「これからトオルさんの家行ってもいいですかー?」
電話口から聞こえたエリカの一言が、全ての始まりだった。
深夜1時近く、そろそろ寝ようかなと思っていた時、携帯が鳴った。見ると、エリカだった。エリカは、大学のサークルの1年下の後輩。
普段、エリカと普通に会話する事はあったけど、電話が来る事は初めてだった。しかもこんな時間に、何だろうと思って電話にでると、
「トオルさん、今、家にいますかー?」
ちゃんと呂律が回ってない、飲んでるようだ。
友だちと飲んでて、自分の家まで着いたんですけど、鍵どっかに落としちゃったみたいで、どうしたらいいかわかんなくて、トオルさんって家近かったなーって思い出して、それで、
「これからトオルさんの家行ってもいいですかー?」
となったらしい。
季節は夏。
寝る準備もして、パンツ一枚の姿だった俺は、今すぐ来られてもな…と一瞬、躊躇した。部屋も片付けてないし、サークルの後輩泊めたってなると、後々色々面倒そうだし、とか考えてしまった。
「いいですか??わたし、すぐ寝ますから!」
エリカに畳みかけられ、俺は、
「あ、ああ、いいよ。部屋、汚いけど」
「大丈夫!全然、平気ですよ!」
じゃあタクシーで行きますね!と言って、エリカは電話を切った。その後俺は、急いで部屋を片付けた。エロDVDとか、そういった類のものは見えない場所に…。
20分後、エリカから電話がきた。でると、
「いま、トオルさんの家の近くだと思うんですけどー」
辺りに何が見えるか聞いて、近くのコンビニで待ち合わせた。服を着て迎えに行く俺。この時点で俺は、すぐ寝ると言っても男と女だし、しかも酔ってるみたいだし…とか色々考えてしまっていた。
コンビニに着くと、駐車場のところで見覚えのある女性がいた。エリカだ。
ミニ丈の花柄のワンピース。胸の谷間が凄い事になってる。普段、学校では見たことのない恰好だ。
俺の事を見つけたエリカは、手を振って、
「あー!トオルさーん!」
俺も軽く手を上げてエリカに答えた。
近くで見ると、エリカの顔はほのかに赤い。目も少し充血している。結構飲んだのかな、と思った。
それにしても、露出の激しい恰好に、嫌でも目がジロジロとしてしまい…、
「派手な格好してんね」
と言ってしまった。
「だってー夏休みだし!夏だから解放感!」
やっぱり酔ってるみたいだ。
俺は、クールな男を装って、それ以上、露出激しすぎな格好には触れずに、じゃあ行こうと言って歩き出した。
「何してたんですかー?」「泊めてくれるなんてトオルさん優しいですねー」といったエリカの声を聞きながら、内心、どうしてもヒラヒラしているスカートから見える綺麗な脚や、そして、こんもり溢れ出そうな胸の谷間に意識がいってしまう。それでも何とか冷静を装って歩いた。
コンビニから歩いて5分くらい。俺の住むアパートに着いた。学生が住んでそうな、いわゆる普通のアパートだ。
家の中に入ると、
「あれ?意外と綺麗っ」
と、エリカ。そりゃ、20分の間で自分でも驚くような機敏な動きで片付けしたからな、と思いつつ、
「まあ、どっちかっていうと、綺麗好きな方だから」
と、答えておいた。普段掃除なんてしないから嘘なんだが。
「ふーん、でもユリさんは、トオルさんは片付けしないって文句言ってましたよー」
ここで説明しておくと、ユリというのは、俺と同い年、そして同じサークルに属する女の事。そして、俺の恋人でもある。
エリカから電話で泊まっていいか聞かれた時、躊躇した理由もそこにある。何もなくたって、俺がエリカを泊めたという事実が漏れたら、後から何かと面倒だろうな、と。しかし俺は、困っている人を助ける、人助けのためにエリカを泊めてあげる、何も批判される言われはない!と最後は、自分の中でも本当かどうか怪しい理由で、鍵を落として困っているエリカを泊めてあげる事にしたのだった。
ソファに座ったエリカに、コップに水を注いで差し出した。「ありがとうございます?」と言って水を飲むエリカ。その時どうしても目に入る胸の谷間、やっぱりユリより大きいんだろうな、と思った。
エリカは、天真爛漫といった性格で、パッチリ二重瞼で顔も可愛くて、サークルの中でもモテる。エリカのファンは多い。
