「えぇっ⁉ 出てるよ、なんで⁉ 触ってないのに⁉」
突然前触れもなく射精した真吾を見て、雪恵はかなり驚いている。目が見開かれていて、昔のアニメならアゴが外れる描写が入るような驚き方だ。
「ゴ、ゴメン、なんか急に出ちゃって……」
射精した真吾自身も、本気で驚いている顔だ。まったくコントロール外で、突然射精をしてしまった。そんな射精でも快感は強かったようで、真吾は不思議な表情になってしまっている。羞恥と快感と罪悪感が入り混じったような、なんとも言えない顔だ。
──なんでこんな……いきなり出ちゃった。ヤバい……。
真吾は、動揺しながら謝った。精液をまき散らしてしまってシーツも汚しているし、雪恵にもかかってしまっている。
「良いよ、ちょっと待って、いま拭くね。でも、凄いね、そんなに興奮しちゃったの? ヤキモチ焼いてくれたんだ……なんか嬉しいな」
雪恵は、ティッシュでシーツや身体を拭きながら、嬉しそうに言う。
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