俺は後輩の女の子とアパートが一緒だったので、毎回その子と一緒に帰ってた。
その後輩を仮に『真琴』と名付けておく。
時をかける少女の真琴に雰囲気が似てて、胸はないんだけどスレンダーで華奢なところとかが似ていた。
でも独特の人懐っこさがあって、正直ちょっと異性として惹かれてはいた。
俺の部屋は一階、真琴の部屋は三階だったのでアパートに着いたら、「じゃ、夜更かしすんなよ」って言って俺は自分の部屋に入ろうとした。
そしたら・・・。
真琴「先輩、すぐ寝ますか?もうちょいお話とかしませんか?」
上目遣いというよりは顔を上げて話すように聞いてきて、「いいよ、じゃあ上がる?」と平常心を装って部屋に招いた。
正直、酒のせいにして(ボディータッチくらいはできるかなー)って期待はしてた。
真琴「先輩の家に上がるの初めてですね、あーゴミ溜めてる!駄目じゃないですかー」
グダグダ言いつつ、荷物を置いて部屋のこたつに潜り込む。
俺「何か飲む?」
真琴「お茶があればいただきたいです。
お酒はもういいです」
お酒はもういいです」
酔いが覚めてきてるとはいえ、お互い酒に弱いくせに飲み会では結構飲んでいた。
二人分のお茶をグラスに注いで、俺もこたつに潜り込む。
真琴「ありがとーございます」
両手でグラスを持ってチビチビ飲みだす。
俺はというと、なんか話題あるかなーとかボーっと考えていた。
で、結局、その日の飲み会の話をしてたはずなんだけど、いつの間にか話題が恋愛方面にシフトしていく。