最近、妻とのセックスは遠のいていた。私が望んでも妻は拒んで応じてくれないからだ。そんなことから夫婦仲もギクシャクしていて面白くない日が続いていた。そんな時、帰るバス停で、同じ職場の美穂子にばったり出会った。彼女はまだ二十八歳。愛らしい顔、胸の膨らみ、はち切れそうなお尻と太腿が、勤務中から私の目を虜にしていた。
「お茶でも飲まない…」と誘うと、彼女は黙って頷いた。世間話をして喫茶店を出るとネオンが眩しかった。点滅するネオンが若い二人を招いているようだ。 昂ぶる胸の鼓動を押さえて、思い切って彼女に「ちょっと、よってみない…」と云うと、彼女は、恥ずかしそうに、ただ黙って、うつむいていた。ホテルでは、妻よりも十歳若い彼女の、弾けるような肌に溺れて、連続して二回も果ててホテルを後にした。、帰ったのは深夜の零時を回っていた。
寝室には豆電球がついていて、その薄明かりで妻の寝姿がぼんやりと見える。よく見ると妻は、薄い布団をお腹だけに掛け、下半身は、ネグリジェが捲れて太腿が丸出しになっていた。右足は伸ばしているが、左脚は立て膝となって、その谷間に白いパンティーが見える。一瞬、淫らな寝相だと目を逸らした。
服を脱ぎながら再び見つめる。いったい、この乱れた妻の寝姿は何だろう…。男を挑発する寝姿なのだ…。今夜は受け入れてもいいのよ…という妻の暗黙の合図なのだろうか…。そう思うと、不思議に男の欲情が沸いてきた。たった一時間前に、浮気して果てたばかりなのに、四十男の性欲は旺盛だった。
でも、また拒まれたらどうしよう、という不安もつのる。それでも眠っている妻に触って、性欲に昂ぶる女の反応を見てみたい、と思う男の好奇心が沸く。下着だけになって、頭を妻の下半身辺りに置き、横になって滑らかな太腿を見つめると、男の欲情が激しく昂ぶってきた。太腿の付け根の白く薄いショーツが、女の膨らみを包み隠してるその姿が、さらに男の欲情を誘うのだった。
寝息が続いている。それは妻が眠っている証なのだ。その寝息を聞いて悪戯する勇気が沸いてきた。思い切って人差し指と中指先を、薄いショーツの上から恥裂に軽く触れてみた。寝息の様子を伺いながら、指先に圧を掛けたり、押したり引いたりする。妻が夢うつつの中で昂ぶる様子が見たかった。寝息は続く。恥裂の溝を上下にさすってみる。蕾あたりを円を描くように軽く触れて回転させてみる。やや太腿が拡がったような気がした。指が動かしやすくなった。
妻のからだがビクッと反応したが寝息は続いている。恥裂の溝をゆっくりと上下に揉んでいく。すると、急に妻が両方の太腿を締めつけた。両方の太腿の間に手が挟まって動かせない。それでも、手を抜くことなく恥裂を擦り続けた。恥裂を擦る手が、両方の太腿で更に強く絞り込まれた。手が動かせない。その時、妻の太腿が急に硬直した。
この時妻は、快感にまどろむ夢うつつの中で、誰とも知れぬ男性にキスをされ、彼女の恥部がその男の手でまさぐられ、強烈な刺激に堪えかね「そこはダメ…」と口走って股を萎めたのだろう。その時、快感の限界の頂点にあって我慢できずにイッタのだと思った。
やがて両脚の力は緩んだが寝息は続いていた。寝たふりをしているのだろうか…。いや…妻はもう気が付いている。触って悪戯しているのが夫とわかって、その愛撫に愉悦を感じ、寝たふりをしているのだ…と思った。
私は、思い切ってショーツのゴムに手を掛け、指を滑り込ませた。柔らかく生い茂る陰毛をまさぐり、更に指が滑り込むと、柔らかい恥裂に達した。そこは潤んでいた。恥裂を上下に、蕾を円を描くようにまさぐると、微かに太腿が拡がって蠢いているようだった。恥裂が濡れて指が動きやすくなった。さらに揉み続けていると、またも、太腿を強く絞り込んできた。指が動かせない。それでも指は恥裂から離さなかった。その時妻は、再び、二度目の絶頂を迎えたのだと思った。
既に妻は気がついて目は覚め、寝たふりをしているのだ。思い切ってショーツのゴムに手を掛けてづらせると、その動きに妻は腰を浮かしてくれた。ショーツを両足から抜き取り、脚を拡げさせ、薄闇だったが、いつもお世話になる観音様を眺めた。
そこは赤貝が閉じているようにピタリと閉じていた。そのまま恥裂の沿って上下になぞった。その時、妻の身体が、またしてもビクって反応した。更に指先で突起当たりを擦り続ける。すると、閉ざされいたあの部分の肉襞が、少しづつ開いてきて、ピンクの肉襞が見えてきた。その辺りはぐっしょりと濡れていた。
そこの肉襞を指で擦り、舌を尖らせて蕾を擦った。からだがビクッと反応した。もう妻は、寝たふりを続ける我慢の限界を超えていた。その強烈な刺激から逃れようと、両手で私の頭が押さえられたが、私はそれを拒み、なおも蕾を吸い続けた。その強烈な刺激から逃れようと、下半身が凄く乱れ、下半身が震えていた。再び頂点に達したと思った。
その反応を見た私は、恥部から舌を離し、両脚を拡げて、硬く聳え立った男塊が妻の肉襞を貫いた。真上から快感に歪む妻の顔の表情を見つめながら律動を繰り返す。妻が凄く快感に歪む顔の表情を見て男の至福を感じた。ついに男も我慢の限界に達し、白濁を妻のからだの中に注ぎ込んで果てた。
結局、今夜の妻は、三回もイッてくれた。妻が恥じらいもなく大の字になって恥部を曝しているいる肢体を見つめて思った。確かにこれまでの妻とのセックスは、雰囲気も醸し出さずに、おざなりの愛撫で、まだ十分潤まないにのに挿入して、五ー六回腰を振ったかと思うと、すぐに果ててしまうのが常だった。これでは女は、満足のいく性感は得られなかったのだろうし、それが夫の欲求を拒む理由の一つだったかも知れない。妻を昂ぶらせるのが男の役割なのか、と思いながら、満足感に浸って吐息している妻の寝顔を見つめていた。