけで濡れるのよね」と言ってたけどな。
2回目に会った時、ポケットにゴムを忍ばせてたんだが、使おうとすると、「そんなの要らないわよ」と笑われた。
一瞬、もうアガってんのかと思ったが、それにしちゃ濡れ方が激しいんだよな。
まあ、俺もゴム無しの方が気持ちいいんで、結局ずっとナマ中出しだった。
その年の秋、美奈さんに、「有休取ってよ」と命じられ、2人で温泉に行った。
いつもビシッとしたスーツ姿で、話題もそれほど年齢差を感じさせないんだが、休暇取って温泉って、なんだかオバさん丸出し。
なのになぜかホッとした。
オフの彼女はセーターとジーンズ。
それはそれで可愛かった。
・・・そう、知らない間に“可愛い”とか感じるようになってたんだよなー。
腕組んで歩くと、もちろんズボンの中は大変な事になるんだが、同時にエロと関係なく一緒にいて幸せ♪みたいな気分になってくる。
俺を見上げる美奈さんの表情も少女みたいだし。
目尻に小皺があるけど。
とは言え、やっぱりエロい事もするわけで、あの2泊3日は凄かった。
元々観光地でも何でもない湯治場みたいな温泉地だったんだが、飯と風呂以外はずっとセックスしてた気がする。
いや、家族風呂でもやったか。
もちろん夜は寝たし、日中は近くをドライブしたりしたんだが、床に就くとすぐ始めて、未明か明け方かわからないくらいまでハメまくって、疲れ果てて裸で抱き合ったまま眠って、朝起きたら食事前に一発、みたいな。
さすがに寒くて青姦はできなんだが、運転中も握ったり咥えたりしてくる。
食事中もピッタリ寄り添ってキスばっか。
質素な新婚旅行みたいだったな。
72時間のうち60時間は勃起してた・・・というのは大袈裟だが、俺ってエロ男爵。
全部で20発はやった気もするが、帰りに車でラブホに立ち寄るおまけ付き。
もうアホというかね、脳味噌の性欲をコントロールする部分が壊れたんだろう。
ホテルで最後に激しくて濃厚なの(といってもザーメンはスカスカ)を一発。
寝不足とヤリ疲れの頭でベッドで抱き合ってたら、腕の中で美奈さんが、「あー、なんでこんなに好きになっちゃったんだろ・・・」と呟く。
別れ際にはいつもにも増して濃いキスして、「愛してる」と言われちまいました。
その後もまあ濃密な関係は続きましたよ。
会うたびむちゃくちゃ真剣な表情で、「もう離したくない」なんて言われたし、そんなこと言われるとウブな坊やとしちゃ困っちまうわけだが、所詮は先の見えない不倫の関係だわな。
余計なこと考えず肉欲に溺れましょうと割り切った・・・というかそう努力した。
とは言え、『美奈さんの旦那にバレたらどーなる』まで考えないようにしたのは、考えなさすぎというか、アホとしか言いようがないけど。
そんな俺がこの春、社長室へ異動しましたよ。
今まで現場に近い部署だったから、役員とか経営企画は別世界みたいなもんだ。
中堅クラスになってからだと、「経営中枢への抜擢」とか言われるんだろうけど、社長室じゃペーペーの若手なんて、役員秘書のお嬢ちゃん達だけだし。
前の部署の上司は、「体力勝負の仕事があるんじゃねえの?」と気楽なもの。
社長のカバンは鉛で出来てんのか?
それとも社長はアッーの趣味があるんか?
・・・なんて真剣に悩んでしまった俺って心配性。
で、正式配属前だが、新しい上司と一緒に重役様達への挨拶に連れ回された。
どいつもこいつもあの創立記念パーティーに出てたはずだが、顔なんて覚えちゃいない。
もちろん社長にも挨拶に行きましたよ。
直接を顔見るのは入社式以来かもしれん。
「4月より社長室◯◯課に配属されます、××です!」と元気よく頭を下げる。
社長はと言えば、こっちをチラリと見て「ん?ああ、頑張ってな」だけ。
堅物で無愛想とは聞いてたけど・・・。
やっぱり若造の俺なんて眼中にねーのか?
でもまあ「こっち来てケツ出せ」と言われないだけマシか。
・・・なんて考えてたら、隣のミーティング室に通じるドアが開いて女が入ってきた。
(へっ???・・・なんで美奈さん、ここにいるのよ???)
美奈さんは俺を見て、言葉は発しなかったがニコリと笑みを浮かべると、社長に書類みたいなのを渡して何やら話し込み始めた。
(すげえ!美奈さんて社長とサシで会えるくらい大物コンサルだったんだ)
どっちにしろ若造に長居は無用。
上司に連れられて部屋を出る。
「あの女の人、うちの社のコンサルタントの方っすよね?」
歩きながら上司に聞いてみた。
上司は呆れたような顔で俺を見た。
「何を言ってんだ、社長の奥さんだよ」
(ええぇぇ~~~っっ!!!!!!!!)
・・・確かによくある名字だけどな。
うちの社長がコンサルやってる女と結婚したのか、社長の嫁がコンサルを始めたのかは知らない。
と言うか、そんなのどーでもいいわ。
若手の人事に社長夫人が口出し出来るはずないし、これは偶然。
全くの偶然だ。
でも、死亡か破滅か修羅場か知らんが、確実に何かのフラグが立った気がする。
俺って・・・何なんだろ?
黒ギャル好きだった俺が嵌ってしまった熟女[後編]
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| 元記事サイト:萌えるエッチ体験談 〜非日常的なエッチな体験談をお届けします〜
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