それに対してユリは、可愛いというより綺麗といった方がよい顔立ちをしている。背もエリカより高くスレンダーで、見た目クールな印象を与える。
付き合って以降は、クールな外見だけれど、意外と無邪気だったりエロい事も普通に喋ったりして、その意外性が可愛かったりするのだが。
さらにユリは、クールな印象を与えながらも、意外にも巨乳で(Eカップ)、それがサークル内の男子では話題だった。「ユリってさ、実はすっげえ巨乳だよな!あんな澄ました感じなのにさ!」といったように。
それで、ユリと俺が付き合う事になった約1年前、男子たちからは羨ましがられたり、嫉妬を目を向けられたり。
付き合って1年、たまにケンカもあるけど、仲良くやっている。セックスも頻繁にしている。何より一緒にいて居心地がいい、大切な彼女だった。この一年、浮気をした事もないし、もしかしたら結婚するのかな、なんて事も考えていた。
そんな中、一年後輩のエリカが新しくサークルに入った時、男たちが色めき立った。明るくチャキチャキした感じで、話しかけやすく、そして可愛い。さらには、服の上からでも巨乳というのがわかる。
それまで、そんなに人数も多くないサークルの中では、巨乳といえばユリだった。そのユリを射止めた男が俺だった。
そこに現れたエリカ。男子たちの話題は、「ユリとエリカ、どっちが巨乳か?」で盛り上がったりした。どちらも服の上からの比較じゃ、正確なところはわからないけど、しかし、見た感じ、背が低いというのも手伝ってか、エリカの方が大きい印象があった。それは、大方の男子も同意見で、「旧世代の巨乳ユリはトオルに取られたけど、新世代のエリカは俺がゲットする!」と言いだす男もいた。
旧世代って…。どちらも大学2年生と1年生なんですけど…。
ユリの裸を見て知っている俺からしても、エリカの方が大きいって印象が強かった。夏になり、服の露出が多くなってくると、エリカが歩く度にユサユサと揺れる様は刺激的だった。
ある日、ユリにその事を聞いてみた事がある。
「エリカって、相当巨乳だと思うんだけど、あれは、ユリより大きいのかな?」
冗談っぽく言ったつもりが、
「知らないよそんなの。…てかトオルは何でエリカの身体見てんの?」
結構、お怒りモードになってしまった。
「あ、いや、見てないんだけど、男らが、そんな事言ってたからさ!」
俺は何とかお茶を濁そうとしたが、しかし、
「男子ってそんな事話してんの?どっちが大きいとか関係ないじゃん!」
それまで、サークル内で巨乳といえばユリ、それが、一年後輩の女子にその座を奪われようとしている、もしかして、そんなユリのプライドみたいなものがあるのかなと思った。そうじゃなきゃ、いきなりこんな怒らないもんな。俺はちょっと面白くなって、
「それってやっぱりエリカの方が巨乳だから悔しいって事?」
「別にエリカの方が大きいって決まったわけじゃないでしょ!別に悔しくもないし」
当たりだな、と思った。益々いじめたくなった俺は、
「でもさ、見た感じ、エリカの方が大きい気がするんだけどな」
「やっぱり見てるんじゃん!さっき見てないって言ったのに!………トオルは、エリカに興味あるって言いたいの…?」
怒りモードから変な雰囲気になりつつある事を感じた俺は、
「違う違う!そんな事はないよ。だから男たちがそう言ってるってだけだから。俺は、ユリの恋人だからさ」
納得はしてくれたようだが、それでも心配な様子は隠しきれないようで、
「トオルはおっぱい好きだからな…」
と、言っていた。
そんなエリカが、いま、目の前でその谷間を見せつけるような恰好で座っている。
水を飲みほしたエリカは、体をうーんと伸ばした後、ソファに身体を預けた。ウロウロしているのも変だからと思い、エリカの隣に座った。
身体は離れているけど、ほんの数センチ先にエリカの身体がある。その状況に、興奮し始めてしまう俺がいた。
そこで突然、エリカは、目の前にあるベッドを眺めて「ここでいつもユリさんとしてるんですねー」と言い出した。
天真爛漫、そういったエロい会話も普通に繰り出してくるユリだから、特別おかしな事を言ったわけではないが、ドキリとしてしまった。
「まあ、そうだけど…」
俺が答えると、「ふーん」と言ったエリカは、突然、俺の肩に頭を載せてきた。
(え?)
