事実は小説より奇なりとは、よく言ったものだ

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事実は小説より奇なりとは、よく言ったものだ

父が57歳で脳出血で亡くなって2年め、母は55歳。長男夫婦と実家で同居して
いる。僕は次男、隣の県に一人で住んでいる。今年の5月の連休に兄の家族は
嫁の田舎に旅行に出かけた。僕は連休も仕事だった。配達の帰り実家に寄る
ことにした。母が一人で寂しいと思ったからだ。実家に寄ると見慣れない
バイクが停まっている。お客さんなら帰るまで裏庭でタバコでも吹かそう
と思い、実家の裏に回った。しばらくしてのどが渇いたので、台所の
勝手口から入ろうと思いそっとドアを開けた。かすかに人の声が聞こえた。
よく聞くとそう思ったのは、母のあえぎ声だった。一旦外にでて、母の
部屋を窓ガラス越しに覗いてみた。母が上になり、誰かが下から母の
たわわな乳房を吸っていた。見るに耐えられなくなり、表に回った。
車を離れた場所に移動して待っていた。相手が誰か確認したかったからだ。
日が落ち始めあたりは暗くなってしまった。ここからは顔が確認できない。
そう思ったときに、実家の玄関の外灯が点灯した。今だと思い、車を実家に
滑らせた。母と一緒に男性が出てきた。母は僕に近づき、どうしたのと聞い
た。配達で近くに寄ったと言った時に、玄関に立っていた男性が声をかけ
た。武じゃないね?どこかで聞き覚えのある声だった。顔を見て一瞬顔が
引きつってしまった。幼馴染の同級生だった。彼は父親のあとを継ぎ農業を
していた。1キロほど離れたところに実家があった。母は、気まずそうに
彼が野菜を届けてくれたのだと言っていた。彼が帰り、僕は居心地が悪い
ので、ノドの渇きを癒して帰ろうと思い家に入った。母は冷蔵庫に飲み物が
あるからと言ってトイレに入っていった。身支度を整えているのだと思っ
た。飲み終わると時間がないからといって僕は急いで実家を後にした。
それ以来、母の姿が目に焼きついて、オナニーの回数が増えた。
同級生の彼とどういういきさつがあったのか、想像できないけど、
彼をうらやましく思う今日このころです。


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