疲れ果てて眠りに落ちたが、名残りの感触が残っているので熟睡もできずに小一時間程度で目がさめた。
隣のSはまだ寝ていた。
俺はそっと起き出しシャワーをあびた。布団のカバーは明日洗えばいいか。
ユニットバスから出ると物音でSが起きていた。
「あたしもシャワーしてくる」と言って入れ代わりにシャワーに言った。
身体を拭いて寝巻きを着てベッドに寝転んで、ぼやっとシャワーの音を聞いていた。
さすがにもうその気にならなかった。
『今日はえらい1日だったなー』などと考えているとそのまま眠りに落ちた。
下半身の妙な感覚で目が覚めた。
俺の股間にSが顔を埋めていた。絶妙な動きだった。6時間程前の感覚が甦ってきた。
俺が目を覚ましたのがわかり、一度行為をやめて顔をあげた。ギラギラした目つきだった。
「Tちゃんがここに来たでしょ?」
突然の予期せぬ質問に俺は防備がなかった。おもわず「グッ」と詰まってしまった。
「隠さなくてもいいですよ。」
「ゴメン。」
「いや、別にあたしAさんの彼女じゃないし。あたしが誘ったンだから。」
「ゴメン。」
「実はTちゃんと競争したんだ。どっちが最初に口説けるかって。」
「えっ?」
「2人で同じ人好きになっちゃったのがわかって。で、早い方が勝ちッて。」
「はーあ。」
「絶対あたしの方が早いって思ったんだけどねー。あの娘バージンみたいだったから。」
「うーん。」
「意外と勇気あるねー。で、どうだったんですか?」
「あー、それはー。」
「先輩も意外と好きなんですね。日頃はそういう話とかあまりしないのに。」
「うーん。別にいいじゃない。どうでも。」
「ま、いいですけどね。Tちゃんはウブだから、ちゃんと大切にしないとダメですよ。」
「あー、うん。」
「まさか中に出したりしてないですよね。」
「ヴッ」
「えー、初体験で妊娠なんてシャレにもなりませんよ。私達学生なのにー。」
「ごめん。」
硬くなっていたはずの俺は、あまりの会話に小さくなってしまっていた。
「Aさんすっかりかわいくなっちゃった。ごめんね。」
それに気付いたSは、再び俺を握り、口に含み、空いてる手も使って行為を再開した。
俺はSに愛撫されながらTとの事を思い出して、あそこはどんどん興奮状態になった。
ふと思い付いて携帯で撮ったさっきの写真を開いてみた。
Sが「見せて」というので見せた。
「ふーん。あたし自分のは見なかったから。こんなになってるんだ。」
「これがなくなっちゃったんだね。」
画像を見てSも興奮したのか、俺の上に馬乗りになってきた。
俺のものはすでに充分大きくなり、先端からの分泌液とSのだ液で充分濡れていた。
白い細い脚が俺の脚に沿って投げ出され、手で持って自分の中心に俺の中心をあてがった。
「やっぱり長いよ、Aさんの。」
そういいながら俺を飲み込みはじめた。
俺はSの白くかわいい腰に手を添えて、あとはされるがままにまかせた。
Sは俺を完全に飲み込むと「はぁー」と息をつき、自分の腰を2、3回前後に揺らした。
Sの奥の堅い穴に俺のがあたって、ゴリゴリする感じがした。
Sが再び「はぁー。」と深い息をすると、俺の上に倒れかかってきた。
長い黒髪が俺の顔にバラバラとかかる。ちょっとくすぐったい。
俺は顔にかかった髪を両手ですくってSの後ろにまわし、そのままその手で背中を抱いた。
Sは結合部分を揺らして軽く快感を継続しながら、俺の耳元でささやいた。
「もっと前に知り合ってたら、Aさんに初めてをあげてたのに。」
見るとSは少し涙ぐんでいるようだ。俺は愛おしくなって背中に回した手に力を入れた。
そして、腰を浮かして結合部を激しく前後した。
Sは耳元で「あっ、あっ」と熱い息をするようになった。
俺はすでに4回出して切迫感がないので、思いきり出し入れをくり返した。
ベッドが少しキシキシ言い出した。
Sも俺の動きにあわせて尻を揺すっている。
やがてSが激しく首を振りだし、声が大きくなった。
俺はSをイカそうと、苦しい体制のままはげしく突いた。
やがてSが「ああー。」というと上半身をあげて馬乗りの体制に戻った。
Sの体重が俺にかかり、俺の下半身はほとんど動けず、Sのされるがままだった。
俺は横にあった携帯で俺の上にいるSの姿を撮った。
Sは、自分の腰を前後左右にゆすって、感じる部分を自分で刺激しているようだ。
俺はまだ余裕があったので、両手で小さめの堅いSの乳房を掴み、親指で乳首を刺激した。
乳房が小さい分だけ堅くなった乳首が際立ち、俺は視覚的に快感を覚えていた。
Sは俺の腹に手を突いて、俺のものに上下運動を加えはじめた。
全体の締め付けはT程ではないが、快感で震えるSのヴァギナは、
内部のあちこちで変型し、上下運動と合わせて、俺のペニスを締め付けた。
俺は快感に答えようと、Sの胸に与える刺激を強くした。
Sは腹に置いていた手を俺の厚い胸の乳首に添え、やはり親指で刺激はじめた。
Sは上下運動をやめ、自分の勃起したクリトリスを俺の恥骨部分におしつけ、
円形を描くように腰をグリグリ動かした。
Sの黒い髪がばさばさと激しく揺れ、胸や肩に広がって刺激的だった。
俺を挟み込んだSのヴァギナがグネグネと動き、俺は絶頂が近い事を悟った。
俺はSの胸をぎゅっと掴み、「あー、Sー、もうだめだ。」とか言った。
Sはのけぞるようになり、手を俺の足の膝の上ぐらいに置いて、上を向いて目をつぶった。
そのまま、もっと強く結合部をグリグリと押し付けてくる。
Sの中から伝わる刺激は、もう限界まで強くなっていた。
俺は「S、このままでいい? いくよ?」と聞いた。
Sは激しい息の中で、仰け反ったまま。「いって!」と一言。
俺はその声が引き金になって、頂点に達した。
二人の結合部で快感が爆発し、俺のペニスがビクビクっとあふれる快感にうち震えた。
俺は全身から力が抜け、Sの胸を掴んでいた手を離し、だらしなく落とした。
俺も目を開けていられなくなり目を瞑ってあそこの感覚に集中した。
Sは軽く結合部を前後にゆらしながら、俺を受け入れていた。
Sの中は俺を搾り取るかのようにゆらめき、締め付け、変型した。
俺の股間から発射された液体は、折れそうに強く絞められたペニスの内部を走り抜け、
先端部から次々とSの内部に溢れていった。
Sは最後に「あっ!」と大きな声をあげ、俺の上に倒れ込んで来た。
俺はそのまま腕をSの背中に回して、やさしく抱いた。
結局二人とも疲れてそのまま眠り込んだ。
気が付くと俺の上でSがスヤスヤ寝息をたてていた。
Sの中に入ったままの俺のペニスはすっかり小さくなって、
隙間から液が漏れてたれているのが感覚でわかった。
俺達は二人でシャワーを浴びて(さすがにもう最後までする元気はなかった)
朝まで眠った。
朝、Sが帰っていくときに、
「くやしいけど負けたから、先輩はTちゃんにあげる。大事にしてあげてね。
でも、時々内緒で会ってあげてもいいよ。」
って言って出て行った。
俺にとってはどっちも捨てがたい。ま、このまま成りゆきにまかせようか。