何この状況?とキョドってしまう俺。身体が硬直したような状態になる。何も反応せずにいると、エリカは、「眠くなってきました?」。
「…結構飲んだの?」
自然を装ってエリカに聞くと、
「そうですね?、結構飲んだかな?」
「友だちと飲んでたの?」
「そうですね?、友だちと?」
本当に酔ってるみたいだし、本当に眠いのかな?と思った俺は、
「もう、寝る?眠そうだし」
そして、エリカをベッドへ誘導して横にならせた。俺はソファに戻って一人、座った。
しかし、自分の肩に、エリカが載せていた頭の感触が残っている。ほのかに漂ってきたエリカの髪の匂いも。
どうしても変な妄想をしてしまうものの、ここで襲ったりしたら、取返しのつかない事になる。だから、ここはやはり先輩として、ユリの恋人として紳士に振る舞おうと心に決めた。
「俺、ソファで寝るからさ」
そう俺がエリカに言うと、「は?い」と言って、エリカはゴロンと寝返りを打ち、俺とは逆方向になった。スカートがめくれあがって、もう少しで、スカートの中が見えそうだった。その姿がエロくて、俺の下半身は反応し始めてしまっていた。
時間にして5分くらい、沈黙の時間が流れた。もう寝たのかな、とエリカの生足をガン見していると、突然、エリカが、
「…わたし、今日、誰と飲んでたかわかります?」
と、聞いてきた。突然だったので少し驚きつつも、
「友だちとでしょ?」
と、答えた。
「だから?誰だかわかります?トオルさんの知ってる人ですよ??」
「○美とか△子?」
○美とか△子というのは、エリカが普段、仲良くしている女子たちの事だ。
「外れで?す」
そして、エリカは、グルンと寝返りをして、身体を俺の方に向けなおした。胸が服からこぼれおちそうになっている。それをエリカは直そうともしない。すげえでかいな…と思った。これは確実にユリよりでかいな…と。
どうしてもその胸元に目がいってしまいながら、俺は、
「えっと、誰だろうな、誰?」
するとエリカは、イヒヒといった感じで笑った後、
「ユリさんですよ!」
(?)
ユリとエリカは、そんなに仲が良い印象もなく、一緒に飲みに行ったというのは意外だった。前に書いたように、ユリにとっては、自分のプライドを傷つける存在ともいえるエリカと飲みに行って、一体、何を話したのか…
「ユリさんからトオルさんの事すっごい自慢されました?」
「え?ユリが何か俺の事言ってたの?」
「優しいって。あと、トオルさんってすっごいエロいんですってね?」
「どういう事?あいつ何て言ってたの?」
「高校生の頃付き合ってた彼氏とのエッチはお子ちゃまだったって。…あっ、前の彼氏の事、言っても大丈夫でした?」
ユリが高校生の頃に付き合っていた彼氏がいる事は知っている。ソイツに処女を捧げた事も。ユリにとって俺は二人目の男になる、そう聞いている。そして俺は、初体験の相手がユリだった。
「そう言ってくれるならそれは嬉しいけど…」
俺がそう言い終える前に、エリカは続けた。
「それに、トオルさんって大きいんですよね?すっごい」
ユリの奴、何言ってんだよ…。
「前の彼氏と大きさも固さも全然違うって?」
「ユリも酔ってたんだろ、大きくないし、普通だから」
「えー!ウソ?!スゴイ大きさって言ってましたよ?」
大きいって言われて嬉しくない事もないが、ユリはそんな事エリカに言ってどうすんだよ…と思っていた。俺が何も答えずにいると、気まずいわけでもないが、数秒の沈黙があり、すると、
「…トオルさんは、ユリさんの事、好きなんですよね?」
と聞いてきた。
「そりゃ勿論、彼女だからね…」
おい何か、これ、おかしな展開になってるぞ…と、その時思った。その後エリカは、「ふーん」と言って、仰向けになった。しばらく何か考えているような素振りを見せた後、
「わたし、トオルさんに嘘ついちゃいました」
「嘘?…ユリと飲んだのは嘘って事?」
「ユリさんと飲んだのは本当ですよ!…あの、ほら、鍵落としたっていうの、あれ、嘘なんです」
(!?)
