女っ気のない工業大学に通ってたオレ。
学園祭がきっかけで待望の彼女ができました。
彼女は同じ市内にある女子大のひとつに通っていて、年上のポッチャリ型でそれほど美人という感じではないけど、オレも贅沢は言えない環境。
女性なのにかなり男っぽくってあっさりした性格。
色々と気になることもあったけど付き合うことにした。
彼女は車を持っていて、初デートの夜は下宿まで迎えに来てくれた。
助手席に乗り込むと化粧品のいい香りが漂っていた。
喫茶店で1時間くらい話をした後、再び車に乗り込み彼女のお気に入りの夜景スポットへ。
綺麗な夜景を眺めていると彼女が話し掛けてきた。
彼女「ねえ」
オレ「何?」
彼女「何してるの?」
オレ「え?何してるって?」
彼女「私、待ってんだけど」
オレ「待ってるって?」
童貞だったオレはそんなことわかるはずもなく・・・。