この病院には俺が『Y姉さん』と呼んでいる幼馴染みの看護師がいた。
Y姉さんは俺より10歳年上で、俺が幼稚園に通っている時からの知り合いで、家も隣同士だったので俺はよく一緒に遊んだりした。
Y姉さんが看護学校に行って会えない時期があったが、卒業後に俺が通う病院に勤務するようになったのだ。
入院中は、“喘息の発作が起こると他の入院患者に迷惑がかかる”ということで個室に入り、Y姉さんが担当になってくれた。
入院して最初のうちは検査ばかりだったが、入院して初めての土曜日の午前中にY姉さんが部屋に来て、「T君(俺)、恥ずかしいと思うけど正直に言ってね」と言った。
俺は「どうしたの?」と聞くと、小さい声で「オナニーをしたことある?」と聞いてきた。
俺は最初、意味か分からず言葉に困ったが、正直に「したことある」と答えた。
するとY姉さんは、「看護学生のSさんは知っているよね。
Sさんの看護実習の練習台になって欲しいの」と言われた。
Sさんの看護実習の練習台になって欲しいの」と言われた。