人助け、鍵を落として困っているエリカを助けるために一晩泊めてあげるという俺の理由が崩れ去ってしまうじゃないか!怒りはないけど、いよいよこれは何かおかしな展開になりそうな…と思っていると、エリカが続けて言った。
「ユリさんがトオルさんの自慢ばっかするから、悔しくなっちゃって。わたし、そういうダメな性格してるんです。…この服も、さっき着替えてからきたんです、一番、派手な服…」
そしてまた、ぐるんと身体を俺の方に向けてくる。目に飛び込んでくる零れ落ちそうな胸の谷間。そして、エリカの顔を見ると、バッチリ視線があってしまう。うっすら、エリカの目が潤んでいるように見える。吸い込まれてしまいそうな眼だった。
「…トオルさん、眠たくないんですか?」
その言葉を聞いてから、5秒だろうか、10秒だろうか、もしかしたら1秒もなかったかもしれない、俺は立ち上がって、電気をオレンジ色に暗くし、そして、ベッドへと足を進めた。エリカに覆いかぶさった。目と目が合って、見つめあって、それから、キスをした。
いくら自制心があっても理性があっても、男だったら、誰だってこうするだろう?こんな状況で、こんなエロい身体した女から、こんな目で見つめられて「眠たくないんですか?」って言われたら、我慢とかそういう言葉が頭の中に浮かぶ瞬間はなかった。ただ、身体が勝手に動いていた、というのが正しいと思う。
キスをすると、エリカは抵抗を示すことなく、腕を俺の身体に巻き付けて、逆に激しく舌を絡めてきた。
たっぷりとキスをした後、エリカの胸を揉んだ。でかい!と思った。手の平に当たる弾力やボリューム感が、ユリと違う、断然、大きい。
エリカが来ている服を脱がして、ブラジャーも外す。ボロンという表現がしっくりくるような巨乳が零れ落ちた。その巨乳を両手で、揉んだ。巨大だった。
「エリカ…胸凄いね、大きい」
「そんな大きくないですよぉ、ユリさんだって大きいし」
「ユリのより全然大きいよ」
「本当ですかぁ?ユリさんより?おっきい?」
「うん、おっきい、全然違う」
そして俺は、胸を揉みながら乳首を舐めた。
「あ、あん、…おっきいおっぱい好きですか?」
「(ペロペロと乳首を舐めながら)うん、好き」
「ああん、あん、ユリさんのより好き?」
「(ペロペロと乳首を舐めながら)うん、好き」
そう言うと、エリカの喘ぎ声が一段と高まった。
「ああんんん、ああっ、気持ちいいっ」
そのエリカの反応に興奮して、より一層、乳首への刺激を強めた。
「ああんっ、気持ちいいよぉぉ」
その後も、エリカの巨大な胸を大いに楽しんだ。大きいのにもの凄い張りと弾力だった。ぷっくりと固くなった乳首もエロかった。
エリカの喘ぎ声を聞きながら、下半身へと体重移動、エリカの割れ目を手でなぞってみた。濡れ濡れだった。割れ目周辺をゆっくりと舐めて焦らしていくと、エリカが「ううんっ」と言いながら、身体がビクビクっと動く。周辺を舐めた後、穴に舌をヌポっと入れ込んだ。
「いやぁあん、恥かしいっ」
エリカの声が響き渡る。グリグリと舌を穴の中に入れて舐めていくと、腰を浮かせて身体をのけぞるように反応してくる。ユリとは違う派手なエリカの反応に、俺自身、大興奮してしまった。やっぱり反応がいい女は責めがいがある。
しばらくエリカの穴へと舌を侵入させて楽しんだ後、クリトリスへと舌を這わせて、ブチュブチュと音がしそうなくらいに唾液をからめて舐めまわした。
それから指を穴の中に入れて刺激し、さらに舌を旋回させて舐めると、
「あああああん、気持ちいいよぉ、ヤバいよぉっ」
再び腰をビクビクさせて反応してくる。今度は、舌を上下に動かして、テンポよく舐めていくと、より、その声が甲高くなる。
「ヤバい、ヤバいっ、ほんとに!あっ、イクぅーー!」
腰をのけ反らせて、ビクビク身体を震わせているエリカ。イッみたいだ。エリカの顔を見ると、手を口に軽く添えながら、満足そうな、力が抜けたような表情をしている。
そこで、エリカの横に身体を移動して、抱きかかえるようにしてキスを交わした。最初は軽くキスに答えていたエリカだが、途中から、舌を絡ませてディープキスになっていく。
そして、エリカは俺の上に乗って、着ていたTシャツを脱がされた。乳首をハァハァ言いながら舐められ、一気に俺は勃起した。それに気づいたのか、エリカは、ズボン越しに、手で俺の勃起したチンポを触ってくる。
そして、ベルトを外しにかかり、ズボンとパンツを脱がしていった。その一連の仕草があまりに手慣れていて、相当、経験豊富なんだなと、思ってしまった。
パンツを下ろしたエリカは、俺のチンポを握って、
「おっきい!ユリさんが言ってた通り、ほんと、おっきい」
「わたしも、おっきいの欲しい…」巨乳の後輩女子に誘惑され大切な彼女と別れた
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