「まずは口で頼むわ」
シゲさんは、こんな状況でも完全にリラックスしている。緊張感もなさそうだし、申し訳ないという気持ちもないようだ。お茶を出してくれと頼んでいるような、気軽な口調だ。
真央は、不安そうな顔で僕を見つめている。でも、ついさっきまでは、上気したような顔で二人のペニスを見つめていた……。
「ほら、明日から新婚旅行だろ? はよ寝な起きれんぞ」
ナオさんがせかすようなことを言う。僕は、複雑な気持ちを抱えながらもうなずいた。真央は、それを合図にしたように、二人の前に移動していく。
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