Nくんが退院して少し経ってからのことです。
入院中にもらったお見舞い金が結構残っているのでどこかに泊まりに行こうということになりました。
Nくんは温泉と言い、私は横浜がいいと意見が合わなかったので、ジャンケンで決めることにし、
3回勝負の結果、私が勝ったので、夜景のキレイな横浜のホテルを予約することにしました。
彼氏とシティホテルに泊まるなんて初めてだったので、私はオシャレにかなりの気合いを入れました。
洋服はもちろん、下着も、少ないお小遣いをはたいて、輸入下着のショップに行って購入したりしました。
そして当日、普段はどちらかの家から2人そろって、出かけることが多かったのですが、
その日は、外で待ち合わせて食事をしてからホテルに行こうということになりました。
いつもより、メイクも念入りにし、約束の時間に、待ち合わせ場所に行くと、Nくんはすでに来ていて、
私を見るなり、「…なんかA、いつもとちがうな…。」 と、かなりびっくりした様子でした。
「だって、気合い入れたもん。」
私が冗談っぽくですが、正直に言うと、Nくんは私の肩をぐっと引き寄せ、
「かわいいな。すげぇかわいいよ。」と周りに人がいるのに、抱きしめるようにしました。
私はすごく恥ずかしくて、「ちょっと…こんな街中で何するの。」と、Nくんの腕から逃れるようにしました。
Nくんは私が照れるのがおかしいらしく、ときどき街中で、抱きしめてきたり、キスしようとしたりしたのです。
ただでさえ目立つタイプのNくんにそんなことをされると、私はうれしさより恥ずかしさが勝ってしまっていました。
Nくんはフレンチのレストランを予約しておいてくれました。
半分個室のようなところだったので、リラックスしてかなりワインがすすみました。
普段はあまり酔ったことのない私が、気分良くなって、よくしゃべるのがおかしかったのか、Nくんは私を見て、ずっと笑っていました。
レストランを出て、少し山下公園を歩いたのですが、私は結構酔いがまわって、ふわふわとした感じで気持ちよくなっていました。
少し足元がふらついていました。
Nくんはそんな私の腕をとるように歩いていましたが、おかしそうに
ずっと笑っていました。彼もかなり酔っていたのでしょうね。
途中でタクシーをつかまえて、ホテルへ行きました。
部屋に入り、客室係が帰ると、私はベッドにダイブしました。
「すごい広いねー。」
ベッドの上で足をばたつかせてはしゃいでいました。
Nさんは、横に座って、相変わらずおかしそうに私を見ています。
「楽しい?」
「うん。すっごい楽しいよぉ。だってこういうところに二人で泊まるのはじめてだもん。ものすごいうれしい。」
「そぉかぁ。それなら良かった。」
「Nくん連れてきてくれてありがとう。」
私は、起き上がって、Nくんの首に抱きついて言い、彼の唇に軽くキスしました。
「せっかくだから、一緒にお風呂に入ろっか。」
唇がはなれたあと、私が言うと、Nくんは、少しおどろいたみたいでした。
「…おまえ、酔うと性格変わるな。」
「え?そう?」
「だって、普段、オレが一緒に風呂入ろうって言っても、狭いからとか、明るいからとか言って嫌がるじゃん。」
「…たまにはいいじゃん。ねっ。お湯入れてくるね。」
私はバスルームに行きました。
バスルームはかなり広くて、シャワーブースもついていました。
私は、バスタブにお湯を入れると、部屋に戻り、
「お湯がたまる間に、カラダ洗ってあげるよ。」と、Nくんの手を
引っぱりました。
ベッドに服を脱ぎ捨てるようにして、私たちは一緒にシャワーブースに入りました。
さすがに二人では狭かったのですが、私はシャワーをNくんにかけると、ボディーソープを手にとり、カラダ洗いはじめました。
お尻をなでるようにしてみたり、背中を洗うときは、抱きついて、胸を押し付けたりしていると、Nくんの股間のモノがだんだん硬くなっていくのが感じられました。
私はまたボディーソープを手にとると、今度は、Nくんのを優しく握り、洗いました。
手を軽く、動かしていると、Nくんが、「Aの手…それ洗ってるんじゃないよな…。だめだよそんなにしたら…。」と言います。
「ううん。洗ってるんだよ。」
私はシャワーを持ち、Nくんのカラダを流しました。
「はい、終わり。今度はNくんが洗ってくれる?」
私が言うと、Nくんは、ボディーソープを手にとり、私のカラダにつけました。
はじめは、胸を、円を描くように触ってきました。
親指で乳首をはじかれたりすると、それだけで呼吸が荒くなってくるのが自分でもわかります。
「Aってほんと、酒が入ると感度があがるよな。」
Nくんの手は、脇腹、お尻とだんだん下りていき、私の足の間にスルッと入ってしまいました。
「あっ…んっ」思わず声が出てしまいました。
「すごいよA、もうぬるぬるしてるよ。」
Nくんの指は敏感な突起をそっと指で捏ねています。
「やぁっ…!だめぇ…。」私はカラダをよじって、Nくんの指から逃れようとしましたが、指の動きは、さらに激しくなりました。
「気持ちいいの?」
指を動かしながら聞かれても、私はうんと頷くことしかできませんでした。
口からは「あんっ…あっ…んっ、くっ…」と声がもれ続けます。
下半身から力が抜けてしまったようで、私はNくんにしがみつき、カラダを支えていました。
不意にNくんは、私に壁に手をつかせると、後ろから一気に挿入してきました。
「んんっっっ…!」
狭いのであまり動かすことができないので、Nくんの感触がよく
わかります。
入れたまま、胸を激しく揉まれると、私はそれだけでイってしまいそうでした。
ほんとはそのままして欲しかったけれど、バスタブを見ると、もうあふれそうだったので、
私は「お湯いっぱいになっちゃった。」と彼から離れ、シャワーブースを出ました、